TKK第51回定時総会を終えて
東海科学機器協会 副理事長 八神 基
東海科学機器協会第51回定時総会
日時:平成16年5月11日(火)午後3時から
場所:名古屋ガーデンパレス3階 栄の間
任期満了に伴い役員を改選
冒頭、理事長より総会の開始に先立ち、去る3月に逝去された元理事長故八神順一氏を偲び黙祷を捧げ、哀悼の意を表するよう呼びかけがあり、出席会員一同暫し起立し黙祷を捧げました。
続いて、岡野理事長より総会開始にあたっての挨拶が行われました。
直ちに理事長が議長となり議事が開始され、議事録署名人の指名、定員数の確認が行われ、審議に入りました。
当日の議題は5議案でした。
第1号議案 平成15年度度事業報告の件は、八神副理事長より報告がなされ、異議なく承認されました。
第2号議案 平成15年度収支決算書報告の件は、水野副理事長より報告がなされ、異議なく承認されました。
第3号議案 平成16年度事業計画案承認の件は、八神副理事長より説明がなされ、異議なく承認可決されました。
第4号議案 平成16年度収支予算案承認の件は、水野副理事長より説明がなされ、異議なく承認可決されました。
総会で付議される議案(第1号議案~第4号議案)の内容につき、事前に郵送いたしており、各議案とも円滑に承認可決されましたが、2件の質問・発言がありました。
(1)会費の件 「企業規模の大小により会費を増減する方法への変更を検討していただきたい」
(2)定時総会の開催時間帯の件 「会員の多くが出席しやすいよう開催時刻を夕方へ変更したらどうか」
の2件で、それぞれ改選後の役員会等で検討するとの回答がなされました。ただし、(1)は、「会費の公平性とは?」の観点から既にTKK事業改革委員会にて、以前より充分に検討を重ねた経緯がある点をご了解いただきたく存じます。(2)は、遠方より出席される会員の帰路時間が大変遅くなってしまうという反面もある点、併せご了解をいただきたく存じます。また関連しての発言で「総会後の懇親会のみの参加に対する是非」がありましたが、この件は議場にて回答がなされたように、懇親会のみの参加を拒むものではありません。今総会前の事務連絡手違いのお詫びがありました。
今総会では第47回定時総会以来、久しぶりに選挙による役員改選が行われました。
第5号議案 任期満了に伴う役員改選の件は、高木選挙管理委員長以下選挙管理委員会の方々には、お手を煩わせましたが、記名投票・集計作業と大変スムーズに、スマートに執り行っていただきました。上位10名の発表があり、選出された役員候補者による臨時役員会が開催され、理事長・副理事長および理事長推薦の3名の役員が決議され、議場に戻り報告されました。これにて全議案が承認可決され、午後5時10分、総会を終了しました。ここで、永年に亘りTKKの役員を務められ、このたび後進に道を譲られた後藤前理事に対し感謝状と記念品の贈呈が行なわれ、特別顧問への就任をお願いしました。
続いて二世会JETの活動報告と新入会員の勧誘への協力依頼が宮木会長よりありました。
この後休憩をはさみ、懇親会へ移動しました。
あいさつ
東海科学機器協会 理事長 岡野忠弘
皆様、本日は大変お忙しい中ご出席を賜り厚くお礼申し上げます。日頃はTKKの各行事に積極的なご参加を賜り、高い席からではありますがお礼申し上げます。
さて、昨年度を振り返りますと、「第19回最新科学機器展」を「計量」「粉体」「清澄化」3つの団体と共催し、過去最高の動員数を数えました。ひとえに、ここにお集まりの会員各位の熱心さの賜物であります。また、「東海科学機器協会創立50周年記念式典」を挙行し、全国各地の協会の理事長がこられ、特にトヨタ自動車の渡辺副社長様の講演は50周年にふさわしいものでありました。秋には記念旅行として上海の国際展示会に研修。そこで中国初の有人人工衛星の実物には驚嘆させられたのも懐かしい思い出です。
来年は、「愛・地球博」が当地で開催されます。前売り入場券の販売もお世話になりました。また、他の協賛団体「理科教育振興協会」とともに参加をさせていただきます。来年開港いたします中部国際空港の工事も着々と進んでおります。
今年度は改選の年にあたります。多くの他の協会も役員の低減をめざされております。それにのっとり、役員の数を低減の予定でもあります。それでは案件も多い総会です。簡単ではありますが、ご挨拶といたします。
愛・地球博
中部国際空港
日本いや
