東海科学機器協会の会報

No.312 2006 秋号

平成18年度TKK釣り大会レポート

釣り部会委員長(資)昭和理化 山岸 晃


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  条件が良すぎた!
 今年の夏は長く続いた梅雨の影響で、蝉の音が八月に入ってから元気よく聞くことが出来てホッとしたのを思い出します。さわやかな秋を迎えて、ここに皆様と共に釣り大会を迎えることが出来ました。恒例のこの大会も開催にあたり参加者の楽しみとは裏腹に私達委員を悩ます季節となっています。近くて釣果の期待出来る場所の設定、安全性とお手洗いの確保、会が終えた午後の時間の過ごし方など、思案してもほどよい所はなかなか見つかりません。私達の周りは全部海に囲まれているのに可笑しなものです。ここ豊浜港は最適な場所ですがマンネリ化するのも具合が悪いし、来年は趣を変えて一人でも多くの方々が楽しみにしたいイヴェントとして、また会員の方、参加された方、お子様達の意見を多く募って準備したいと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 さて今回の大会ですが予想に反して、皆さんかなり悪戦苦闘された様子です。天気、風もほどよく、また引き潮ながらさほど影響はないと思っていましたが、戻られた参加者の海の幸はいまひとつでした。本命のハゼも釣果のあった方は足で釣られたようです。いわゆる釣り場所を渓流釣りの如く自在に変えられた方法に分があったのです。お子様連れの方には少々辛い条件でした。それでも表彰時には皆さんの顔もほころび、歓声の中で会を終えることが出来ました。
01_033 早朝から足を運ばれた参加者の皆さん、運営のお手伝いをしていただいた前年度1位の伊勢久様はじめ部会委員、事務局のご協力を得て無事に全員帰路につくことが出来ました。ありがとうございました。

No.312 2006 秋号

[ ハゼの部 ] 魚に「つられ」今日の日は

(株)八神理化器製作所 水野 秋治


02_0111 9月9日朝7時15分出発。今日はまずまずの天気かな、でも雲が多少多いような気がする。「知多道路」に入り次第に雲も多く暗くなって来た。半田を過ぎた頃から雨もパラパラと降り出して来て今日一日雨か、と思いながら豊浜へと急ぐ。豊浜インターを出た頃から雨も止みホッとする。途中餌を買い「豊浜さかな広場」で受付を済ませいざ釣り場へ。

 小さな漁港を歩き回るがなかなか釣れない。人影も少ないし釣り人に聞いても「ハゼは釣れないよ!」と言われるばかり。たまに釣れてもセイゴ、グレ、フグなど、全てリリースサイズばかり。昨年釣れた場所へ行ってみると人影は無く私一人。セイゴの12~15センチほどを釣っていると、以前この場所でハゼを多く釣ったという人が様子を見に来ました。聞くところ、今年はハゼが不漁の年だとか。毎週豊浜近辺に来ているけどあまり釣れていないとの事である。話し終わり少々気落ちしてしまったせいなのか、潮時を考え2本の内1本を納竿、また漁港の中をウロウロ。かろうじて釣れたのはハゼ4匹、他魚のグレ、セイゴを合わせても12、3匹。

 世間で言われている温暖化現象の影響?いや自分の腕の悪さ!そう言えば今年5月に三重県鳥羽方面へ釣りに行った時、地元の漁師が言った言葉を思い出しました。名古屋から来て「何かを感じませんか」と言われ、「何のことですか」と聞くと、「潮の匂いがだんだんしなくなってきた」と言うのです。そう言われて胸一杯空気を吸い込んでみましたが、「なるほど」と納得しました。帰宅して思いますと知多の海も潮の匂いが余り無かったようにも思えます。

 話をもどし今日の釣行は、日差しも強くなり辛くなってきたので納竿し集合場所へ。比較的大きいハゼ3匹を計量して、なんと!なんと!まさかの優勝。本当に委員の皆様、ご苦労様でした。尚、追伸といたしまして優勝賞品のアイ・ポッドは帰宅するやすぐに娘に取られました。娘曰く、お父さんの聴く演歌ではアイ・ポッドがかわいそう・・だそうです。残念!

No.312 2006 秋号

[ ハゼの部 ] 弊社から参加の全員が入賞

オザワ科学(株) 前田 明


03_019 例年、この時期になるとTKKの釣り大会を楽しみにしており、当日はちょっと早起きしていつもの釣り場に向かいました。

 何時間位経っても釣果は無しの状態で、ハゼもこの頃釣れなくなって来ており“坊主”かなと思っておりました。場所を内海の海岸近くに変えて釣ったら、キスが面白いように釣れはじめ、随分の時間キス釣りに興じておりました。

 陸からこんなに釣れるのは、久しぶりで楽しめました。しかし対象魚のハゼは全く釣ってなく、しばらく糸を垂れていましたが、一向に釣れる気配は無くあっちこっちを探り何とか3匹を釣りあげ納竿しました。計量の場所に行くと役員の方々が強風の中、テントを張ったり景品の用意などをされておりご苦労様でした。

 今回参加人数も少なかったせいか、弊社から3名参加し2位、3位、5位と全員が賞をいただき本当にラッキーでした。今回開催の役員の方々に厚く感謝するとともに、より多くの方々の参加を希望いたします。ありがとうございました。

釣果票(ハゼの部)

順位 会社名 氏名 重量g(1匹)
1位 (株)八神理化器製作所 水野 秋治 120
2位 オザワ科学(株) 前田 明 100
3位 オザワ科学(株) 小田 正成 94
4位 名古屋科学機器(株) 前田 宗俊 76
5位 オザワ科学(株) 服部 正夫 70

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[ 他魚の部 ] 痛みに耐えながらの喜び

(資)昭和理化 大山 鎬俊


04_018 珍しく休日に早起きして豊浜へ。受付を済ませてエサと若干の釣具を調達し、逸る気持ちを抑えつつ前日に調べておいた豊浜新堤へ向かう。家族連れや黒鯛を狙う釣り人で既に釣り場は超満員。周りの人の仕掛けをさりげなくチェックしてみると、殆どが撒き餌のカゴにサビキ仕掛け。それに対してこちらが用意した仕掛けは投げ竿に天びん仕掛け。勿論、ハゼ釣り大会なので間違ってはいない筈だが、大会での入賞よりも「釣果」を重視する私はこの状況に一抹の不安を覚えてしまう。

