東海科学機器協会は、今年創立50周年を迎えます
中部・東海地域は工業製品等出荷額全国一を誇り、科学機器はこれらの産業に生産ソリューションを提案し、さらなる発展を支援する大切な役割を担っています。また、2005年日本国際博覧会「愛・地球博」、中部国際空港の開港、数々のサイエンスパーク構想など、固有のビッグプロジェクトが相次いで計画され、国際レベルの産業中核技術の育成も急務とされています。
東海科学機器協会は、このような地域特性を踏まえ、科学機器産業を『研究開発支援産業』と位置付け、さまざまなニーズの吸収や技術力の向上に努めています。来年創立50周年を迎える伝統と実績をベースに、さらなる発展をめざして活動を展開していくことが望まれています。
この節目となる年に、「第19回最新科学機器展」と「東海科学機器協会創立50周年記念式典」を開催いたします。いずれも、大成功させるために、会員の皆様の積極的なご参画、ご協力をお願いいたします。
ごあいさつ
東海科学機器協会 理事長 岡野忠弘(名古屋科学機器株式会社)
新年あけまして、おめでとうございます。
今年は当協会にとりまして、大きな行事が目白押しであります。すなわち4月には「最新科学機器展」が、5月には「創立50周年記念式典」が開催されます。
振り返りますと、我々の会員である島津製作所の田中耕一氏のノーベル賞受賞、秋の「全科展 in 東京」でのご講演、研究開発支援産業……。どちらかといえば地味な業界ではありましたが、我々に陽が当たってきたような気がいたします。科学基本法の充実、この日本の今後はこの科学技術なしでは成り立っていかないようであります。このような不況下ではありますが、先に明るい見通しをもっている業界であります。色々な業界からの参入も日増しに増加してまいりましょう。
いまや東海科学機器協会の会員の60%近くがインターネット環境にあります。ぜひ多くの会員がこの環境に参加され、他の業界以上のパワーを発揮しようではありませんか。
不易流行
東海科学機器協会 副理事長 八神 基 (株式会社ヤガミ)
あけましておめでとうございます。
バブル経済の真っ只中で始まった平成は、もう15年目を迎えることとなりました。世界第二位の経済規模となって以降、かつてない長い不況が続いています。でも、例えば都市の繁華街を見ている限り、どこが不況なの?という疑問すら湧いてくる実態がある一方、同じ都市の公園地帯には青いビニールシートの中で暮らすホームレスの人々が増えてきているのも事実です。不況によって仕事を失い、行き場の無い人々のこの正月を思うと、今の政府の経済政策、企業のリストラ策など、これは間違っているぞと、些かの義憤を覚えつつも、当座を凌ぐには犠牲者が出ることもやむを得ないことかなあ、と諦めの気持ちが湧くのも否定できません。
「不易流行」という言葉があります。もとは松尾芭蕉が唱えた俳諧用語ですが、「不易」とは永久不変のもの、「流行」とは時代と共に変化し続けるものです。「新しさを追い求めて、たえず変化していく流行性の中にこそ、永久に変わらない本質があるということ」と、記されています。
数年前、スペインのバルセロナへ行きました。観光客の誰もが訪れるガウディのサグラダ・ファミリア教会(神聖家族聖堂)は、120年前に着工され、今なお建築が続いています。完成までには、あと200年を要するとのことです。この建築では、「不易流行」の手法を取り入れて進められていると聞きました。
人が興したことは、いつか終りがある。しかし、企業はゴーイングコンサーンといいます。代を重ね、今なお隆盛な店を「老舗」と称します。ただ古いだけでは向上心がない、商いは質素に、地道に行う一方、新しいことにも目を配り、改善・改良を重ねてこそ永続性が保証されます。これが企業の「不易流行」の原点かと思います。つまり、「日々新た」を追い続ける姿勢と、その実行こそが未来を保証するということなのでしょう。
今のこの不安な時代にあって、「不易流行」の精神を打ち立て、変えるべきことと変えるべきでないことを、この正月にあらためて思いをいたしたいと考えています。
以前読んだ本の一文、「順調な時にリストラを」。この逆が行われているのが不幸ですね。
創立50周年を迎え
東海科学機器協会 副理事長 水野隆二(株式会社カーク)
あけましておめでとうございます。新年を迎えるにあたり、皆さま方のますますのご健勝とご発展を心よりお祈り申し上げます。
