東海科学機器協会の会報

No.309 2006 新年号

「第20回最新科学機器展」の成功に向けて

東海科学機器協会理事長 岡野忠弘 (名古屋科学機器株式会社)


01_01901_02新年あけましておめでとうございます。よき新年をお迎えのことと存じます。「愛・地球博」では皆様のご支援により「青少年のための科学の祭典」に参加、反響もありました。あわせて「セントレア空港」の開港以来多くの人々が利用されております。博覧会の終了からは景気の後退が予想されましたが、自動車産業の底強い影響でこの地域では円滑に推移しております。ただ学校関係は独立法人化に伴う影響が少し懸念されております。
 さて、今年は3年に一度の「第20回最新科学機器展」が4月19日から21日まで開催されます。今回も愛知県計量連合会のかたがたと共催をいたします。会員の皆様がぜひお客様とともに来場いただきたくお願いいたします。
 今年も会員におかれましては当協会の運営に絶大なるご支援をお願いするとともに役員一同「第20回最新科学機器展」の成功に向け努力する所存であります。

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No.309 2006 新年号

平成18年の年頭にあたって

東海科学機器協会副理事長 八神 基 (株式会社ヤガミ)


02_018あけましておめでとうございます。
今年の干支は丙戌(ひのえいぬ・へいじゅつ)です。擬されている動物は犬。
“ドッグイヤー”という言葉が喧伝され始めたのは4・5年前からでしたか。
人間の寿命に比べ犬はその7分の1、すなわち7倍の速さで一生を全うする事実から、商品のライフサイクルが従前の7倍の速さで進行する時代状況などを指して使われています。商品のライフサイクルが7倍早くなれば開発のスピードも7倍に引き上げないと、手遅れとなってしまい、モタモタしていてはライバル達に置いてきぼりを食い、取り残されてしまう仕儀となる。ここに“スピード経営”が求められる背景があります。
“ドッグイヤー”=7倍の速度、しかし犬の生態を観察すると、さほど生き急いでいる風には見えない。犬にも色々ある。一番よく目にするのは家庭で飼われている“番犬”とか“愛玩犬”。 悦び勇んで身を捩ったり飛び跳ねは時折するが、大半はボンヤリと過ごしている。“スローライフ”を愉しんでいる風情。
次いで目にするのは盲導犬など人の介助ができる犬です。これは悠揚迫らぬ、風雅すら感じさせる態度から見て、7倍のスピードで焦って生きているとはとても思えない。02_023
あとは狩猟犬、映像でしか見る機会はないが猟以外の行動ではセカセカしてはいないのではないでしょうか。
昔、ボクサー犬を飼っているお宅を訪ねたことがある。犬が居るとは知らず、狭い玄関へ一歩踏み入れるなり、褐色の犬が私の身長近くまで立ち上がって咆哮しつつ迫ってきた。これにはビックリした。まさに7倍のパワーを感じました。
「犬も歩けば棒に当る」、ましてや人は歩けば必ず棒(ラッキーチャンス)に当るはずです。
嗅覚を研ぎ澄ませて“お金の匂いのする所”を探り当ててビジネスチャンスをモノにし、視覚を高めて“お金の落ちている所”を見付け出して新しいビジネスフィールドを切り拓いていかないと“明日”は呼び込めません。  
今年はひとつ“犬”に倣って、自分の目・耳・鼻を鋭く利かせるべく、近頃とみに衰えがちな感性を幾分なりとも高めて参りたいと念じています。

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No.309 2006 新年号

戌年 おめでとう

東海科学機器協会副理事長 小澤 巖 (オザワ科学株式会社)


03_016会員の皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します。昨年の我が愛知県は、全国的に大きな注目を浴びていた地域でした。経済的にも好調、大きなイベントも開催される、国際空港も開港されると、各地区には羨ましそうな目で見られている中で、協会行事は遂行されました。会員の皆様には、多々ご協力を戴きまして誠にありがとうございます。
 さて今年の戌年はどのようなスタートを切ることになりましょうか?日本経済は、引き続き横ばいから回復に向けて推移すると思います。私ども東海地区では、ここ数年好調な自動車産業に支えられ、今年も堅調な上向きを推測します。
このような状況下、今年の協会目玉行事は4月に開催される第20回最新科学機器展です。「ナノテク・バイオ・環境・情報・創造技術」このようなテーマを中心に、私どもと密接な関係にある愛知県計量連合会主催の「第8回計量計測総合展」と同時開催致します。会員の皆様には幅広くお客様の勧誘に努めて頂きたいとお願いするものであります。
最後になりますが戌年にちなんで、優れた臭覚・聴覚を持って素早く駆け巡り、皆様に愛されお役に立つ協会を目指し行動したいと思います。東海科学機器協会ならびに会員会社のますますの発展、会員ご家族のご健勝を心より祈念いたしまして新年のご挨拶とします。