 9月に入ったとは言っても焼け付くような太陽の日差しの中、仕掛けを投げる。ゆっくりリールを回しているとすぐにアタリ。強い引きと重さに興奮しながら、慎重に仕掛けを上げてみると釣れたのは10センチ位の小さなメゴチ。その後もメダカのようなハゼやメゴチがポツポツと釣れてくる。こうなると人間の欲なのか、それとも単にボウズを免れて余裕が出てきただけなのか、入賞できる程の大きなハゼは釣れないものか、という気持ちが湧いてくる。

 ビールを飲みながら何度も仕掛けを投げる。暑さにちょっとうんざりしてきた時、突然リールを巻く手が重くなった。散々、強い引きと手ごたえにだまされたような気分だったのであまり期待もせずに巻き上げてみると、手のひらよりちょっと大きなカレイとハゼの一荷釣り。大した大きさじゃないけれど、これで「他魚の部」で3位ぐらいには入れるかな。

 物事には何でもオチがあるもので、最後に釣れたのは小さなオコゼのような魚。触らずにこのまま針を切ってしまおうと慎重に扱ったつもりでも、ドジな私は案の定、指先を刺されてしまう。腕の痛みと痺れに耐えながら計量。結果は88グラムで「他魚の部」1位。喜びと最後に起きたアクシデントによる痛みを同時に味わいながら家路についた。

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[ 他魚の部 ] 釣り始めて30秒ほどで釣れたベラが準優勝

(株)ワキタ商会 濱地 英紀


05_0112 早朝は小雨も降り天気が悪いと思われましたが、終わってみると腕が真っ赤になるほど、日焼けしてしまいました。私は釣り経験があまり無いため、何か釣れればいいなと思っていました。

 お昼までに6匹ほど釣りましたが、本命のハゼが釣れなかったのが残念でした。しかし、釣り始めて30秒ほどで釣れたベラが他魚の部で2位になり、本当に驚きました。

釣果票(他魚の部)

順位 会社名 氏名 魚種 重量g(1匹)
1位 (株)昭和理化 大山 鎬俊 カレイ 188
2位 (株)ワキタ商会 浜地 英紀 ベラ 66
3位 (株)ワキタ商会 山田 憲一郎 ベラ 62
4位 (株)昭和理化 加藤 剛史 イシダイ 48
5位 伊勢久(株) 稲葉 直之 ゼンメ 24

No.312 2006 秋号

[ 会員だより ] 健康と運動不足の解消に

英興(株)名古屋営業所 森川 森


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 初めまして。英興株式会社名古屋営業所で営業をしております、森川 森と申します。この度はTKKの会報に趣味を題材にした私の文が、掲載されるとの事でとても恥ずかしく思います。下手くそな文章だと思いますが、寛大な心でお許しください。  

 早速ですが、私の趣味はフットサルです。Futsalという綴りです。簡単に言いますと少人数制のサッカーです。通常のサッカーとの大きな違いは、11 人制なのに対してフットサルは5人制ということと、サッカーであるオフサイド(いわゆる待ち伏せ攻撃)がフットサルには無いということだと思います。サッカーよりも少人数で手軽に楽しめるということもあり、最近5年間で日本でも急速に普及したスポーツです。愛知県内にもフットサルコートが20ヶ所以上あります。屋内型と屋外型があり天候も気にせず楽しめるのも良いと思います。

 私は今年の8月で30歳になりましたが、健康と運動不足の解消にも非常に良いスポーツだと思います。攻守の切り替えも早く、何より試合中にもボールに触る回数がサッカーより遥かに多いことやゴールが多いことも楽しめます。現在は大小様々なリーグ戦やカップ戦が毎週行われています。目標は33歳までに、カップ戦とリーグ戦でそれぞれ優勝することと、どんな小さな大会でもいいので得点王を獲得することを目標に日々時間を少しずつ見つけては体を動かしています。 10代、20代の時に比べて明らかに体全体の可動範囲が小さくなっているのが悲しいかな実感している今日この頃です。いつまでも若く健康でいる為にもフットサルで汗を流しながら楽しく健康な体を保ちたいと思います。最後に自分にとっての大きな目標として、40歳まではフットサルをしていけたらと思っています。仕事に影響の無い程度適度に怪我せず楽しんでいきたいと思います。

【お詫び】
本誌では英興(株)様の社名が間違っておりました。
謹んで訂正しお詫びいたします。

No.312 2006 秋号

[ 会員だより ] あまりの暑さに、“フットサル”クラブ作りは頓挫……

エスペック(株) 久富 順司


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 今年の4月に東京から名古屋に転勤してきました。こちらに赴任して5ヶ月近くなりますが、最初に思ったのはとにかく暑いという事。エスペックに入社して営業一筋16年、九州・四国・関東と渡り歩いてきました。

 沖縄県や高知県も担当してはいましたが、そちらの暑さは陽射しの強さで、名古屋の全身からわっと沸いてくるような暑さは始めてです。その独特の暑さで最近は少々ばてぎみになってはいますが、何とかこの夏を乗り切りたいと思っています。

 ところで、私の最近の趣味について述べさせて頂きます。かれこれ3年近くになりますが、“フットサル”を始めました。“フットサル”とは5人対5人で行うミニ・サッカーのようなものです。実はスポーツを行うのは学生時代の体育の授業以来、20年ぶりでした。元々、会社の後輩がやり始めたのをきっかけに混ぜてもらったというのが、現実です。最初の練習では、ものの2分で息があがり、5分でダウンしました。

 また、ちょっとダッシュしただけで転んでしまいそうになる程、散々な状態でしたが、練習後の何ともいえない脱力感(スポーツしているんだという満足感)を久しぶりに味わい、続けるようになりました。その後、同じ会社の仙台のチームと泊り込んでの練習試合を行うなど、徐々に進歩してきました。

 また昨年は、栃木県・鬼怒川温泉でビギナーズの大会にも参加、残念ながら8チーム中の最下位の結果となりました。(エスペックのチーム平均年齢は約35才、相手のチームは10才以上若く、こてんぱんにやられたのが実状でした。やっぱり若さには勝てない)

 現在、名古屋に赴任してからは、あいにくエスペック内にもクラブが無い為、何もできていません。クラブを作ろうかという話も進行していますが、あまりの暑さで、話は頓挫しております。秋には集合できたらいいなと思っております。私たちの姿を見かけた際には気軽に声をかけて下さい。よろしくお願いします。