昨年は、長引く不況での相変わらずの厳しい経済環境を強いられ、会員の皆さま方にとりましても大変な一年であったと思います。そして近年におきましても、まだこの悪循環が止まらない状況になっており今後、よりいっそうの経営努力、自助努力が必要となってくるものと思われます。
このような時期に、協会が創立50周年を迎えました。創立以来50年間、先達のたゆまぬ努力で築かれてきました協会の自由闊達な気風を大切に、良き伝統が正しく継承されますように我々役員一同、会員の皆さまへの配慮を心がけてまいる所存でございます。そして、協会の活動が円滑でバランスの取れた運営ができますよう努力いたします。皆さまにとりましても、2003年が意義あるすばらしい年になりますよう心から祈念いたしまして新年のご挨拶といたします。
未年の新年にあたり
東海科学機器協会 理事 後藤 聡(株式会社中央理化器製作所)
午年の21世紀初年度も早や去り、未年の新年、皆様明けましておめでとうございます。小生もこの春にて満62歳となりまして、一昨年少し入院しましたが健康体に感謝しています。協会会員の方々の中には、10歳も15歳も年上の先輩諸氏が、頑張っておられますので、まだまだ私などは青二才の小僧子だと思います。新聞の訃報欄には、それでも時々同級生が載っている事があり、最近はこの欄を見過ごしには出来なくなりました。それでも心の中では「あいつは若い頃よく飲んでたからなあ」と思い出して、これからもっと暴飲暴食に気をつけ、サビつつある体各部をごまかしながら仲良くつきあって、先輩を見習っていきたいと思います。
インターネット時代の高速処理化に一番あとからでもついていけるように、ストレスと戦いながらシニアグラスをずりさげ、今日も画面に文句を言っています。「アホーターケなんで動かんのや?」今年もこのスタイルで皆さんよろしく頑張りましょう。「アホなんは、お前ではなくこのオレや」。
業界全体が少しでも明るく、 景気も回復することに期待します
東海科学機器協会 理事 竹田政夫(株式会社イリエ)
新年あけましておめでとうございます。不況に、イラク、拉致問題を抱えて、2003年になってしまいました。
昨年の明るい話題といえばサッカーのワールドカップ。史上初めて二ヵ国、日韓両国の共同で開催され、共催国の韓国がベスト4となり、日本も初の決勝トーナメント進出を果たしベスト16になりました。そして何といっても、ノーベル物理学賞、化学賞のW受賞です。とくに化学賞の(株)島津製作所の田中耕一さんは、我々の業界の人でもありこの上ない大きな喜びでした。
さて今年は、4月に第19回最新科学機器展が開催され、5月には東海科学機器協会も創立50周年を迎え、記念式典も行われます。何とか業界全体が少しでも明るく、景気も回復するよう期待したいと思います。
2003年年頭に当たり
東海科学機器協会 理事 木下 実(合資会社木下理化)
日本への輸入は米国が1位でしたが、ここに至って中国に逆転されてしまいました。かつては『日本だった』と言うものが、これからは『中国である』と誰もが疑う余地はありません。日本が歩んだ道を今、大国中国が走りだしています。日本には戦後めまぐるしい技術の進歩はありましたが、何が足りなかったのでしょうか。
昨年の新年を飾る演奏会、小澤征爾が日本人として初めて指揮を執ったウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の「ニューイヤーコンサート」は圧巻でした。 1941年から元旦に催されている同コンサートは、カラヤンら名指揮者がタクトを振っています。年末にはノーベル化学賞の田中氏、物理学賞の小柴先生の受賞は科学機器を販売している私にとっては大変感銘を受けました。またゴルフ世界選手権での丸山・伊沢組の世界一は45年ぶりの快挙でありました。
このように世界で日本人が活躍する中、日本の経済・政治はどこへ向かうのでしょうか。安価な海外商品が流入し、政治は米国主導型に至り、「聖域なき改革」を掲げる小泉首相もここにきてトーンが下がり気味に思われます。バブル崩壊後は毎年「今年こそは」と願いつつ今日に至っている状況ですが、今年も同じく年頭に当たり良い年になりますようにと願うしかありません。
今年もTKKの運営・活動に対して微力ながら携わらせて頂くことになりましたが、会員の皆様方のご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
またまた、新しい年を 切り開いていこうではありませんか