No.309 2006 新年号

去年の元気な名古屋を今年も継続して

東海科学機器協会理事 竹田政夫 (株式会社イリエ)


04_015TKK会員の皆様、あけましておめでとうございます。
昨年はセントレアの開港・愛知万博“愛・地球博”の大成功により元気な名古屋を表しました。ちなみに去年を漢字一文字で表すと“愛”だそうです。“愛・地球博”はリピーターが多く、知り合いに30回以上行ったという人がいましたが、テレビでは70回、100回などと想像もつかないような回数を訪れている人が多いのに驚かされました。
1回は“北斗会”で、もう1回は友だち三夫婦で暑い8月末日、小雨の中をとにかくすいているパビリオンに入り、あとイタリア館、クロアチア館に入りそしてドイツ館のレストランでソーセージとポテトのつまみでビールを飲み、モリゾーキッコロゴンドラ・自転車タクシー・大観覧車に乗り万博の雰囲気を味わってきました。
さて今年は、イタリアのトリノで開催される冬季五輪、ドイツで行われるサッカーワールドカップなどスポーツが楽しみです。そして第20回最新科学機器展が4月に開催されます。去年の元気な名古屋を今年も継続して、われわれの業界も繁栄してほしいと思います。

No.309 2006 新年号

犬も歩けば2006!

東海科学機器協会理事 各務隆弘 (朝日テクニグラス株式会社)


05_018 TKK会員の皆様 あけましておめでとうございます。
例年ながら、この原稿を書く頃になると、一年という時間がなんと早く過ぎることかを実感する近年です。時代の変遷を思い知らされるのも無理は無い。車は毎時150㎞で走っても安定して走る時代。私が運転免許を取った時代は100㎞で走る事はエンジンから出る嗚咽との戦いであった。今まさにウエブ・ネットを取り上げても、ディスプレイ上の画像展開は驚きの速さで世界のあらゆる情報が居ながらに享受できる。
時の流れの感じ方はその人となりの道程で幾らかの差異はあったとしても、概ね年代による差はないかと思う。是は多聞にこうしたことかと・・・推察する次第です。
例えば10歳の子供にとっての一年は、彼の人生の10分の1。100歳の老人にとっては100分の1。単純な図式ながら、人生を100分率で換算すれば時間の密度がいとも容易く理解できる。
唯、私たちの過ごす時間は結果的に数式にかこつけても、如何に濃度の高い時間を過ごしながら更に充電する時間も確保しなければならない葛藤がある。
今度は一日の24時間を考える。一般的に3分の1の分布が言われている。即ち8時間のそれぞれが仕事、睡眠、余暇。現実には2分の1が仕事となれば、昨今の頭髪の減退もこの為かと。なるほど素直に納得できると同時に、時計の回りが速く感じるのも一時間あたりの分母が知らないうちに大きくなっていたことにも由来するのであろう。
新春にあたり、時間の意義を考えることで、是より先に尚なすべきことの多さを重ねて認識する次第です。
 2006年・戌年に因み、「犬も歩けば棒にあたる」が如く、志向性やターゲットがあればこの社会結構歩きがいがあるように思います。日々刻々、時間を駆使して精励すべく、・・・と期待申し上げながら。      どうかTKK会員の皆様にとりまして、2007年につながる実り多い1年となりますよう祈念いたす次第です。

No.309 2006 新年号

新年を迎え

東海科学機器協会理事 水野 隆二 (株式会社カーク)