No.312 2006 秋号

[ サイエンスコーナー ] BSEの現状と検査法

富士レビオ株式会社 ナショナルアカウント部 横山 敦史


牛海綿状脳症(Bovine Spongiform Encephalopathy:BSE)は異常プリオン蛋白質の蓄積により神経障害を呈する牛の感染性プリオン病です。英国では1985年ごろから散発的に発生が見られ、1992~1993年に発生のピークを迎え2005年には18万4千頭ほどに達しています。日本では2001年9月にはじめてBSEが発見され、農林水産省、厚生労働省の指導により2001年10月18日より全国の食肉衛生検査所ですべてのと畜牛を対象に異常プリオン蛋白質のスクリーニング検査が実施されました。また、特定危険部位(脳、眼、脊髄、回腸遠位部)の除去による焼却処分が義務付けられています。2004年からは全国の家畜保健衛生所でも死亡牛の一次スクリーニング検査が実施されています。わが国では現在(2006年8月)までに28頭のBSE感染牛が確認されており、死亡牛も含めて下表のとおりです。

 一方でヒトプリオン病としての変異型クロイッツフェルト・ヤコブ病(vCJD)が1996年に報告されて以来、BSE汚染食品等の摂取が感染源として強く示唆され、BSEが人獣共通感染症として、また、食品媒介感染症として認知されています。

 BSEスクリーニング検査の検査対象は、と畜場に搬入される21ヶ月齢以上の牛(現時点ではほとんどの自治体で全頭検査を実施)と家畜保健衛生所に搬入される24ヶ月齢以上の死亡牛で、牛延髄を検体として酵素免疫測定法(enzyme-linked immunosorbent assay:ELISA)にてスクリーニング検査を実施しています。

 ELISA法は操作が簡単で大量検体の処理が可能な検査方法です。検査材料としてはタンパク分解酵素であるプロティナーゼK(PK)処理した脳乳剤(ホモジナイズした牛延髄閂部)を用い、マイクロプレートに固相化した抗ウシプリオン蛋白質抗体で補足した異常プリオン蛋白質を検出します。ELISA法で陽性および疑陽性となった検体は、同一方法で再検査を実施し、再度陽性となった場合には、国立感染症研究所または動物衛生研究所などで免疫生化学的検査(ウエスタンブロット法)および免疫組織化学的検査などの確認検査が実施されています。

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BSE確認状況(2006年8月現在)

確認年月日 月齢 品種 生産地 検査結果 (注1)
WB法 免疫組織

化学

病理
組織
1 平成13年9月10日 64ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道佐呂間町
2 平成13年11月21日 67ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道猿払村
3 平成13年12月2日 68ヶ月齢 ホルスタイン種 群馬県宮城村
4 平成14年5月13日 73ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道音別町
5 平成14年8月23日 80ヶ月齢 ホルスタイン種 神奈川県伊勢原市
6 平成15年1月20日 83ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道標茶町
7 平成15年1月23日 81ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道湧別町
8 平成15年10月6日 23ヶ月齢 ホルスタイン種 去勢 栃木県大田原市
(注3)
9 平成15年11月4日 21ヶ月齢 ホルスタイン種 去勢 兵庫県氷上郡
10 平成16年2月22日 95ヶ月齢 ホルスタイン種 神奈川県秦野市
11 平成16年3月9日
(注4)
94ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道標茶町
12 平成16年9月13日 62ヶ月齢 ホルスタイン種 熊本県泗水町
13 平成16年9月23日 103ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道士幌町
14 平成16年10月14日
(注4)
48ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道鹿追町
15 平成17年2月26日
(注4)
102ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道中川郡本別町
16 平成17年3月27日 108ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道天塩町
17 平成17年4月8日
(注4)
54ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道河東郡音更町
18 平成17年5月12日 68ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道砂川市
19 平成17年6月2日 109ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道野付郡別海町
20 平成17年6月6日 57ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道河東郡鹿追町
21 平成17年12月10日
(注4)
69ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道千歳市
22 平成18年1月23日

(注4)

64ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道野付郡別海町 判定
不能
(注5)
23 平成18年3月15日 68ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道中川郡中川町
24 平成18年3月17日 169ヶ月齢 黒毛和種 長崎県壱岐市
(注6)
25 平成18年4月19日 71ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道枝幸郡枝幸町
26 平成18年5月13日
(注4)
68ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道瀬棚郡今金町 判定
不能

(注5)

27 平成18年5月19日
(注4)
68ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道中川郡豊頃町
28 平成18年8月11日
(注4)
80ヶ月齢 ホルスタイン種 北海道天塩郡幌延町

(注1) 病理組織検査は、脳組織に明らかな空胞が認められた場合、「+」としている。
(注2) いずれの場合もBSEを疑う臨床症状は確認されなかった。
(注3) 糖鎖パターン及びプロテアーゼ耐性がこれまで確認されたBSEのものとは異なっていた。
(注4) 生産段階における死亡牛の検査で確認されたものであり、と畜場へは搬入されていない。
(注5) 非常に弱い空胞変性が認められたが、死後変化との明確な区別が困難であったので、「判定不能」としている。
(注6) 検出された異常プリオン蛋白質のパターンが定型的なものでなかった。

No.312 2006 秋号

[ かきゃあ あんたも ] サファイア・プリンセス船旅日記

朝日テクニグラス株式会社 各務 隆弘


【1】ロスまで往きは約9時間のフライト。
 成田から時間に逆らい機首は東へ。空港から 約30分でロスアンゼルス港着。目前にそびえる憧れの「サファイア・プリンセス」の姿に感激はしたものの、 4:00pm出航なのにギャグウエイは閉まっていた。説明は「操作上の理由」で乗船時間も不明。船会社の用意したお菓子と水で待つこと6時間。更に乗船時にはCIカウンターで入手したクレジット機能付きルームキー・カードが不調で、再発行暫しお預けを食らった。これも2度の請求でやっとゲット。この間も船から謝罪も無ければ納得いく説明も無いまま。いかにもアメリカ的。やっとの乗船は10:00pm。早速バッフェに急行。飢えが落ち着いたところでピアノ・バーに行き、ナイトキャップにバーボン。窓外を見ると船はすでに岸壁を離れMEXICOに進路を向けていた。