世界から
注目を集める地
時代とともに
スパイラル状に
変えていこう
急激ではなく
亀のようにゆっくり確実に
平成16・17年度役員紹介
理 事 長 岡野忠弘 <名古屋科学機器(株)>
副理事長 八神 基 <(株)ヤガミ>
副理事長 小澤 嚴 <オザワ科学(株)>
理 事 竹田政夫 <(株)イリエ>
理 事 各務隆弘 <朝日テクニグラス(株)>
理 事 水野隆二 <(株)カーク>
理 事 柿坂嘉則 <(株)島津製作所>
理 事 木下 実 <(資)木下理化>
理 事 西村己恵子 <(株)テクノ西村>
理 事 伊丹惣三 <壽工業(株)>
監 事 山岸 晃 <(資)昭和理化>
監 事 安達公一 <(株)日立ハイテクノロジーズ>
監 事 高木裕明<伊勢久(株)>
新役員からひとことメッセージ
東海科学機器協会理事長を拝命して
東海科学機器協会理事長
岡野 忠弘<名古屋科学機器(株)>
東海科学機器協会理事長を拝命し、その責任を改めて感じております。2年間その役割を務めさせていただきます。
来年に迫りました「愛・地球博」。これには社団法人日本理科教育振興協会様と共に協賛いたします。どうか皆様におかれましてもご支援を賜りたくお願いいたします。最新科学機器展の準備も始まります。日本の科学機器協会の実態調査が、今年は行われます。経済産業省と情報交換するためでもあります。また、役員も少し若返りました。研究開発支援産業の役目と、日本の科学立国充実のため役員ともどもご支援賜りますようお願い申し上げます。
東海の地の
科学立国を目指す
業界
東海科学機器協会
会員とともに歩む
愛・地球博
参画は
東海科学機器協会には
ふさわしい
事業だ
二年間
研究開発支援産業を
担う
役員は
その責務に懸命
副理事長職の指名を受けて
東海科学機器協会副理事長
八神 基<(株)ヤガミ>
向こう2カ年間、再びTKKの副理事長職の指名を受けました。
会員の皆様にとって、“親しまれるTKK、ためになるTKK”と、エネルギーを注いでまいります。
最近、エナジャイズ energizeという語を見かけました。「周りの人々にエネルギーを起こし、元気づけること」の意味のようです。私も力量不足ですが、会員の皆様に対してエナジャイズの作用が働くように、協会運営・協会活動に努めてまいりますので、何卒ご助力くださいますようお願い申し上げます。
TKK副理事長に就任して
東海科学機器協会副理事長
小沢 巖<オザワ科学(株>
この度の総会で、副理事長に就任いたしましたオザワ科学の小澤でございます。50年という歴史ある私たちの協会を、ますます立派でグローバルな協会に育て上げるために、役員一同が運営をしやすい環境作りをしなければならないと思っています。会員の皆様、今まで以上にご指導・ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
展示会委員、財務委員を担当させていただきます
東海科学機器協会理事
竹田 政夫<(株)イリエ>
(株)イリエの竹田です。展示会委員、財務委員を担当させていただきます。
みなさんのご協力を仰ぎながら、何とか務めさせていただきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
あらためてよろしくお願いいたします
東海科学機器協会理事
各務 隆弘<朝日テクニグラス(株)>
この度の総会で、理事再任の信任をいただきありがとうございました。TKKも早50年の歴史を誇りますが、未来永劫の発展のために新しい運営の手法を更に検討してまいります。即ち時代の変遷からくる要求、会員構成の条件変化から発生するニーズに対応できる改革を心がけ、新陳代謝による継続した活性化策でTKK発展の一助になれば、と考えています。
皆様のご理解とご協力を更にお願いいたす次第です。
TKK理事に就任して
東海科学機器協会理事
水野 隆二<(株)カーク>
創立50年の歴史と伝統の重みを心し、さらなる闊達な協会をめざし、会員全員が協会活動に積極的に参加する。そのような理想を持ち協会運営にたずさわりたいと考えております。21世紀は“こころ”の時代。まず親睦第一、エンジョイTKKで会員間の心が共有できるように努力いたします。
TKK理事に就任して
東海科学機器協会理事
伊丹 惣三<壽工業(株)>