06_015 新年を迎え、皆様、明けましておめでとうございます。
 昨年はTKKの諸活動につきまして、積極的にご参加いただき、本当にありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。さて、日本の景気動向も明るい展開を期待する状況になってまいりましたが、皆様方の企業におかれましては、いかがでしょうか。あらゆる業種内で、より「勝ち組」「負け組」が分化され、未だ厳しい状況が続いているのが現状ではないかと思われます。いましばらく、それぞれに工夫を強いられることと存じます。私共の業界も従来のユーザーニーズに、さらに踏み込んで情報の収集や提供が必要であり、この地域の産業活性化に向けて、TKKの役割は大変重要になってくると思われます。産・官・学、共同の研究開発体制を軸にいよいよ生き残りをかけた科学技術創造立国が本格化してまいりました。私共の協会も情報を共有し結束力を固め産業活性化に向けた、高い志のもとに皆様と共に新しい年を切り開いていこうではありませんか。
 なにとぞ、よろしくお願い申し上げます。

No.309 2006 新年号

2006年に当たり

東海科学機器協会理事 中村眞一
(株式会社島津製作所名古屋支店)


07_017東海科学機器協会会員の皆様、明けましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりありがとうございました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。昨年は、名古屋では中部国際空港の開港、愛知万博の開催などビッグプロジェクトが目白押しで、加えて日本経済を代表する自動車関連産業や航空機器産業の好調さに支えられ、地区経済は活況であったようです。この好調さは今年も順調に推移するように思われますし、その様に願っているところです。
他方、自分の事を振り返ってみますと、仕事にかこつけて、家族のこと、義理人情、周りに対する愛情が、多少おろそかになっていなかったかと反省しつつ新年を迎えているところです。戌年の人は、正義感が強く確固たる信念を持ち、愛情や友情を大切にする忠厚誠実な人が多いと言われています。
戌年にあたり、自分自身も「日々、愛と感謝の気持ち」を大事にしていきたいと思っているところです。本年もご指導ご鞭撻を切にお願いいたします。

No.309 2006 新年号

感動のQちゃん

東海科学機器協会理事 木下 実 (合資会社木下理化)


08_015彼女の笑顔の裏には二年間の苦しい思いがあったと思う。
あの坂には負けたくない。35.7キロの地点。二年前アテネ五輪への切符を逃がした因縁の舞台のレース。久しぶりに2時間半テレビに釘付けだった。39キロから独走態勢に入り何かホットした安堵観と大きな感動に目が熱くなった昨年の東京国際女子マラソンのレースだった。
今年も何か一つでもこのような感動に出会えれば幸いと思っています。
TKK会員の皆様とご家族がすばらしい年でありますことをお祈り申し上げます。

No.309 2006 新年号

今年の景気と運気

東海科学機器協会理事 西村己恵子 (株式会社テクノ西村)


09_016明けましておめでとうございます!
平成18年は丙戌(ひのえ・いぬ)・三碧木星中宮の年です。丙(ひのえ)は草木が成長して、その姿、形が明らかになった状態を表わします。戌(いぬ)は草木が土に返る姿を表わします。三碧木星は進展・昇る・震える・若者を表わします。以上を元に、平成18年の景気を占ってもらいました。景気の良い会社と悪い会社がはっきり出てくる気がします。
 バブル崩壊後も、旧体制を守ってきた会社は電池切れのおもちゃのように、自然と淘汰され、電池を換え時代に合わせた新しいスタイルに変わってきた会社こそ、今年はその姿が出て来る事でしょう。特に若者の進出が目立ってきます。又、今年のキーポイントはスピードですので、何事も速いスピードが必要かと思います。オーナー自ら積極的に動いた会社は伸びる事でしょう。
 天災の面におきましては地震が連想されます。それ程大きくないものであってほしいです。
 尚、今年運気の悪い星は八白土星(厄年)・三碧木星(八方塞がり)・六白金星・九紫火星の人です。その人は二月の節分にはしっかり厄払いをして下さい!時に八白土星の人は必ず厄払いをして下さい。節分の厄払いは運気を底上げしてくれると言われます。ちなみに私はS22.3.6生まれでしっかりと八白土星ですので、節分のスケジュールはバッチリです。皆様はいかがですか?