【2】終日航海
 船旅も今回で4回目となる。今回は何処に行くかの問題ではなく「MHI長崎で建造された船に乗りたい」の一心による。不運にも、例の火事に見舞われた船として記憶に新しい。船内の水は限外ろ過の海水淡水化水。トイレは飛行機と同じ水消費の僅少な真空式、スクリューは電動機推進など最新の設備とエコロジーに配慮されている。総トン数:116,000?、全長:290M・全高:62M。

 二日目は意外に早朝に目が覚めた。ベランダに出て、幾分の寒さを感じながら太平洋の夜明けを見る。薄明かりの中、走る船が描く水面の泡に船旅のプロローグを実感する。キャビンはデッキ12、右舷のスイートに次ぐA-701.これより憧れのクルーズに浸漬されることと成る。

 朝食は昨夜に依頼しておいたルーム・サービスをベランダで食す。例によって早くも船内ではあちこちで多彩なプログラムが開始されていた。昼にはプールサイド・バーで寿司ランチ店がオープン。所謂カリフォルニア巻きなのだが、外人には結構人気の様で行列が出来ていた。日本の食文化もアメリカでは想像外の変遷をたどっている。

 今夜はフォーマル・ナイト。振舞い酒を飲んでから予約のイタリアン・レストランへ。メニューの組みたてをして料理を注文。先ずはバドを楽しんでいると、隣のお兄ちゃんが彼女と興味深そうにこちらを見ながら話かけてきた。彼はアメリカ・ホンダに勤めるメカニックだった。ホンダマンの誇りを語る彼の大きな手は怪我の形跡が残るエンジニアの手でもあった。完璧なホンダお宅であった。

 夜の楽しみはライブハウス。黒人グループの歌うテンプテーションズ、プラターズ、スティビー・ワンダーの名曲が、移調も見事に聴かせてくれた。毎夜繰り広げられる、エンタメ、ディスコパーティの最初の夜は25時まで続いた。船はメキシコの領海に入り、時計を1時間進めて27時就寝。

【3】終日航海
09_018 船内新聞に見る乗客分布はアメリカ人が2512名。次いでカナダ人が195名。日本人は第三位で26名。以下国籍は31余ヵ国。乗船総客数2884名。因みに乗組員は41カ国1120名。曇天続きであったが夕刻にはやっと天候も回復。バルコニーからは真っ赤な太陽が水平線上で半円になり、更に台形になって、見る間に海中に沈み行く感動のショーがあった。 夜ともなり、又楽しみなエンタメ。デッキ7後部のCLUB FUSIONへ。タイトルは 50‘s Rock & Roll Dance Party。一応50’sに合わせて、シャツをボタンダウンに着替えた。いよいよDance Party.乗客の大半は退役年代で、50’sの頃はおそらく青春の頃であったであろう。
 ここでも小母さんパワーに圧倒される。Danceタイムになると途端に横にいた小母さんグループがフロアに飛び出して行く。立ち上がり際にCome  on!と肩をたたく。エルビスのハウンド・ドッグが流れると最高潮に達し小父さん小母さんが年を忘れて軽快なツイストを踊る。まさに青春回帰。この小母さんたちもきっと、ポニーテイルに白いソックス、ふんわりスカートで鳴らしていたのであろう。着席後、愛嬌あるおしゃべり小母さんの息子自慢、孫自慢にしばらく付き合う羽目に。夜の帳も充分に降り、酔い覚ましにバルコニーへ。何とも幻想的な星空。暗い水面からは、まさに星が眼下から展開していた。明晩は後部プールサイドでのデッキパーティ。

【4】PUERTO VALLARTA
 (プエルトパジャルタ)入港
 四日目にして見る陸地。大気温も亜熱帯域だけあって、そよ風が心地よい。アメリカからメキシコへ入国するのだが、何故かCIQが無いのは不思議だった。アメリカ入国では顔写真の撮影と両手人差し指の指紋登録までしていると言うのに。

 白、ピンク、ブルーなど目抜き通りの建物はカラフル。64年にはリチャード・バートンの映画「イグアナの夜」以来、高級リゾートに化したと言う。観光の中心は石畳のコロニアルな旧市街。海岸にあるタツノオトシゴ像が街のシンボル。一帯に市庁舎、教会、レストランや銀製品、皮製品を売る土産物屋が。

 長くスペインの植民地であったことは市街の設計、教会などに見て取れるが、例えば教会を例にとれば、ヨーロッパの荘厳且つ繊細な建築からすると、やはり植民地のそれでしかない。占領地の謀反を制し、人心を平穏に統治するには宗教も大いに役割があったと理解できよう。観光資源としての海岸の浸食は大きな問題であり、且つ街周辺には尚インディオの貧しい生活があった。

 昼過ぎ、巨大なウオールマートでビールを買って帰船。気温も上がりプールのデッキチェアも満員になってきた。

夜はTropical Deck Party。早くもバンドに合わせたダンスに興じる人達の熱気が溢れていた。若い夫婦が赤ちゃんを抱きながら踊る。小さな子供もリズム感がすばらしく、見ていて絵になる。

 合間にMR.&MS.Sapphire Princessのコンテスト。軽妙な司会に乗せられズボンの早脱ぎ競争。ブラの早脱ぎ競争で盛り上がるのは如何にもアメリカ的。ステージを囲む3層のデッキではバンドに合わせてウエーブが起こり、ダンスが続く。YMCAで最高潮。 深夜になり、キャビンに引き返すも、途中のレストランは夜食を食べる人で満員の様に驚愕。

【5】MAZATLAN(マサトラン)入港
 早朝、接岸。埠頭には輸出待ちするHYUNDAIの乗用車や重機が大挙整列。ここにも同社の工場があり、街にはLG電子の広告。今や韓国の経済力と世界市場を席捲する勢いを目の当たりにする。

 一方、興味があったのはTAXI。白いオープンの、まるでゴルフ場のカートの如く。唯エンジンは2気筒のような音がしていた。さて、市内観光。パパントラ・フライヤーズ。見事なロープ下り。何故このような演技が売りになっているのか、それなりの曰く由来があるのだろう。市内に見るべきものは少ない。

 帰還時、埠頭にサファイアを含め、3隻の船が係留されていた。その繋がりは計算上800Mに及ぶ。サファイアを先頭にセレブリティ・クルーズ籍のINFINITY。船名が読めないがロイヤル・カリビアン籍の客船。まさに壮観絶景であった。