TKKの理事を過去4期8年間務めまして、このたびの再選に身の引き締まる思いがいたします。役員の中では最高齢者となりますが、これからも協会発展のために微力を尽くす所存でございます。ご指導のほどよろしくお願いいたします。
新任挨拶
東海科学機器協会理事
柿坂 嘉則<(株)島津製作所>
東海科学機器協会の活動に対しどのようなお役に立てることができるか、未だに答えが出ぬまま任期満了になり、このたびまた理事に選任していただきました。月並みではございますが出来得る限り何かお役に立てればと考えております。お気づきのことどしどしとご助言くださいますようお願い申し上げます。
50年の節目を終え、新たな一歩を
東海科学機器協会理事
木下 実<(資)木下理化>
昨年はTKK創立50周年記念式典にて協会功労表彰を授かりましてお礼申し上げます。また、TKK第51回定時総会役員改選の選挙にて、理事として協会運営に携わらせていただくことになりました。TKKは50年の節目を終え、新たな一歩を踏み出したところです。今期から役員数が減少になりましたが、伊勢久の高木さんが新役員になられ、当協会も新鮮な伊吹が注入されることと思います。
2年間、岡野理事長、八神・小澤副理事長のもと微力ではありますが務めてまいりますので、何卒よろしくご指導、ご鞭撻の程お願い申し上げます。
新しいTKKへと歩む努力を
東海科学機器協会理事
西村 己恵子<(株)テクノ西村>
TKKの役員として4期目、少しでもお役に立たせていただきたく新年度がスタートいたしました。自分自身が理事の方々の中へ入り勉強させていただく面と協会の方針と共に歩む面、また協会と私共の社員との橋渡しにも努めていきたいと思っています。また、伝統ある中、新しいTKKへと歩む努力をしていきたいと思っております。
TKK理事に就任して
東海科学機器協会監事
山岸 晃<(資)昭和理化>
第47回定時総会にて初選任され、今回、三度その重責を仰せ付かりました。皆様と共に及ばずながら一役でもお役に立てればと気を引き締めずにはおられません。諸行事のより良い運営に皆様の忌憚のないご意見ご希望をいただくことが、とても大切な時期となっております。お力添えの程よろしくお願い申し上げます。
未来に夢と希望をもって、尽力します
東海科学機器協会監事
安達 公一<(株)日立ハイテクノロジーズ>
東海地区は日本の中心であり、自動車産業、セラミックス、エレクトロニクスを中心とした高度な技術を有したモノづくりが盛んな地域です。また、日本で一番景気の良い地域でもあります。科学機器に関するビジネスに携わる我々にとって、ウデのみせどころかと思います。東海科学機器協会に属していることで、会員一人一人が、そのメリットを実感できるにはどうすればいいか?引き続き2年間、悩み続けることになりました。
未来に夢と希望をもって、16年度からまた新たに東海科学機器協会の一員として皆様と一緒に協会の繁栄に尽力いたします。
よろしくお願いいたします。
更なる発展のために尽力します
東海科学機器協会監事
高木 裕明<伊勢久(株)>
伝統ある東海科学機器協会の監事に選任いただき大変光栄に存じております。また、諸先輩方が永年に亘って築き上げられた実績と信用を大切にし、科学機器業界の更なる発展のために微力ではございますが尽力したいと思います。ご指導ご鞭撻よろしくお願い申し上げます。
平成16年度事業計画
項目 | 内容 | |
1 | 第51回定時総会 | ”年1回の会員への報告、承認、役員の改選” |
2 |
定時役員会の開催 | TKK運営のために企画、立案、報告、承認を行う |
3 | 会員実態調査 | 日本科学機器団体連合会が実施する会員実態調査に協力する |
4 | 2005年愛・地球博への協賛 | 2005年3月から始まる愛・地球博への協賛 |
5 | 会報編集委員会の開催 | TKKの活動を広報する会報等を企画・編集・発行 |
6 | 会員福祉のための事業 | 会員及び会員会社関係者を対象にした厚生事業 |
7 | 業界の広報活動に関する事業 | 各地区協会の科学機器展の協賛、科学機器ガイドブック刊行の協力、他団体との友好活動 |
8 | 会員の広報活動に関する事業 | 会報の発行、ホームページの充実を図る。 |
9 |
会員の研修を目的とした事業 | 講演、講演会の開催 |
10 | 事業改革委員会の推進 | TKK事業の在りかたを見直し、検討をする。 |
11 | 会員相互の親睦を図るための事業 | 新年懇親会 |