No.309 2006 新年号

タバコと二日酔

東海科学機器協会理事 伊丹惣三 (壽工業株式会社)


10_015明けましておめでとうございます。
年末年始は飲酒の機会が増えますが、ついつい酒量も増えがちです。以前は飲み過ぎると必ず二日酔に悩まされました。眼は赤くなり、猛烈な吐き気を催し、キリで刺されるような激しい頭痛が夕方まで続くのです。この痛みは女性の妊娠中のつわりに似ている、と聞いたことがあります。
 ある年の元旦、いつもの年のように前後不覚になる程飲んで寝て2日に眼覚めたら、いつもと体調が違うのです。眼はうすく赤味を帯びていますがあまり吐き気はないし、何よりも驚いたのはあのキリで刺すような痛みが全く無く、わずかに酔いが残っているだけではありませんか。
何故か。何故以前のように激しい頭痛がしないのか。はたと気が付きました。12月25日からタバコを止めて1本も吸わなかったからなのです。元旦に勧められても禁煙を宣言してあったので吸いたい誘惑に負けなかったのです。そしてタバコを吸う人からは出来るだけ遠ざかって煙を吸わないように心掛けていました。
タバコを止めてから12年経ちましたがその間1本も手にしておりません。そして二日酔は楽になり、ゴホンゴホンと咳き込むことも殆どなく、朝の洗面時に歯ブラシを口に入れたときの「オッオッ」という奇声を発することもなくなり、食事はいつもおいしい、といったように良いことずくめです。何よりも良いのは、家の中や車の中の空気がいつもきれいだと家族から感謝されていることです。

No.309 2006 新年号

初春に想うこと

東海科学機器協会監事 山岸 晃 (合資会社昭和理化)


11_015 あけましておめでとう御座います。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
万博も無事終えて束の間は「おもしろうて やがて悲しき鵜舟かな」の心境でした。が年が明け新たな目標が私達協会に迫っております。第20回最新科学機器展の開催です。時間の流れの如くテクノロジーの歩みは決して留まることはありません。絶え間ない数々の開発技術は、私達の生活をよりよいものへ導いているものと信じずにはいられません。
平静さを取り戻したこの年が新たな歩みの出発点であることを希い、更なる皆様の協会への参画とご活躍を期待いたします。

No.309 2006 新年号

最新科学機器展を大いに盛り上げていきます

東海科学機器協会監事 高木裕明 (伊勢久株式会社)


12_016新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様におかれましてはご家族お揃いで楽しいお正月を迎えられたこととお慶び申し上げます。
昨年は中部地区にとっては新国際空港の開港、そして国際博覧会「愛・地球博」の開催と誠に活力のある一年でした。そして国内では環境保護と遵法精神(コンプライアンス)の徹底が大きく叫ばれた一年だったように思います。只、残念だったのは環境汚染(土壌埋め戻し材汚染)や違法行為(耐震設計の偽装)といったことが私たちの国で行われていたことです。環境ISOの精神で今後このような不祥事が起こらないような仕組み作りが重要だと感じました。
さて本年は4月に最新科学機器展が開催されます。本展示会が当地区の科学技術の発展に少しでも寄与できるよう皆様方と共に大いに盛り上げていきたいと思います。ご協力の程よろしくお願いいたします。
2006年が東海科学機器協会そして会員皆様方にとって素晴しい年になりますようお祈りいたします。

No.309 2006 新年号

「感」

東海科学機器協会監事 清 悦雄
(株式会社日立ハイテクノロジーズ)


13_015 あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、清々しく新年を迎えられたこととお慶び申し上げます。私も、昨年10月より名古屋に赴任しまして、心新たな気持ちで新年を迎えることが出来ました。
 さて、「虎・災・愛」は各年の1年を漢字一字で表現したものです。そこで、私の2006年をどういう一字で表現できる年にしようかと思い、「感」という文字を選びました。新たな環境の中で、全てを自分の目で感じ、耳で感じ、頭で感じ、体で感じ、スピード感を持って取り組んでいきたい。その為の、確かな現場感覚を大切にしたいと考えます。
 この1年間、より多くの人と出会い、より多くのことを学び、ひとつでも多くの行動を成し遂げたい、そのような貪欲な気持ちで過ごしたいと思います。最後に、2006年が皆様にとって、最良の年であることを祈願しまして新年の挨拶とさせて頂きます。