09_023 キャビンに戻りルーム・サービスをバルコニーでランチ。メキシコのリビエラと称される海と、その波の音をBGMに。夜となり劇場でGala Show。カナダ人のシンガーがブロードウエイで脚光を浴びるまでの物語りをダンスと歌で構成。










【6】Cabo San Lucas(カボ サン ルーカス)入港
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 アメリカ、カリフォルニア州の南に伸びるサボテンと砂漠の原野が1700Kmにわたって続く、バハ・カリフォルニア半島の先端。この地も、16世紀アステカの黄金郷を夢見るスペイン船によって、原住民インディオの殺戮があった。当時の欧州人の海外への進出、即ち植民地化は21Cになっても、その痕跡を地球上のあらゆる場所に残している。

 今回初めてテンダーボートの使用。車椅子の青年もスタッフの誘導で、いとも簡単に本船から乗り移った。

 沖合いに停泊したサファイアからボートで約10分、到着桟橋付近は観光船や豪華ヨットが係留され、リゾートの風情を演出する。ここでカタマラン船に乗り換え、シュノーケル・ツアーに参加。

 今回のハイライト。途中「地の果て」と言われる、スポットを船上から観光。1968年、チャールトン・ヘストンの「猿の惑星」で劇的なシーンが撮影された場所。確かに海と険しい岩と砂浜の荒涼とした風景は「地の果て」の形容以外の何物でもない。   

 小一時間でチレノ浜に到着。幾分冷たさを感じる海にとりあえず飛び込む。岩礁近くでは、数十センチのカラフルな魚が群れを成す。用意した朝食時のパンで餌付け。たちまち大きな魚が襲ってきた。ここでは厄介な言葉は関係なく、魚と会話が楽しめた。水中での時間は瞬く間に過ぎ去る。

 2:00pm出航のため、早々にテンダーボートで本船に戻る。さっぱりとシャワーを浴びれば、日焼けに火照る体が心地良い。 ランチはお気に入りの internationalでフルコース。同席の老夫婦は20年前に日本に旅行をしたことを話してくれた。日本への興味は特異なものがあり、 TOYOTA, MITSUBISHI,、SONYなどその商品を褒め称えていた。

 今夜は最大の夜遊びとなる2回目のフォーマルナイト。夕食はpacific moon。昼の過食も何のその。美食は飽きることなく美味しさの虜になる。コーヒー3杯飲んでfinish。8:00pmとなり、劇場へ急ぐも、例のダンスに興じた小母さんが入り口で手を振って「Hi! No seat」。仕方なく第二部に再来することとした。船内は着飾った紳士淑女が往来。

 開演30分程前に行って、格好の席に陣取る。前の席の女性がウエイターに飲み物を注文していた。真似をしてストロベリー・マルガリータを注文。程なく著名な映画をパロったテンポの速い歌とショー開演。健康ランドの歌謡ショーとは訳が違うが、生意気にも見慣れてきたのか、ショービジネスの真髄を見せつけられた、とは言い難い。

 いよいよ夜はこれから。Party Party Partyと銘打って待望の「CHAMPAGNE WATERFALL PARTY」。

 会場のアトリウムでは客に酒が振舞われ、すでに音楽と共にシャンパングラスは数段積み上げられてていた。数段積んではシャンパンをグラスに撒くように注ぎ、又慎重にグラスを上積みしていく。時にはF1レーサーがするように、ボトルを振って、シャワーのようにグラスに注ぐ。

 12:00pm過ぎ、事態は佳境に入り、音楽のテンポもいっそう速まる。頂点の1個は何段目になるのだろうか。ゆっくりと最後のグラスに注がれると、文字通り見事なまでのCHAMPAGNE WATERFALLの完成。その瞬間観客から紙テープが一斉に投げ込まれ、いよいよdance dance dance。階段でも、フロアでも場所を問わず皆踊りだす。アメリカ人は何とparty好き。Dance好き。タキシードやドレスが乱舞する。乱痴気騒ぎか騒乱か。Danceに興じる人々の顔は最高の笑みで溢れていた。一方で客がグラスタワーの後ろに行列をなし、代わる代わるシャンパンを注ぐ。私も並び「シャンパンの滝」を初体験。アナウンスによれば今夜は700個以上のグラスが使用された、と言うことであった。あらためてタワー状のグラスが慎重に解体され、そのグラスが又、客に振舞われた。飲み疲れ、キャビンに戻ったのは2:00am。興奮と感動の一夜であった。

【7】終日航海
朝、ギャレー見学に参加 1回のクルーズで使用する食品は、例えば�ス�テ�ー�キ:2.3t、ベーコン:1.1t、サラダ:2.3t、アイスクリーム:300L、魚介類:4.3tや卵57,000個と、想像を絶する量が消費される。

 ランチは外人2組と同席。母娘組の娘がデザートにシュークリームを注文していた。それは見事なまでにスワンをお菓子で模っていた。娘の顔を見ながら私「それはスワン?」> 娘「勿論スワンでしょう!」>私「可愛いスワンだ。可愛すぎる!」娘は微笑んでうなずいた。私「可愛すぎる、食べるには可哀想だ!」と。一同爆笑。言わなければいい事を言ってしまった。悲しいことに同席の皆が一斉に話しかけてきた。訳がわからない私は、食事が終わっている事を幸いに。「次のプログラムの時間になったから・・・」と惨めな気持ちで退散。

 昨夜の疲れもあり、船内散策しながら優雅な船旅の日々を回想する。外気も温度が下がってきて船が北上していることが分かる。明日はLOXに帰る。時計を1時間戻し、本日は25時間。

【8-9】LOXからNRT>NGO
09_04 夜明けと共にLOX港に帰ってきた。時同じくしてアラスカ・クルーズから戻った僚船・Island Princessも入港。巨船同士が一緒に入港の図は、一種のショーを見るようでもあった。アイランドを窓外に見ながら最後の朝食。部屋にコーヒーを持ち帰りバルコニーで今回の旅を想起しながら、味わい深く飲み干す。8日間使用したクルーズ・カードを最後に機械へ通して下船。

 サファイアは今夏のアラスカ・クルーズ後、太平洋を航海し、日本へ里帰りの予定になっている。思い出の詰まった船に、後ろ髪を引かれながら別れを告げLOX空港へ。明日からは又「日常」に戻る。