12 | その他随時会員にとって有益な事業 | 有益事業の随時紹介 |
TKK役員退任のご挨拶とお礼にことよせて
東海科学機器協会 特別顧問
後藤 聡<(株)中央理化器製作所>
先日の役員会及び総会におきまして、役員を退任させていただきました。永い間ありがとうございました。
思えば、若干30歳代の後半から父のあとを引継ぎTKKの役員会に出させていただき、当時故八神理事長のもとで5、6年くらい監事をさせていただきました。そして昭和52年頃に二世会を作ってはと提案があり、約1年間の準備期間を経て5名の方と昭和54年に二世会がスタートしました。そして昭和64年(平成元年)、二世会10周年の頃よりTKKの財務委員をおおせつかり故伊丹理事、津坂理事、岡野理事のもとでいろんな事業の実行委員を体験させていただき、悲喜こもごも思い出として残っています。
20周年(昭和48年)行事の長島温泉グランドでの大運動会、30周年(昭和58年)の九州旅行、35周年(昭和63年)記念時の明日香 都ショウ、そして40周年、45周年、50周年と毎年の協会行事の進め方、周年行事のプラン、最新科学機器展の進行などたくさんの経験をさせていただき、気がついてみると自分が役員として一番古く、30年近く経ってしまいました。
もっと勉強になることを行事にしてはとか、同業者組合なんだから呑み食いの会をもっと取入れたらとか、とにかく100社のいろんな意見がありまして、最大公約的に時の予算とにらめっこしながら、役員皆さんと笑ったり泣いたりしている間に63歳になってしまいました。
グローバリゼーションの中、協会も行革の波が必要となってきました。私のようなアナログ人間でなく、デジタル思考のできる役員さんに今後の運営をしていただいたほうが良いだろうと思い、前から50周年を私の節目にいたしたく退任させていただきました。
今後も釣り大会やらゴルフ大会には顔を出していきたいと思っています。息子は3、4年くらいはまだ二世会のお手伝いがあるやに聞いておりますので、昔の思い出に浸りながら健康に留意し、60の手習いをしていきたいと思っています。
最後に、協会の繁栄と会員皆様のご隆昌をお祈り申し上げます。
平成16年5月28日
[ かきゃ~あんたも ] 名古屋着任にあたって
名古屋着任にあたって
アズワン(株)名古屋支店 上村康司
平成16年4月1日付けで着任いたしました上村でございます。
当社社歴は18年、名古屋着任前は広島、福岡でそれぞれ6年づつ勤務しておりました。趣味は釣りで、家族のプレッシャ-を跳ね返し、暇さえあれば夜駆け朝駆け、年中チヌを追いかけまわしております。
この度の名古屋は私にとって公私ともに初めての土地で、全てが新鮮で、また日々お客様、市場動向把握と勉強の毎日です。この初心の新鮮さと緊張感を忘れることなく、何事にも常に誠意と礼節をもって接していきたいと考えております。
今、日本国内で最も熱気・活気がある地区といわれているこの中部東海地区で仕事に従事できることを嬉しく思うとともに、社名(アズワン=すべていっしょになっての意)のとおり皆様方とともに企業繁栄できるよう、また東海科学機器協会の一員として、私を含め支店一丸となって粉骨砕身寄与できるよう努める所存でございます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
[ かきゃ~あんたも ] 私の名古屋着任記
私の名古屋着任記
エスペック(株)名古屋営業所 冨士原正義
4月に弊社さいたま営業所より、名古屋営業所(兼任金沢営業所)に転任してまいりました。弊社に入社して20年目となりますが、これまで関東、東北、北海道等、東日本地区はほとんど営業担当いたしましたが、関東以西は旅行や出張以外で来る機会がなく、右も左もわからない状況です。
この2ヶ月間は挨拶周りで、代行店様、お客様を廻らせていただいておりますが、各社の元気の良いことに非常に驚いております。やはり現在の日本経済の牽引役は名古屋であるように思いました。この地で一生懸命、頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。
[ かきゃ~あんたも ] 着任ご挨拶
着任のご挨拶
(株)堀場製作所名古屋セールスオフィス 米田篤司
この度3月21日付人事異動により、前任の多聞講一の後任として東京から名古屋に着任した米田篤司と申します。