東海科学機器協会 理事 柿坂嘉則(株式会社島津製作所名古屋支店)
会員の皆様には益々ご健勝で清々しい新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
昨年の寄稿では、もっともっと苦しい年になるかもしれませんが、早く手を打って実行することを心がければきっと明りが見えてくると確信しています、というようなことを申しあげました。が、世の中なかなか明るい兆しが見え隠れしている状態で、曇りというよりは晴れまたは雨ところにより曇というようなわけのわからない天気のようです。
間違いなく貧しいときもあったけれど平和であったと思われる日本に、良い意味でも悪い意味でもGlobal化が押し寄せています。私が好んで乗っていた United Airlineが破産申請を行ったというNewsを聞いたとき、なんと米国は依然強い経済力を持っているのかと感心させられ、同時にJALがこのような状態になったら日本政府はどのような対応をとるのだろうかという野次馬的興味も沸いてきました。 今年ももっともっと厳しい年になろうかと思いますが、慣習にとらわれず良いことは良いとして実行に移していけば必ずや晴れ間が見えてくると信じております。
今年も皆様のご健闘をお祈りいたします。
2003年の年賀
東海科学機器協会 理事 各務隆弘(朝日テクニグラス株式会社)
あけましておめでとうございます。
TKK会員の皆様には、清々しい新年をお迎えになられた事と存じます。
新春に因み、事業改革を担当する者として新年度が5月から始るTKKのご案内を申し上げます。丁度1年前、皆様にTKKに対する意識調査をアンケートにてお寄せいただきました。「会員の生の声を拝聴」する事を起点として企画の見直しを進めていく事となりました。これらの貴重なご意見を事業改革委員会では9 回にわたり会議を開き慎重に検討・分析をしてまいりましたが、今までに役員会に答申されているのは以下の如くです。
1)規約の改正案・・・創立以来何度かの改正はありましたが、今回時代背景の大きな変化に伴い総合的な見なおし、各条文の整合性を計りました。
2)役員会組織の変更 ・・・各行事を部会活動として「福利厚生委員会」に位置付け、その運営に幅を持たせることとします。
具体的には役員のみではなく会員諸氏に企画段階から参加頂き同時に運営を推進すると言う事です。即ち事業の部会化を視野に入れました。更に懇親の枠を超え「講演研修委員会」を新たに設置して会員にとって有益な事業の期待に応えます。
3)会員にとって有益な情報提供・・・TKK事務局とも共同して、一般教養、経営情報などの様々な情報を提供します。これはメール配信をベースとして FAXも併用する予定です。 これ以外に新規事業の創設可能性についても引き続き事業改革委員会は継続して研究・探索を行う事となります。
いずれにしても、これら案件は予算的な裏付けをもって実施されなければなりませんが、役員会の早期採択と、総会での皆様方の前向きな審判をも必須とします。
どうか新年にあたり、当委員会の施策が、各社の地盤固めと相俟って、業界の地盤固めの起点となります年になりますよう願ってやみません。
新たな年に向けて
東海科学機器協会 理事 西村己恵子(株式会社テクノ西村)
TKK会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。
私共、日本人にとって年を新たにする事は、全ては前の年の続きであるのは当然ですが、ある時を越す事によって新しくなってしまうという事です。今の困難な世情で全ての人が懸命に生きている中、いやおうなく新たになるということは、とても心の中が洗われて、まさしく心新たそのものになるのですからとても良い事と思います。
年を大きくまたいだのですから、心のリフレッシュを取り戻し、次への年を乗り切るパワーを付けて進みたいものです。
皆様と共に、前に向かって進んでまいりましょう。
肥満と飲酒
東海科学機器協会 理事 伊丹惣三(寿工業株式会社)
明けましておめでとうございます。
今年も正月休みが長かったので「運動不足のため体重が増えた」という人が多かったのではないでしょうか。ご馳走の食べすぎかもしれません。