No.309 2006 新年号

時代の確かな継承と更なる発展のために

東海科学機器協会二世会JET会長 伊丹勝司
(壽工業株式会社)


14_014彼会員の皆様ならびにJETの皆様、新年あけましておめでとうございます。
2005年は、中部国際空港開港、愛・地球博開催とビッグプロジェクトが目白押しで大変活気のある年となりました。東海地区の消費活動が日本全体を刺激したようです。金融機関も立ち直り、株式市場も勢いを取り戻しました。
そんな中、2005年10月には「全国各地区二世会代表の座談会」が開催されました。東海地区の好況振りとは裏腹に、他地区の科学機器協会ではまだまだ厳しい状況が続いているとのお話でした。当地区においてもプロジェクト頼みの経済活動だけでは、本来の強い「中部」復活とはなりません。
我々二世会の役割は、時代の確かな継承と更なる発展にあります。そのために勉強会を中心とした毎年の活動を行っています。その学んでいく課題も日々変化すべきでありましょう。日本を代表する大企業ですらこれまでの経営手法が通用せず、変化に対応出来ないままに淘汰されていく時代です。市場は、常に新しい経営デザインを構築するよう迫っています。そして、今や世界と繋がることを求めています。この好況時こそ変化のチャンスと捉え、その準備と勉強を本年もしっかり行いたいと考えています。

No.309 2006 新年号

[ かきゃ~あんたも ] 社内旅行

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旭テクノグラス(株)名古屋支店 大島 光


15_01511月に一泊二日で社内旅行で京都に行きました。これまで社内旅行にはほとんど行ったことがない私が、転勤で大阪から名古屋へ着任後すぐに初めての旅行幹事を任され、「大丈夫、大丈夫」と皆様に温かい言葉をいただきながらも少なからず不安を感じておりました。ひとまず行き先は京都に決定しましたが、11月は紅葉シーズンの真っ只中でホテルも予約が取れにくく、何とか観光コースまで決まったのは10月に入ってから。今ひとつ段取りに心配が残ったまま、一人期待と不安が入り混じる中での出発でした。
当日は幸い天気にも恵まれ、ホッとしながら朝少し早めに駅に向かい、人数分のビールとつまみを買い込んでAM8時30分にホームで待ち合わせ、新幹線に乗り込みました。京都までは約40分、ビール500mlは多かったかな?との心配もいらず、岐阜羽島を過ぎるころには車内販売で二本目を購入してました。
「古都」の玄関というにはあまりにも近代的な京都駅に着いて、まずは定期観光バスで南禅寺・高台寺の半日コース。ガイドさんの説明を聞きながらの車中観光も、新幹線でのビール2本のおかげでなかなか落ち着いて話を聞けず、ようやく南禅寺に到着後。大急ぎでバスを飛び出し、トイレでほっと一息。ようやく落ち着きを取り戻し紅葉真っ盛りの境内を散策しました。紅葉シーズン真っ盛りでまわりは観光客がひしめきあってました。ひとまず一周して紅葉を堪能し、バスに乗り込み高台寺へ。大きな観音様を横に見ながら入場し、方丈、庭園を通り、開山堂、秀吉と北政所の木像が並ぶ霊屋、傘亭、時雨亭をぐるっと拝観しました。
ここで定期観光バスを降り、ねねの道を歩きながら途中で昼食に湯豆腐を食べ、清水寺に向かいました。二年坂、三年坂と上っていくと、さすがに京都といえば清水寺だけあってどこから集まってくるのかというくらいのすごい混雑。人間渋滞のなかをおたべの試食も出来ずに仁王門をくぐり、人混みをかき分け拝観料を払って清水の舞台へ向かいました。
大阪在住の時には、なかなか清水寺に行く機会がなく中に入るのは十何年ぶりでさすがに懐かしさすらこみ上げてきます。清水の舞台からのすばらしい紅葉を眺め、縁結びの地主神社や奥の院を抜けて坂を下り、もみじを見ながら音羽の滝の前を通って清水の舞台を下から眺めました。さすがの存在感と独特の雰囲気を堪能、余韻に浸りつつ清水寺を後にしました。その後は丸山公園から八坂神社を抜け、祇園、白川の辺りから先斗町、四条まで京都の町並みを見ながら歩きホテルに着きました。
そして次の日の午前中は太秦映画村でチャンバラ見学、午後から嵐山の渡月橋界隈を散策後、竹林をぬけて常寂光院までのコースで、嵐山の紅葉を満喫できました。15_021
 名古屋に着任して早や半年経ちました。社内の温かいメンバーとともに皆様のお役に立てるよう精進したいと思いますので今後ともよろしくお願いいたします。