前職は東京セールスオフィス副所長として主にエンジン計測関連(内燃機関からの排気ガス分析関連)を担当しておりました。今までの入社以来の経歴は一言でいって転籍と転勤の歴史で、財務部主計課という自分ながら意外な部署への配属に始まり、以降(適性に欠けるという判断がその都度あったと思われますが)海外業務部で船積み、銀行買い取りを担当、83年から米国子会社(カリフォルニア)で資材・生産管理、88年日本へ帰国後、海外営業部で米国、韓国向け自動車排ガスシステムの営業を担当、95年から99年まで米国子会社(デトロイト)で日系企業向け自動車排ガス測定システムの営業を担当。エンジン計測国内営業部長として99年5月に帰国し、東京で勤務してまいりました。
こうやって振り返ってみますと、プロフェッショナルとしての分野は全くない根無し草といえます。前任の多聞は理化学一筋でかつ技術開発畑出身の人間であったことを思うと、180度と言っていいくらいフィールドの違う人間です。今回初めて住む名古屋で、初めて理化学分野の仕事に担当することになりました。ビジネスのやり方もお客様の性格も今までと一味も二味も違っており、皆様方から教えを請いながらやっていきたいと思っております。何卒よろしくご指導ご鞭撻の程お願いいたします。
[ かきゃ~あんたも ] ダルトンショールームを開設しました
ダルトンショールームを開設しました
(株)ダルトン 名古屋支店 営業部 中司節夫
この度、名古屋支店がある名古屋駅前中部経済新聞社ビル1階ロビーに、ダルトン創業以来初の社外ショールームを開設いたしました。
ショールームには、“科学の未来は安全な実験環境から”をコンセプトにドラフトチャンバーを始めとする弊社主力製品数点が展示してあり、実際の製品を気軽に見て触ることができると大変ご好評をいただいております。
私共としましても、弊社製品の安全性をアピールし、一般社会に対する認知度アップをめざしたいと思っております。この機会に協会会員様には、ぜひともご来場をお待ちしております。開設期間は3月18日から8月中旬頃まで予定しております。
株式会社ダルトン 名古屋支店 |
[ サイエンスコーナー ] №1 バイオ関連技術と私たちの生活 -遺伝子、DNAの解析技術-
(株)カーク 営業企画部 細谷弘美
バイオテクノロジーの成果は私たちの生活全般に利用されるようになってきました。それに貢献した機器はDNA塩基配列決定器とDNA増幅器といって過言ではないでしょう。この冬に猛威を奮った鳥インフルエンザですが、ウイルスの型が素早く判定され、感染の範囲などの情報が早く公開されたのは、まさにこれら技術を用いた検査結果とそれによってこれまでに蓄積されたデータと知見によるものです。
DNA塩基配列決定技術と、DNA増幅技術はともにDNAを扱う技術ですが、この技術が進展したのはDNAのもつ情報を解読し、自由に設計できるようになることが生物を知ること、利用することに必須のことだったからです。生物の体は実に巨大な化学反応プラントで、化学反応の担い手はタンパク質。そのタンパク質の設計図がDNAです。設計図が読み解ければ人為的にタンパク質を作ること、設計図を手直しすることで新たな化学反応を生体中に生じさせることなどが可能となるからです。この要求はDNA解析技術の進歩を強力に後押ししました。
DNA塩基配列決定技術は他の多くの技術と同様、機器と試薬の開発にて進展してきました。当初、それは放射線同位元素と煩雑な化学反応で材料のDNAを下準備して、手作りの板状ゲルで電気泳動を行い、X線フィルムに焼き付けられたシグナル(図1)の検出を研究者の「目」でまさに読み取ることで行われ、 300塩基の解読に2日がかりというものでした。それが試薬の面ではDNAの下準備は高感度で安全な蛍光試薬を用いた簡単・簡便な酵素反応に変わり、機器については電気泳動はポリマー自動充填、サンプル自動添加のキャピラリー電気泳動、シグナルは電気泳動装置に組み込まれた高感xの検出器に捕らえられ、検出器の電気信号はそのままコンピューターに送られしかるべきソフトウエアで解析される。500塩基の解析は1時間そこそこ。同時処理できる検体数も飛躍的に多くなりました。この技術の進歩は1990年に世界規模で始まったヒトの遺伝子配列決定プロジェクトの早期完了をもたらしました。当初2005年終了の計画が2000年にはドラフト、2003年には99%精度での終了が発表されることとなったのです。