 振り返れば今回の船旅では新たな体験をしながらも、多岐にわたる感慨もあった。

 船内いたるところで人とすり違えばオ・ア・シ・スで呼応。リフトに乗り合わせれば瞬時の情報交換。レストランで同席となれば四方山話。アメリカ人の話好きは、多民族の寄り合い社会で相手に敵意を持っていない証として、笑顔で話しかける文化が必然であったと聴く。船はメキシカン・クルーズであったが、実は 4000名近くが作る船内での偶然のコミュニティを経験した事に意味があったのかも知れない。

 元気な老人夫婦が過半数を占め、楽しみとして船旅は定着しているようにも思えた。更にバリア・フリーの船内では、スタッフの支援もあり、障害を持つ人も相当な割合で乗船していた。彼らがごく普通に旅を楽しんでいる光景に、何故か「よかった!」と感じる場面が幾度もあった。七つの海を往来した船が1900 年代中頃には飛行機にその役割を交代する時代となったが、船旅は時空を越えて思いをめぐらすに充分な時間が得られ、地図の上を線で旅することの意義と、知ってるつもりでも知らないことが山ほどある事を教えられた旅でもあった。

 昨年に還暦を迎えた。この旅をあえて「人生の折り返し点」と位置づけ、更に「感動」する心を見失わないよう生活したいと思う。何と折り返しのゴールは計算上120歳となる・・・が!!!

No.312 2006 秋号

[ かきゃあ あんたも ] リニア新幹線試乗会に参加しました

名古屋科学機器(株)岡野 忠弘


 名古屋商工会議所の主催で去る9月7日、山梨県のリニア新幹線の試乗をしてきました。中国上海のリニア新幹線(実用化、運用しています)との比較もあり、楽しみにしていました。名古屋から4時間、中央道で大月下車、すぐに「山梨リニア実験線」があります。

リニア新幹線 山梨リニア実験線 概要
10_018

 山梨リニア実験線では、超電導磁気浮上式リニアモーターカーの車両開発はもちろん、複線・力勾配・トンネルなどの条件を備えており、電力供給装置や列車のコントロール装置、完全管理システムなどの開発が、日本特有の起伏の富んだ地形、環境の中で確認される予定です。平成9年から総延長 42.8kmのうち優先的に工事された先行区間18.4kmで走行試験が行われており、平成12年3月に長期耐久性、経済性の一部に引き続き検討する課題があるものの、超高速大量輸送システムとして実用化に向けた技術上のめどが立ったとの評価がなされたところです。さらに、平成12年度から引き続き輸送システムとしての総合的な完成度を高めるための走行試験が先行区間により継続して行われています。

◎験線ルート 全線42.8Km 起点: 東八代郡境川村 終点: 南都留郡秋山村
◎実験を実施している区間(先行区間)18.4Km 起点: 大月市笹子町笹子  終点: 都留市朝日曽雌

リニア新幹線の運用
 リニア中央新幹線は、起点である東京都から、甲府市付近、名古屋市付近、奈良市付近を主な経過地とし、終点である大阪市までを時速500Kmで走行する超電導磁気浮上式リニアモーターカーによって結ぼうとするもので、この計画は、全国新幹線鉄道整備法に基本計画路線として位置付けられています。
この計画が実現すれば、東京~大阪間が 約1時間で結ばれることになります。

超電導ってなに?
10_01 ある種の金属物質を一定温度以下としたとき、電気抵抗がゼロになる現象を超電導現象といいます。超電導状態となった金属物質で作ったコイル(超電導コイル)に一度に電流を流すと、電気抵抗がないため電流はコイルの中を永久に流れ続け、強力な磁界を発生します。リニアモーターカーはこの超電導磁石を搭載し、ガイドウェイに取り付けられた地上コイルとの磁気相互力により、10cmほど浮上して走行します。

どうやって進むの?
10_02 地上の推進コイルに電流を流すことにより磁界(N極、S極)が発生し、車両の超電導磁石との間で、N極とS極の引き合う力と、N極どうし・S極どうしの反発する力により車両が前進します。



なぜ浮くの?
10_03 車両の超電導磁石が高速で通過すると、自動的に地上の浮上・案内コイルに電流が流れ電磁石となり、車両を押し上げる力(反発力)と引き上げる力(吸引力)が発生し、浮上します。



どうして壁にぶつからないの?
10_04 左右の浮上・案内コイルは、電線により結ばれ、車両が中心からどちらか一方にずれると、自動的に車両の遠ざかった側に吸引力、近づいた側に反発力が働き、車両を常に中央に戻します。



 このようにしてリニア新幹線は運行されています。愛知万博での体験をされた方もおありだろうと思います。入場はかなり厳格で、偶然外国人が試乗したいと来られていたが、一切受け付けられなかったようです。試乗する人の名前があらかじめ登録されており、カードになっておりました。無論座席もすべて登録されています。乗車までにいろいろなお話があり、ようやく試乗は14時30分から15時近くまででした。30分の間に時速500Kmの体験が80秒あります。上海では480Kmの体験しましたが、今回はそれを上回ります。座席は2席、2席です。上海は3席2席で少し大きいですね。

 振動、騒音は現行新幹線と同様くらいでしょうか、上海新幹線より数段小さいし、振動も大きくはありません。なお、写真は撮りましたが、なにせ速度がはやく残念ながら写せておりません。速度追従の一眼レフでないとコンパクトカメラではとても無理であります。撮影場所は時速500Kmが展望台でみることができますが、瞬間です。無理でした。なお、展望台の線路を越えたところに見学できる場所があります。そこで撮影すればもっとよかったかもしれません。運転手がおりません、乗務員のみでの運転です。カモノハシのようなデザインは表面に相当傷がついております。締め付けの金属のでっぱりも相当です。時速500Kmは航空機の設計が必要でしょう。700系が新幹線に走っていますが、あれは航空機の胴体と同じ設計です。あのようなデザインが必要になりましょう。肝心の超伝導金属も摂氏-267度から10度高い合金も開発されてきた。それにより総額1000億円安くつくれるモーターの開発も可能です。

 海外へ輸出の話も過去あったが、最近ではその声も小さくなっている。上海リニアも北京オリンピックには北京上海間を走行することになってはいたが、その機運がどうやら小さくなってきた。日本のリニアもまだまだ改良すべき課題もあり、輸出までは程遠い。夏休みには親子で試乗の公募もされています。ぜひそのような機会に試乗されることをお勧めします。
(リニア新幹線URLを参考にしております)