No.309 2006 新年号

[ かきゃ~あんたも ] フランスの聖地を巡る旅

kakyah26フランスの聖地を巡る旅
愛知電子工業(株) 松本 悦夫


16_015 昨年の10月中旬、ある研究会のメンバー10数名とフランスの聖地を巡るツアーに行ってまいりました。当初の企画はインド北西部パキスタンとの国境に近いカシミール地方に、スーフィ教(イスラム教の流れ)のセッションを見学、体験しに行くことになっていましたが、カシミール地方でテロが発生したため外務省の渡航自粛勧告により行けなくなってしまいました。しかし同行のメンバーの先生より、既に休診の案内を出してしまったから何とか旅行を実施して欲しいとの要望もあり、急遽フランスに行くことになりました。
 まずパリ経由でプロブァンス地方のモンペリエまで飛行機で飛び、ローヌ川に沿ったゴッホの名画「はね橋」や「夜のカフェテリア」で知られたアルルの街並みを散策してから、地中海の小さな漁村サントマリードラメールに入りました。この村は聖母マリアの姉達が侍女のサラと共にエルサレムを追放されて漂着して住み着いたと言われる伝説の地で、ジ 
プシーの聖地でもあるそうです。南仏でありながらスペインに近いせいなのか、料理もブイヤベースではなくパエリアがメインのとてもスペイン的な雰囲気の村でした。
 翌日は行程に余裕ができたとのことで、予定になかった世界遺産の中世の城郭都市カルカソンヌのお城を見学することが出来ました。お城の窓からカルカソンヌの街並みを眺望していると中世にタイムスリップしたような感覚になってしまうくらい、史跡が大切に保存されていました。その夜はしっとりとしてお洒落な山あいの街、サルラートのホテルでフランスの田舎料理を美味しくいただきました。
 翌朝はサルラートの朝市を車窓から見ながら渓谷の断崖の村、ロカマドールに向かいました。深い霧の中に浮かぶ黄葉に彩られたロカマドールの眺望は、とても言葉で表すことの出来ないほどの素晴らしさでした。黒マリアの聖地ロカマドールは中世がそのまま残った村です。フランスからスペインの聖地「サンチャゴ、デコンポステーラ」への巡礼コース上に位置し、キリスト教の重要な巡礼聖地として繁栄したそうです。ロカマドールは皆様も機会がありましたら、行かれる事をお薦めいたします。
 その日はフランスで最も美しいと言われている山深い辺境の村コンクと、5~16世紀の街並みが心を落ち着かせてサンシルラポピーの初秋の景色を満喫し、夜は13世紀に運河を利用した交易で栄えた街カオールで、特産の赤ワインをマロニエの樹の下でいただきました。
 翌日は今回のツアーの主なる目的である、ピレネー山脈の麓の街ルルドに向かいました。
1858年ピレネーの麓の寒村ルルドで、少女ベルナデッタが聖母マリアに告げられた地面を掘ったところ泉が湧き出し、その水を飲んだ人の病気が次々と癒されるという奇跡が起こりました。現在では毎年600万人以上の人達が訪れるカソリック最大の聖地です。 毎晩9時から行われるローソクミサに私達も2日間参加させていただきましたが、参拝する人の数の多さにも驚きましたが、ミサの時に広場が今まで体験したことのない神秘的なエネルギーに満ち溢れてくるのには、正直言葉を失いました。
 日本にも聖地、聖水は沢山ありますが、ルルドは私の予想を遥かに超える聖地でした。 なぜか今回訪ねたフランスの聖地は、母マリア及び聖女伝説に関連する所ばかりであったことがとても印象的でした。近年医療の進歩は目覚しいものがありますが、反面有効な治療法が確立されていない疾病もまだ数多い現状を見るにつけ、病気そのものの捕らえ方を考え直させられた旅行でもありました。