一方DNAを部分的に増幅する技術が1986年に報告され、塩基配列決定技術を大きく助けることとなりました。解析の材料となるDNAを短時間で簡単に多量に手に入れることが出来るようになったからです。例えばヒトの総DNA長6億塩基対(片親かは30億塩基対)の配列から塩基配列決定のサンプルとして利用できるDNAの長さ1000塩基対を調製するステップは多段階に手間のかかる煩雑なものでしたから。この技術は基礎的な生物学研究の効率化はもとより、量的に限られた試料しか得られない臨床診断、犯罪捜査、考古学、品質管理、環境管理での分野で個体識別のDNAを利用することを可能にしました。
技術の進歩は高精度なデータを提供します。生物に関する知見の蓄積は生物由来の試薬を提供し、工業技術、化学試薬の新規開発とあいまって、知見はさらに蓄積され、ついに私達の生活を助ける技術となってきたのです。上記DNAの配列解析の技術により、個体のもつDNAの配列のマイナーチェンジとさまざまの疾患や体質との関連データが統計的に意味のある量が蓄積されつつあります。それぞれの人が自分の体質を知って質の高い生活をおくるためにとるべき生活習慣を知ったり、自分の体にあった薬を選べる時代が近くにきています。
図1.1984年に行った塩基配列決定用電気泳動のX線フィルムでの検出。サンプルを時間差をつけてアプライし、長い配列を読めるようにしている。〇印のシグナルが同位置を示す。
東海科学機器協会 2004年度第1回役員会議事録
日 時 2004年4月13日(火) 14:30~16:00
場 所 名古屋中小企業振興会館 4F第一会議室
出席者 岡野理事長、八神副理事長、水野副理事長、
各務理事、伊丹理事、竹田理事、柿坂理事、
後藤理事、木下理事、平野理事、西村理事、
小澤理事、安達監事、伊藤監事、山岸監事
議事
(1)3/19第13回ボウリング大会実施報告(西村)
TKK第13回ボウリング大会は、当初の予定通りワンフロア貸切で、40レーン、160名を集め盛大に開催。心配された少なめの実行予算もなんとかこなし、参加された方々にもそれなりに満足していただけた大会となりました。また、4名のメンバーが揃わなくても、1~2名でも気楽に参加が可能な体制の工夫も必要との意見も出されました。
(2)5/11第51回定時総会について(八神)
5/11のタイムスケジュールについては、次の通りとしました。
責任者 |
受付については、定時総会担当の八神委員長以下、山岸・後藤・木下・各務の各役員が中心となって行うこととしました。
TKK総会資料の15年度報告、16年度予算・事業計画等については役員において内容を確認しました。
(3)その他(岡野)
日本工業新聞社様から、TKK野球大会の優勝旗・準優勝旗ご寄贈のお話があり、デザイン案をお送りいただきました。検討の結果優勝旗については「赤」、準優勝旗については「青」の希望となったのでその旨をお伝えすることとしました。
東海科学機器協会 2004年度第2回役員会議事録
日 時 2004年5月11日(火) 13:00~14:30
場 所 名古屋ガーデンパレス 3F錦の間
出席者 岡野理事長、八神副理事長、水野副理事長、
各務理事、伊丹理事、竹田理事、柿坂理事、
後藤理事、木下理事、平野理事、西村理事、
小澤理事、安達監事、伊藤監事、山岸監事
議事
(1)5/11 第51回定時総会について(八神)
前回役員会で決定したタイムスケジュールの再確認をしました。
懇親会の来賓予定は、日本工業新聞社 岡田取締役、原事業局次長。TKK 津坂相談役は、欠席です。
予定通り議事進行しました。第五号議案での役員改選投票も予定通り実施され、下記役員が選出されました。
理 事 長:岡野忠弘
副理事長:八神基、小澤嚴
理 事:竹田政夫、各務隆弘、水野隆二、
柿坂嘉則、木下実、西村己恵子、
伊丹惣三
監 事:山岸晃、安達公一、高木裕明
相 談 役:津坂武昌
特別顧問:後藤聡
東海科学機器協会 2004年度第3回役員会議事録
日 時
2004年6月15日(火) 14:30~16:30
場 所 名古屋中小企業振興会館 4F会議室
出席者 岡野理事長、八神副理事長、小澤副理事長、
竹田理事、各務理事、水野理事、柿坂理事、
木下理事、西村理事、伊丹理事、山岸監事、
安達監事、高木監事
議事
(1)平成16-17年度TKK役員委嘱状、伊藤政弘監事退任感謝状の授与(岡野)