10_023
技術輸出を
まだすべきでない
古典物理から
相対性理論を
現代に生かせたばかりの技術に
リニア新幹線と
シンカンセン
差は
若いJR社員の
自信にあふれた笑顔
時速500Kmを味わう
何に例えようか
少し背を押さえつけられる

この快適さは日本ならこそ

岡野忠弘

No.312 2006 秋号

[ 名古屋のグルメ ] イリエの応接間 焼鳥の“ささみや”

[案内人](株)イリエ 吉田孝司


11_018グルメ情報というものを出すことになり、グルメでも何でもなく、ただよく食べる人である私しが、ご報告するとしたら、犬山に住んでいますので木曽川の鵜飼舟での鵜飼を見ながらの鵜飼料理も大名遊びみたいで趣があるな…とか、万松寺通りのある大須界隈に弊社がありますので、そのあたりの面白い店を紹介しても良いな…と思いつつ。
11_026エエイッ近くの近く、会社の目の前にグルメ情報のために、またイリエの応接間みたいに、焼鳥家が誕生。店名「ささみや」と言い、大将以下弱卒なしで、雰囲気は良。大須には名古屋一番の“角屋”という焼鳥屋がありますが、その次位に美味いと思っております。品揃えも充分、特にささみが美味い。  
ささみのお造り、ささみのたたき、また串焼は皮から始まり、せせり、砂肝、味付うずら。食事も鳥スープ茶漬、鳥スープうどん、とり丼、雑炊系あり。とにもかくにも弊社の目の前なので、夕方頃から開けてある窓より良い匂いが入ってきて、本当に環境の良い、仕事のやりやすい応接間がありますので、ご来社、お待ちしております。 焼鳥のタレ、炭火等、師匠直伝の味は、文章に書くより、賞味、賞味。

11_031ささみやの焼き鳥は すべて朝挽きした新鮮な 三河地鶏を使用しています それを紀州備長炭で じっくりと焼き上げます

焼鳥のささみや

名古屋市中区大須4-13-15
TEL052-265-4550 休日日曜日
営業時間17:00~12:00

次回は、オザワ科学(株)常務取締役 小田正城さんがご案内します。

No.312 2006 秋号

2006年度 第4・5回役員会議事録

東海科学機器協会 第4回役員会議事録


日時 2006年7月11日(火)
場所 名古屋市中小企業振興会館4F会議室
出席者
岡野理事長、小澤副理事長、各務理事、伊丹理事、竹田理事、中村理事、水野理事、木下理事、西村理事、山岸監事、高木監事、清監事

議題
(1)6/13 第20回最新科学機器展最終報告会(竹田)
展示会実行委員、TKK役員、ビジネスアイ岡田顧問、小澤取締役、原次長を集めて第20回最新科学機器展最終報告会を実施した。展示会の来場者数としては、3日間で25,141名を集めてまずまずの成果を収めた。開催企画段階から共同開催については工夫を必要としたが今回、産・官・学の融合がうまく噛合い新たな展示会の姿を組立てることができました。

(2)6/13 H18年度第1回事業改革委員会実施報告(各務)
H18.3時点でTKKの会員数が、103社となり今後のTKK活動を進める上でも会員増強は急務であるという要請を受け110社までの増員をめざし活動を開始することとした。具体的には次の要領で実施する。1.年内7社入会目標とし、8月末までに候補者リストを事務局に集約する。2.9月役員会でリスト一覧表から手分けの上、勧誘実施を開始する。3.会報の秋号、冬号にて会員募集のコラムを設け会員に協力を求める。記事内容は編集委員一任。4.入会申込書、規約、会報バックナンバー、TKK案内記念誌など勧誘のための資料は事務局が準備する。

(3)6/16 第61回連合会総会終了報告(岡野)
H17年度事業報告、収支報告がされ承認されました。続いてH18年度について事業計画案が報告されたが、本年開催の全科展in東京2006の準備状況が説明されました。また、ISO14000取得支援、産学連携研究会の拡大、7/15開催予定の中四国科学機器協会25周年祝賀会が開始亜予定であることが報告されました。

(4)6/16 入江照四氏叙勲祝賀会終了報告(岡野)
出席者350名を集めて東京會舘ローズルームにて開催されました。多くの来賓が祝辞を述べられたが、特に尾身衆議院議員は科学立国をめざすには科学機器がますます大事であることを強調され業界の代表として功績を称えていただきました。

(5)7/15 中四国科学機器協会25周年記念行事について(岡野)
中四国科学機器協会が創立25周年を迎えるに伴い定時総会と同時に開催するものです。TKKからは岡野理事長が出席する。

(6)8/24 HOKT会について(木下)
TKKからは岡野理事長含め全7名が参加します。8/23PM2に名古屋を出発しPM5に「はいや松風園」に到着する予定です。

(7)9/9 TKKつり大会開催について(山岸)
8/11-14にてつり大会開催案内をTKK会員へ送付します。

(8)その他(H18年度事業計画について)(岡野)
野球大会は、9/16(土)、9/23(土)、10/7(土)について球場の確保ができました。ゴルフ大会は、10/28(土)レイクグリーンCCにて開催予定です。

東海科学機器協会 第5回役員会議事録


日時 2006年9月12日 (火)
場所 名古屋市中小企業振興会館4F第一会議室
出席者
岡野理事長、八神副理事長、小澤副理事長、各務理事、伊丹理事、竹田理事、中村理事、水野理事、木下理事、西村理事、山岸監事、高木監事、清監事

議題

(1)7/11 会員増強計画(各務)
本日までにのべ55社程役員からご提示いただきました。今後は、具体的に今後の勧誘活動計画をたてなければなりませんが事業改革委員会の方で方針をたてて次回役員会に報告させていただきます。

(2)7/15 中四国科学機器協会25周年記念行事報告(岡野)
ビジネスアイ熊坂社長はじめ東京・大阪・九州・京都・東海の各地区協会から総勢約110名がお祝いに駆けつけ記念行事を行った。これからの益々の発展を祈念し瀬戸内海の船上のパーティとなり終焉となりました。

(3)8/23-24 HOKT会 第36回実施報告(木下)
東京・大阪・京都・北陸・東海から総勢32名が参加し8/23はいや松風園にて懇親を深め8/24芦原ゴルフクラブにてHOKT会開催となった。さらなる協会の発展を祈念し次回開催の京都科学機器協会へバトンタッチし散会となりました。