「ビール腹」という言葉から、アルコール類を飲むと太ってしまうという印象があります。確かにアルコールはエチルアルコール1グラムにつき7.1キロカロリーのエネルギーがあります。大酒飲みの人は1日の摂取エネルギーの50パーセント以上をアルコールから摂る場合もあります。 しかし、食事摂取量を減少させ、減少したエネルギー分をアルコールで補充しても、体重低下が起こることが明らかになりました。次に食事のエネルギーを一定に保ち、途中からアルコールを飲ませた実験では、アルコールのエネルギーが加わったのに体重の増加はあまり起こらなかった。これは、アルコールには等量のエネルギーを有する食事に比較して体重を増加させる作用が低いことを示しています。
「タバコを止めると太る」と言われることがあります。しかし「タバコを止めたから太る」のではなく「タバコを止めたら食欲が増して、間食したり食事の摂取量が増えたから太る」のです。私はタバコを止めて9年経ちましたが、体重は殆ど変化していません。朝、昼は普通に食べて、夜は365日アルコール(ビールや日本酒)を飲みますが食事量は控え目にするように心掛けているからでしょう。
ところで、ビールの味は泡が決め手だといわれます。ビールの注ぎ方の第一のポイントは、理想的な泡を作ることです。
まず泡が立つようコップを立てて(傾けては泡が立たない)注ぐことで適度に炭酸ガスを抜くことになります。ビールはもともと炭酸ガスが少し強めに作られており、炭酸が強いと苦味を強く感じてしまいます。少し炭酸ガスを抜いたほうがおいしく飲めます。
しかし一方で、炭酸ガスが抜けすぎてもおいしくありません。実は泡には注がれたビールの炭酸ガスが抜けることを防ぐ役割もあります。さらに、ビールは直接外気に触れると酸化が進み風味を落としてしまいます。泡は外気に触れさせないためにも重要です。
ビールをおいしく飲むためには、注いだときにできた泡が消えない間に飲むことです。そして泡が消えたビールには注ぎ足しても泡が立たないので、人に勧めるときには留意したいものです。
2003年 新たな期待
東海科学機器協会 理事 平野順一(株式会社ダルトン名古屋支店)
新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様にはよき新年をお迎えのことと心よりお喜び申し上げます。旧年中はいろいろとご厚情を賜り誠にありがとうございました。本年も宜しくお願い申し上げます。
さて、昨年期待した日本経済の見通しも未だ光が見えず、一向に明るさが戻る気配がありません。より良い生活を目指し長時間の労働にも耐え頑張っているにもかかわらず、空回りをしている現実が情けなく思えます。しかしながら我々が携わる科学の面では、一昨年に続き昨年もお二人のノ-ベル賞受賞と明るい話題を提供して頂き、仕事の励みになりました。
今年は東海科学機器協会の50周年を迎える記念すべき年でもあり、最新科学機器展等の行事も控え、会員の皆様と共にこれからの発展と夢の実現に向かって努力したいと考えます。
どうか宜しくお願いいたします。
2003年 新しい年を迎えて
東海科学機器協会 理事 小澤 嚴(オザワ科学株式会社)
協会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。
昨年は、金融システム不安、デフレ悪循環、IT・半導体不況などの影響により深刻な不況に陥り、回復の兆しが見えないままに本年を迎えました。私達の東海地区は、大変厳しい中にも自動車産業・国の科学技術振興予算に支えられ、他地域と比べて比較的活気があったようですが、総体的には厳しく推移しました。
このような状況下、会員会社からノーベル受賞者が誕生いたしました。誠におめでたいことです。我々の科学分野における事業が如何に世の中の役に立っていることか、改めて認識を強くいたしました。
さて今年は、協会の創立50周年という節目の年でもあり、同時に第19回最新科学機器展も開催されます。また、協会行事も見直しの検討に入っており、大変にぎやかなスタートを切っております。協会員の皆様方には今後益々ご指導・ご支援を賜りたくお願い申し上げます。私も微力ではありますが、元気に前向きに対応してゆく所存でございます。
最後になりますが、協会の益々の発展・会員会社様のご繁栄・皆様方のご健勝を心より祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせていただきます。
穏やかで優しく豊かな年に
東海科学機器協会 監事 安達公一(株式会社日立ハイテクノロジーズ)
新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましては、いつにない長い正月休みをご家族と共にゆったりと過ごされたことと思います。