総会にて選任された役員は自己紹介を行い、それぞれの抱負などを述べていただきました。引続き、理事長から役員の委嘱状の授与を行いました。また、5/11総会にて退任された前監事・伊藤政弘氏に感謝状を授与しました。
(2)5/11第51回定時総会について(八神)
総会は総会員105名の内、有効議決件数84個で開催され議題5件もすべて承認されました。役員改選にあっては、第47回以来の選挙が実施されました。総会では、会費・総会の開催時間についての質問が出されましたが会費については、新役員にて議論することとしました。また総会の開催時間については、これまで通りで行うことが確認されました。
(3)平成16年度事業計画、委員会・部会担当、役員会日程の決定(岡野)
平成16年度事業計画、委員会・部会担当、役員会日程の決定についてはいずれも原案通りで承認されました。ただし、役員会の開催時間について従来のPM2:30からを1:30にすることとしました。
(4)6/17第59回日本科学機器団体連合会の件(岡野)
今回、全国の協会で改選などが実施され、役員の入替わりがあるのでそれぞれの協会との意思疎通を図るため、岡野理事長、八神副理事長が出席して各地区代表者との交流を行うこととしました。
(5)6/20第52回NRGK全国大会の件(岡野)
日本理化硝子機器工業会(NRGK)の全国大会(三重県鳥羽市で開催)に岡野理事長が出席。この全国大会は、理化学機器との交流が深い日本理化硝子機器工業会の平成15年度定時総会です。
(6)会報編集委員会から(小澤)
会報夏号は、6/30発行予定ですが、第51回定時総会の様子や新役員の就任抱負などを掲載します。また、新役員就任に伴い協会案内作成の準備を始めます。
平成16年度日科連会員名簿更新作成のため会員へ確認書を送りました。
(7)TKKへの新規入会事業所のご紹介(岡野)
朝日テクニグラス(株)各務社長ご紹介で(株)エル・エム・エス(朝比奈幸一郎社長 本社東京)名古屋営業所様の紹介がされました。役員会にて全会一致にて入会が承認されました。事業内容は、医療用具輸入販売、毒物劇物一般販売、理化学機器販売です。
(8)その他(岡野)
H16年度TKK会費、会報誌広告代請求書を会員へ送付しております。入金確認は順次行います。
日本工業新聞社から野球大会優勝旗贈呈の話があり、本日役員にてデザイン、地を確認しました。
経営研究会の前期会費請求書を送付します。
H16.4.1から万博のチケットを15%引きで販売開始しております。
東海科学機器協会 2004年度第1回会報編集委員会議事録
日 時
2004年4月19日(月) 16:30~
場 所 オザワ科学(株)会議室
出席者 小澤副理事長、小島編集委員、吉田事務局
議題
(1)新年度第1回の編集委員会です。今年度も鋭意努力する旨、再確認しました。
(2)平成16年度方針の検討
表紙:「お気に入りのワンショット」をテーマに募集中です。
会報誌掲載広告:引き続き募集中です。
サイエンスコーナー、投稿コーナーなどを充実させていきたいとの意見がありました。
東海科学機器協会 2004年度第2回会報編集委員会議事録
日 時
2004年5月13日(木) 15:00~
場 所 産業貿易会館 本館6F第8会議室
出席者 小澤副理事長、小島編集委員、吉田事務局
議題
(1)夏号(6/30発行予定)について
表紙:未定
インフォメーション:愛・地球博の前売入場券販売のお知らせ
日本科学機器団体連合会会員名簿作成の協力依頼
記事:TKK第51回総会報告、新役員挨拶
エスペック冨士原正義氏、堀場製作所米田篤司氏、アズワン上村康司氏の名古屋着任記、ダルトンショールーム開設報告、サイエンスコーナーなどを予定。
東海科学機器協会 2004年度第3回会報編集委員会議事録
日 時
2004年6月17日(木) 15:30~
場 所 名古屋銀行協会 会議室
出席者 小澤副理事長、高木編集副委員長、小島編集委員、吉田事務局
議事
(1)平成16年度方針の検討
表紙テーマについては「お気に入りのワンショット」の一般募集を引き続きすることにしました。
・会員企業の社員参加のしやすいものにできるとよい。
・文章も大事であるが写真・イラストなどで見ていただけるような工夫が必要。
・過去会報に登場していただいた方に、再度お願いする方法もとったらどうか。
などの意見が出されました。
(2)夏号の校正