No.309 2006 新年号

[ 名古屋のグルメ ] CANTINA スタンツァ・マローネ

gourmet9CANTINA スタンツァ・マローネ
≪ STANZA  MARRO NE ≫
雰囲気も去ることながら……。

案内人 (資)昭和理化 山岸 晃


17_012家のご飯がやっぱりうまいなあ!でも今日は外食したい気分。行きつけの小料理屋、居酒屋はちょっと食傷気味というわけで、つい足を運んでしまのがこのお店。スタンツァ・・の意はイタリヤ語で栗色の応接間というそうです。お店に入ると明らかにバーの雰囲気です。しっとり落ち着いた大人の香りは、心地よく流れるバックグラウンドメロディーのせいばかりではありません。ワイングラスがとても美しく映えるカウンターは、仕事を終えて束の間を過ごすのに十分なくらい心を癒してくれます。
では何故グルメのテーマにこのお店が……。実はここに来られるお客さんのほとんどは、手打ち蕎麦が目当てなんです。マスターの木俣亮司さんはとてもこだわり屋さん。蕎麦も自分で打って出してくれます。おつまみ程度に出したのがきっかけですが、こだわりすぎてとうとう本職のお蕎麦屋さん顔負け。いつもは北海道産のを木曽福島で挽いてもらって100%の蕎麦がいただけますが、旬の10月中旬頃は木曽開田の蕎麦が味わえます。勿論お酒は本職。ワイン、シングルモルトなどハウスボトルを好みに応じていただけます。もうひとつ、忘れてならないのがお酒の隣に寄り添うようにあるアンテパスタ(いわばおつまみ)。趣向を凝らしていて、行く度に違います。昨日はいかの塩辛と生姜がおいしくてお代わりしてしまいました。器も荘川にみえる陶芸家の友人からの作品で、とてもカウンターに馴染んでいます。
蕎麦とお酒、強いていえば蕎麦と赤ワイン。不思議にとても合うのです。カウンターの隣の方ともすぐに打ち解けて、趣向の世界へ話が弾みます。たかが蕎麦、されど蕎麦。確かにおいしいといわれるお蕎麦屋さんはよく耳にします。蕎麦に限らずおいしいものはおいしい。でも本当においしいものは、おいしさだけにあらず。脇役の蕎麦君も貴方の粋な噺に負けてしまうかもしれません。

■お店の場所:CANTINA スタンツァ・マローネ
_所: 名古屋市中区東桜2-18-24 サンマルコビルB1
_話: 052-932-2033
_業: 夕方6時頃~深夜1時頃まで営業
新栄「肉の丸小」ビルの地下1階です。


≪姉妹店≫木俣さんの奥様のお店
小さな料理とお酒の店 「ココモ」
_所: 名古屋市中区新栄1-6-28 CBCセンタービル1F
_話: TEL 052-262-7180

No.309 2006 新年号

東海科学機器協会 2005年度第8回役員会議事録

日 時 2005年12月13日(火)PM1:30~
場 所 島津製作所様会議室
出席者 岡野理事長、八神副理事長、小澤副理事長、各務理事、伊丹理事、竹田理事、中村理事、水野理事、木下理事、西村理事、山岸監事、高木監事、清監事

議題

(1)日本科学機器団体連合会団体定期保険について(第一生命)
発足9年目となる連合会グループ保険の現況説明がされました。より一層の加入の促進により当業界運営に貢献できますのでよろしくお願いいたしますとのことでした。また、会員企業へも訪問いたしますのでよろしくお願いいたしますとのことです。

(2)第20回最新科学機器展(H18.4.19-21)について(竹田)
出展申込は、12/13時点申込済みおよび見込み企業を含め86社144小間。前回出展実績は119社212小間であるので、前回の65%くらいの到達度となっています。未確定も含めているので1/27の締切に向かい1日も早く確定させる必要があります。次回役員会までにはほぼ確定させたいのでよろしくお願いいたします。

(3)11/15(火)事業改革委員会開催報告(各務)
転勤等による役員の欠員が生じた場合の対応を検討したが、規約の変更までは行わず役員会に諮り決議する場合と理事長推薦がある場合とで対応することとしました。

(4)11/19(土)TKKゴルフ大会報告(伊丹)
レイクグリーンGCみさのコースにて6組21名を集めて開催。コースコンデイションもよく小春日和の中、行われました。優勝は、木下理化・木下社長が栄冠を獲得された。大会4連覇を期待された愛知電子・松本社長は3位を獲得された。