私事ですが、昨年は、公私共に苦悩と悲しみの連続でした。試練の年だったと思います。唯一心を癒してくれたのが、TKKのボウリング大会とゴルフ大会でした。今年は、羊年です。
皆様にも私にも、穏やかで優しく豊かな年になるよう心底願っております。
TKKも50周年を迎えます。プラス思考で皆様と一緒に最新科学機器展、50周年記念行事、各種イベントを盛り立て、TKKのより堅強な結束と繁栄の一助となるべく努力する所存です。今年もよろしくお願い申しあげます。
はかない夢
東海科学機器協会 監事 伊藤政弘(株式会社三弘)
明けましてお目出とうございます。
昨年は世界各地でテロがおき、いよいよ第三次世界大戦、宗教戦争が始まるのではと緊張した一年でした。国内の経済は、これも第二次金融危機の再来で預金封鎖がおきてもおかしくない状況まで悪化してきましたが、なんとか踏ん張って21世紀の三年目をスタートしようとしています。
今年は我々TKKにとりまして二つの大事業が待ち受けております。まず最初に第19回最新科学機器展。これが終わるとすぐに東海科学機器協会の創立50周年記念行事が待っております。
このような大事な年が昨年のようであれば、なんとも思いやられますが、小生の勘では4月の最新展あたりから日本経済も上向いていくような気がしております。気持ちだけでも明るくもって、展示会・50周年行事の成功に向けてがんばりたいと思います。
「希い」
東海科学機器協会 監事 山岸 晃(合資会社昭和理化)
あけましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
本年は協会にとりまして二つの大きな催しがあります。最新科学機器展と50周年記念式典の開催です。共に育んだ沿革を表するに余りある行事です。私共役員全員、本年にかける意気込みは例年の比ではありません。国内経済で最も元気な東海地域に、私達協会の活力が一層寄与できることを自負していきたいと希っております。
今年もJET会をよろしく
JET会長 高木裕明(伊勢久株式会社)
新年明けましておめでとうございます。
日頃はJET会の活動に対しましてご理解とご協力を賜り厚く御礼申し上げます。
本年も従来同様ご支援、ご指導を賜りますようよろしくお願いいたします。
業界の二世会というとお遊びの会と相場が決まっておりますが、JET会はご存知の通り結構真面目に活動しております。昨年も5月の総会以降、研究会ありYES交流会あり、またSETとの合同懇親会ありと結構忙しく活動してまいりました。特に吉村英夫先生をお迎えした9月の研究会は『親と子の絆を求めて・1行詩 父よ母よ』というテーマで親と子の素晴らしい交流の実例について勉強しました。ほのぼのとした心温まる内容の研究会でした。また、当日は体験研究会ということで2003年度に入会を予定されている3名の方をご招待し、一緒に勉強していただきました。新年度より一緒に活動できますことを楽しみにしております。なお、本年は役員改選の年であります。新しい体制で活動していくことになりますがどうぞよろしくお願いいたします。
国内の景気はますますデフレ傾向を強め、厳しい状況が続くと思われますが、追い風の予算が付いている科学機器業界が頑張らなければいけないと思います。微力ではございますがJET会の若い力を結集し、少しでも業界の発展と景気回復に寄与できればと願っております。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
[ かきゃ~あんたも ] ISO14001を取得して
エスペック株式会社 柏本奈央子
今年7月25日付でエスペック(株)名古屋事業所として、ISO14001の認証を受けました。現在、従業員数19名で環境改善・維持に努めています。
当社において営業所単位での取得は前例がなく、他事業所(福知山工場・本社・東京等)の資料はあるものの規模が違うため、手探り状態で取り組み始めました。
2001年10月から、ISO事務局として取得するため活動していましたが、ISO専任ではありませんでしたので、日常業務をこなしながらのISO活動は、時間がどれだけあっても足りない日々でした。特にマニュアル作成はなかなか完成版ができなくて苦労しました。「マニュアル完成!あー楽になる」と思ったら大間違いでした。