(4)9/9(土)つり大会実施報告(山岸)
朝から天気のはっきりしない開催日となったが、総勢7社28名の参加者を募り大会を開催しました。釣りの収穫としては、量より質となり比較的大物の結果となりました。次回以降は、参加者にも釣り場等の参考意見を聞く等の機会をもち趣きの変わった大会にしたらどうかとの意見がありました。

(5)9/16、10/7 TKK野球大会について(水野)
10/7(株)カーク会議室に野球関係の実行委員が集合し事前打合せの後、抽選会を行いました。今回は前年8チームから3チーム参加社が増え11チームの大会となります。当初9/16,23の開催予定としていたが球場確保の問題で2日目を10/7の予定としています。

(6)10/28(土) TKKゴルフ大会について(伊丹)
今回は開催場所をレイクグリーンゴルフ倶楽部レイクコースとなり開催予定です。昨年同様24名くらいの参加者を予定しています。

(7)11/29(水)-12/1(金)全日本科学機器展in東京について(岡野)
東京ビックサイトにて開催されます。今回は産官学協同をよりアピールし研究機関発表展示なども大きくプレゼンされます。また、日本バイオベンチャー大賞などのプレゼンも行われます。

(8)その他
名古屋市技能功労者表彰登録団体のアンケートが到着しましたので披露しました。堀場雅夫氏のPITTCON Heritage賞受賞祈念祝賀会が11/28開催されます。

No.312 2006 秋号

2006年度 第3・4・5回会報編集委員会議事録

東海科学機器協会 第3回会報編集委員会議事録


日時 2005年7月20日 (木) 15:00~
場所 名古屋銀行協会 4F会議室
出席者
小澤編集委員長、高木副編集委員長、小島・北川編集委員、吉田事務局

議題
(1)夏号について
ほぼ、予定通り発行することができました。

(2)秋号(9/30発行)について
9月に開催されるつり大会の報告、会員だより、サイエンスコーナー、かきゃああんたも、議事録などで構成することとしました。

東海科学機器協会 第4回会報編集委員会議事録


日時 2005年7月20日 (木) 15:00~
場所 名古屋銀行協会 4F会議室
出席者
小澤編集委員長、高木副編集委員長、小島・北川編集委員、吉田事務局

議題

(1)夏号について

(2)秋号(9/30発行)について
表紙未定 記事9/10つり大会報告 山岸実行委員長:総括報告、ハゼの部優勝者・ハゼの部準優勝者・他魚の部優勝者・他魚の部準優勝者のコメントを予定。HOKT会報告、かきゃああんたも、サイエンスコーナー、二世会報告、名古屋のグルメなどを予定。会員だよりは、会員名簿順に、栄興、エスペック、エムシーシステムズ、エルエムエス、大島硝子に依頼。

東海科学機器協会 第5回会報編集委員会議事録


日時 2006年9月20日 (水) 15:00~
場所 名古屋銀行協会 4F会議室

出席者
小澤編集委員長、高木副編集委員長、小島、北川編集委員、吉田事務局

議題

(1)秋号(9/30発行)について
・校正作業をしました。・つり大会は、予定通り原稿を依頼。発行日が迫っていましたが、皆様のご協力で編集することができました。・会員だより、サイエンスコーナー、かきゃああんたもなど、ボリュームのある内容となりました。

(2)冬号、新年号にむけて
・野球大会、ゴルフ大会開催報告を予定。

No.312 2006 秋号

中四国科学機器協会 創立25周年式典が開催されました

日時 : 平成18年7月15日

場所 : 広島県宇品市宇品港「銀河」船内でクルージングパーティ 東京・大阪・九州・京都・東海の各地区協会及びビジネスアイ熊坂社長等総勢110名が出席

No.312 2006 秋号

第36回HOKT会が開催されました。

日時 : 平成18年8月23日~24日

場所 : あはら温泉はいや松風園~芦原GCにて開催 東京・大阪・京都・北陸・東海から総勢32名が参加

No.312 2006 秋号

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No.312 2006 秋号

編集後記

■140円/L、レギュラーガソリンが140円台に突入した。こんなに高くて環境に良くない燃料はいらない。バイオエタノール・ハイブリッド・燃料電池など開発が急がれている。まだある。少ない燃料で大きなエネルギー・発電コストが安い・CO2の排出がゼロ・・・・そうです原子力なのです。平和利用を考えれば、こんなにすごい優れものはないのです。悪い人は使ったら駄目です。これからの地球環境を考えると、原子力の平和利用は避けて通れないと思います。秋刀魚のうまい秋とは、全然関係ない編集後記になりました。(I.O)


■急に涼しくなりました。今までの暑さはうそのようです。この前まで家の周りでは、蝉の声が騒がしくしたかと思えば、最近では、こおろぎや鈴虫の声が聞こえて来ており、物寂しさを感じるこのごろです。世間では皇室の秋篠宮さまに、新宮が誕生するおめでた話で沸き、また、小泉首相の後任選で騒がしく、年の暮れに向けて時の流れを感じます。(S.K)


■温暖化の影響で異常気象による被害が続出した夏も終わり、朝夕過ごしやすくなった初秋を迎えました。スポーツ・食欲・旅行と全てについて適した季節となり、会員の皆様もいろいろご計画されていることと思います。TKK会報紙秋号に、偶然「フットサル」の記事をお二人の会員から投稿をいただきました。当会報紙を通して、会員各位の交流の場が広がることを期待します。今後も、多くの投稿をいただき、益々充実した会報紙にしていきたいと思います。ご協力をお願いします。(S・K)


■今年は、天候不順で異常気象も多かったですが、朝夕の冷え込みが少しづつ進むとまだ、この地球のリズムは大丈夫なのかなと感じられ安心します。ところで皆さんで最近の会報の中身はどうでしょうか?「会員だより」「サイエンスコーナー」・・となかなか充実していると思うのですが、会報参加者の方もずいぶん裾野が広がったような気がします。(M・Y)


■早いもので今年もあと3ヶ月になってしまいましたが、TKKの秋の行事もいよいよ本番を迎えております。恒例の釣り大会を皮切りに現在は野球大会真っ最中です�。10月にはゴルフ大会も控えています。多くの方の参加で大いに盛り上げて頂きたいと思います。ところで最近メタボリックシンドロームと言う言葉をよく耳にします�。食欲の秋ではありますが、内臓脂肪を増やさないためには適度な運動を忘れないことが肝要です。ウエスト85センチを超えた方は要注意です。(H・T)