予定原稿がすべて揃っていませんが、校正をしました。
JET4月度研修会 「計数管理能力向上セミナー」を開催
日 時 2004年4月16日(金) 19:30~21:00
場 所 名古屋駅安保ホール
講 師 トーマツコンサルティング(株)横井喜昭
題 目 経理について考える
「計数管理能力向上セミナー」
JET4月度研修会を4月16日(金)、名古屋駅安保ホールにて開催いたしました。「計数管理能力向上セミナー」と題して、トーマツコンサルティング(株)横井喜昭先生(税理士)を昨年10月に続きお招きして勉強会をすることができました。
制度会計と管理会計の違いから、複数の会社のコンサルティング実例を用いて、分析し、企業を見るポイントを教えていただきました。
企業プロフィールの把握の仕方、改善ストーリーの策定、先行管理・改善の検証とストーリー再策定の重要性を認識し、成長企業になるためにはゴールを明確に設定するという結論に達しました。途中、税務調査の時期による傾向なども聞け、先生の人柄とともに、とても早口で時間の経つのを忘れてしまうような勢いであっという間に定時の9時になってしまい、質問時間も余りできないまま大変白熱した研修を開催することができました。
(担当:後藤、磯輪、石山)
2004年度 YES代表者会議の報告
日 時 2004年5月14日(金)
会 議:17:00~18:00
懇親会:18:00~20:00
場 所 京都 吉川
去る5月14日(金)、京都 吉川において代表者会議が開催されました。
参加者は、SJC・JET・ASK・ORKII会・JACK・九若会より代表者が集まり、本年度の各地二世会の報告がなされました。その中で、SJC 柴田代表幹事より企業訪問を主体とする一泊研修会を(従来SJCが中心でJETも参加させていただいていますが)YESの事業として、会員が一同に会せる場とし交流を深めてはという提案があり、承認されました。ただ、訪問先については、集まりやすい場所の選定を今後相談することになりました。本年は、12 月に最新科学機器展inTOKYOが開催されます。その時にYES交流会も合わせて開催を予定しています。
会員だより
住所変更 |
保田商事(株)名古屋営業所(所長 宇良信一様)は、6月7日、〒464-0850 名古屋市千種区今池一丁目25番5号に移転されました。
TEL:052-741-1871
FAX:052-741-1878
新規入会事業所のご紹介 |
(株)エル・エム・エス 名古屋営業所
代表取締役 朝比奈幸一郎
〒485-0054 小牧市多気西町23
TEL:0568-76-8861
FAX:0568-76-8876
医療用具輸入販売、毒物劇物一般販売、理化学機器販売
平成16年6月15日よりご入会です。
お悔やみ |
(株)テクノ西村 西村己恵子社長の実母 西村芳枝様(創立者)が平成16年6月13日、ご逝去されました(享年83歳)。
ここに謹んでお悔やみ申し上げます。
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編集後記
■新緑の季節となり、木々の緑が光に映え眩いほどとなりました。3月決算の業績発表は、昨年までの低迷から2桁の増益を発表する企業が増えております。反面イラク問題、原油の高騰等予断を許さない問題も多く残っております。平成16年度は、景気回復を確固たるものにする年であってほしいと思います。(S・K)
■TKKも5月の定時総会が終了して、平成16年度がスタートしました。しばらくの間は新緑の季節が来るはずですので、さわやかな気持ちでいたいと思います。本年もすでに6月になりますが、協会行事はまだ始まったばかりです。新年度に期待したいと思います。(M・Y)
■5月の定時総会も無事終了。新役員もそれぞれ役割分担が決まり、スタートがかかりました。会報編集委員会もニューフェイスを迎え、皆様のご期待に沿うような協会誌作りを目指します。読者の皆さんのご協力も必要となりますので宜しくお願い致します。( I ・O)
■本年度より広報委員会メンバーになりましたTでございます。未熟者で何も分かりませんが先輩方のご指導の元、精一杯広報委員会の職務を果たしていきたいと思っております。
会報編集委員
委 員 長 小澤 嚴:オザワ科学
副委員長 高木裕明:伊勢久
委 員 小島司郎:ヤガミ
委 員 北川進二:島津製作所
事 務 局 吉田 実:名古屋科学機器