ISO14001は組織全体で取り組まなければならないので、マニュアルの内容を名古屋事業所全従業員に理解してもらわなければならないのです。そして、マニュアルに書かれた通りに実施しなければいけないのです。「従業員への教育」というのが一番大変でした。ただ単に言われた事をやればいいという訳ではなく、常にこの作業が環境にどういった影響を与えるのか?ということを理解し行動していなければならないのです。従業員の誰かがわかっていればいいのではなく「全従業員」が理解していなければならないのです。新しい事を始めるというよりも、日常の業務で環境を意識していけば良いだけの事なのですが大変でした。
ISO14001の初動審査前日は、緊張してあまり眠れませんでした。しかし、当日は審査員の方も優しく和やかな雰囲気でした。初動審査が終ってホッとするのもつかの間、次は本審査があります。「本審査が終れば楽になる!」と思いつづけていたのですが、認証取得されてからがISO14001は本当のスタートであることを実感しました。そして、終わりがないことも……。
地球環境問題が大きな課題の今、企業活動における環境配慮の必要性はさらに高まると思います。今後も環境配慮を怠らず、積極的に取り組んでまいります。
[ かきゃ~あんたも ] スイス ウンチク録
(株)ヤガミ 大伴義孝
スイスといえば永世中立国として有名ですが、昨年9月に国連へ正式加盟したことは記憶に新しいことと思います。しかしスイスに住む人々の言語や衣食住といった生活に密着したレベルでは、あまり知られていない部分も多いのではないでしょうか?今回、同国を旅行する機会に恵まれ、添乗員の方などからいろんな話を聞けましたので、その中から個人的に「ヘエ~」と思ったことを中心に、スイスのウンチクを少々垂れさせていただきます。
〔1〕言語
「スイス語」でないことはよくご存知でしょうが、4つの言語が使われていることはあまり知られていないと思います。スイスではドイツ語・イタリア語・フランス語・ロマンシュ語の4つが公用語となっているそうです。ロマンシュ語は聞きなれない言語ですが、これはこの地の先住民族ヘルヴェティアが使う言葉だそうです。(スイスの別名「ヘルヴェティア」も、この民族からきているとのこと)でも実際の現地では、カタコトの英語も十分通じましたし、観光地では日本語表記もそこらじゅうに見られました。行く先々にはことごとく日本人(しかも何故か関西人)に出会い、観光スポットだけなら個人旅行でも十分いけると思いました。
〔2〕家
壮大な山脈も勿論きれいでしたが、普通の街並みについても、家々に赤い花が敷き詰められており、どこへ行ってもキレイでした。この花はゼラニウムというのだそうで、独特の匂いを発するため虫除けとして用いられているそうです。(別に何も匂いませんでしたが…)ちなみにスイスの人はとてもきれい好きで、部屋の中はいつもチカチカに磨いてあるのだそうです。
〔3〕食事
日本で「スイス料理」という言葉をあまり聞きませんが、日常の食事はとても質素だそうです。ホテルのディナーも、スープ・パン・簡単な肉料理・デザートと毎回ワンパターンで、正直に言って上手くも不味くもないといった感じでした。(ただしチョコレートだけは、何を食べてもウマかったです)スイスといえばチーズフォンデュが有名ですが、団体ツアーでは好き嫌いがあるため、あまり出さないそうで、今回も一度も食べる機会がありませんでした。
〔4〕車
やはりBMWやベンツといったドイツ車が大半でした。壊れにくいとの理由から日本車も好かれているそうで、時々みかけることができました。島国の日本では考えにくい事ですが、ヨーロッパでは車で国境を超えることは日常茶飯事だそうです。異国からきた人の車は、ナンバープレートで見分けがつき、他のEU加盟国の車は全てユーロマークがついているのに対して、スイスの車には十字の国旗マークや国名を表す「CH」(=ヘルヴェティア)という記号がついていました。道路は日本と反対で、右側通行の左ハンドルです。
〔5〕犬
街でも山でも、いたるところに犬を連れた人を見ました。犬はスイスの人にとって家族の一員とみなされており、どこへ行くにも当たり前のように連れていくのだそうです。ただし、愛犬はあらかじめトレーナーに訓練を受けているためマナーはきちんと躾られており、そこは日本も見習うべき点だと思いました。
東海科学機器協会 2002年度第8回役員会議事録
日 時 2002年12月10日(火)PM5:00~5:45
忘年会 PM6:00~
場 所 重きよ