(5)1/17(火)新春懇親会について(西村)

開催案内は、12/8に会員あて往復ハガキにて出され、すでに30社ほどから出席の連絡が到着しています。来賓は、計量連合会・日本工業新聞社を予定しています。

(6)1/27(金)-28(土)第58回新春大懇親会について(岡野)
TKKからは、岡野理事長・小澤副理事長が出席。熱海ホテルニューアカオにて開催されることになっています。今回、東京科学機器協会60周年記念ともなっており、記念行事として京都科学機器協会理事長・堀場雅夫氏の記念講演が行われます。

(7)会報編集委員会より(高木)
会報誌新年号の役員挨拶は、本日原稿締切ですのでお願いいたします。また、来年は干支が犬ですので表紙写真として犬にちなむものを募集します。また、新年号から会員たよりの原稿を順次募集し、掲載させていただきます。

(8)経営研究会H17年度上期会費請求および計画について(伊丹)
本日、H17年度上期会費の請求書を準備しましたのでお願いします。また、行事開催にあたり日程調整をする必要がありますので近々に開催場所の候補を選定したいと思います。

No.309 2006 新年号

東海科学機器協会 2005年度第8回会報編集委員会議事録

日 時 2005年12月21日(火)15:00~16:30
場 所 名古屋銀行協会4F 7号会議室
出席者 小澤編集委員長、高木副編集委員長、小島編集委員、北川編集委員、吉田事務局

議題

(1)冬号(12/25発行予定)について
表紙 投稿がなく野球大会、ゴルフ大会にて代用。
その他、ほぼ予定通りに編集できました。

(2)新年号(1/25発行予定)について
役員挨拶の原稿がまだ全員揃っていません。
会員たより(仮称)に大島 光様(旭テクノグラス)より投稿いただきました。
他社依頼分も確認することとしました。

No.309 2006 新年号

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No.309 2006 新年号

編集後記

■新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。会員の皆様に愛され、お役に立つ会報誌にしようと毎年の編集後記に書いていますが、どれだけの一般の会員が読まれているのかな?愛読者が少しでも増えていると嬉しいのですが。皆さんが興味を持つ広報誌とはなんだろう。「かきゃ~あんたも」がもう少し増えて、目立つ表紙の写真があれば良いのか?新年から、またまた悩みが始まりました。(I・O)


■新年明けましておめでとうございます。2006年が会員皆様方にとって素晴らしい年になりますよう心からお祈りいたします。さて、本年は中部地区にとっては万博後の経済的実力が問われる一年になると思いますが、私たちTKKでは3年に一度のビッグイベントであります「第20回最新科学機器展」がございます。皆様方と共に大いに盛り上げて本展示会を成功させたいと思います。宜しくお願いいたします。なお、会報編集委員会では本新年号より多くの会員企業の方にご登場いただこうということから名簿順に原稿執筆のご依頼をさせていただいております。順に依頼状が参りますのでお会社のPR等お気軽にご執筆願えればと思います。(H・T)


■あけましておめでとうございます。お正月はいかがでしたでしょうか。今年は「ワンちゃん」の年ですね。犬は心が癒されますね。また忠実でいいですね。忠実さが希薄な昨今ですが、考えてみるよい機会(年)かも。さて景気も多少明るい感じですが、「ワン」ダフルな年になりますように。今年も編集委員として頑張りますのでよろしくお願いいたします。また、TKK会報誌にご支援・ご投稿を是非お願いいたします。(S・K)


■明けましておめでとうございます。今年の干支である戌年の特徴は、「勤勉で努力家」と地道に努力する当地区の風土とマッチングした年であります。会報紙も会員各位のご協力の下に、協会の発展に向け頑張りたいと思います。よろしくお願いいたします。(S・K)


■明けましておめでとうございます。昨年の暮れは急に寒くなり何度か雪に見舞われて地球温暖化を少しだけ阻止?してくれたようです。元旦も少し冷えこみましたが初日の出も拝め穏やかな新年を迎えることができました。昨年東海地区は、空港、万博と風向きがよく本年もこれが持続できるといいなと思います。(M・Y)