出席者 岡野理事長、八神副理事長、水野副理事長、各務理事、伊丹理事、竹田理事、柿坂理事、後藤理事、木下理事、平野理事、西村理事、安達監事、小澤理事、伊藤監事、山岸監事
議事
(1)11/12(火)大阪科学機器協会50周年事業報告(岡野)
大阪帝国ホテルにて開催され、各地協会理事長とともにお祝いをしました。
記念式典実行委員はタキシード、各役員はお揃いのネクタイを着用し対応されました。
50年の歩みを途中スライドにて紹介し、懐かしい面々がみられました。
(2)11/20-22全科展in東京終了報告(岡野)
全科展が、「全科展in東京」として装いを新たにしての最初の展示会でした。
今回は目玉として、2日目に本年ノーベル賞受賞の田中耕一氏の講演があり大盛況でした。
(3)12/10 PM1:00からの展示会実行委員会報告(竹田)
前回実績の出展社小間数と比較して今回は、少なめに推移することが予想されるので、確認作業を進めるという意味で今回の会議を設けました。1月の役員会では、出展社を固めたいと思います。
(4)12/10 PM2:30からの事業改革委員会中間報告(各務)
来期に向かって、役員の事業担当割当を提示。会員を巻き込んで事業を行うという新たな組織形態を模索していきたいと思います。
また、会員の研修を目的とした事業の研究・模索を行っていきたいと考えています。
(5)12/10 PM3:00からの50周年事業委員会報告(八神)
H15.5.13の式典開催に向けて、過去の実績を確認しました。
また、今回式典表彰の表彰委員会を設置しました。表彰について、永年勤続表彰者の会員への募集を12.25発行予定の会報送付と同時に行うこととしました。
(6)本日ご提出予定の会報誌新年号の役員記事寄稿の件(小澤)
年末となり、多忙のこととは思いますが、よろしくお願いいたします。
(7)1/21(火)新春懇親会の件(柿坂)
最新科学機器展の関係もあり、来賓の方何人かは、ご出席をしていただくように段取り中です。
(8)1/24(金)-25(土)第55回新春大懇親会(熱海伊豆山)の件(岡野)
岡野理事長出席予定です。
(9)経営研究会の件(伊藤)
まだ、下期請求についてお支払がされてない方は、早急にお願いいたします。
役員会終了後、忘年会を開催しました。
東海科学機器協会 2002年度第9回TKK会報編集委員会議事録
日 時 2002年12月20日(金) 16:00~17:30
場 所 コンパル 会議室
出席者 小澤委員長、大伴委員、吉田事務局
議題
(1)冬号の準備 発行予定12/25(小澤)
冬号の準備は、ほぼ完了しました。12/25頃には、会員へ送付できそうです。
また、今回は本文に、最新科学機器展・50周年事業の案内をしておりますが、TKK50周年記念事業の案内を同封します。
(2)50周年事業に関して
記念誌の準備を行ってますが、今回古い資料もヤガミ様より提供いただきましたので、内容を確認したいと思います。
(3)新年号会報誌について
冬号に続いて、50周年事業・最新科学機器展の案内を掲載します。
1/25頃に発行予定ですが、原稿も順調に集まっています。
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編集後記
◆協会の皆様、新年明けましておめでとうございます。
今年は50周年という節目の年、協会行事も少しずつ変わろうとしています。
私たち編集メンバーも、愛され・お役に立つ会報誌作りには何を変革したらよいいか、考えながら編集していく所存です。
どうか皆様、ご支援くださいますよう願いいたします。本年もよろしくお願いいたします。(I.O)
◆新年おめでとうございます。ヒツジのノンビリしたイメージとは裏腹に、今年は当協会にとって忙しい年になりそうです。50周年、展示会をぜひも成功させ、記念すべき良い年としましょう!!(Y.O)
◆明けましておめでとうございます。今年は、スーパーも元旦からのところも多いと聞きます。
毎年いろんなもののサイクルが、速くなってくるようです。(M.Y)
◆皆様、明けましておめでとうございます。今年は東海科学機器協会の50周年記念の年です。4月には最新科学機器展も開催されます。会報もいろいろと工夫を凝らしていきたいと思います。
皆様の投稿をお待ちしています。(S.O)
会報編集委員
委 員 長 小澤 嚴:オザワ科学
副委員長 八神 基:ヤガミ
委 員 大藤 晋:島津製作所
委 員 大伴義孝:ヤガミ
事 務 局 吉田 実:名古屋科学機器