東海科学機器協会の会報

No.315 2007 春号

新会員紹介、新趣向のマジックショー、初夢賞と、楽しさが続きました

新春懇親会実行委員会
西村 己恵子(株)テクノ西村


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 まだ新春の風情の中、1月26日(火)に名古屋ガーデンパレスにおいて恒例の新春懇親会が行われました。55社66名とビジネス・アイ様より3名のご出席をいただき、和やかな雰囲気の中、会場のあちらこちらで新春の挨拶が飛び交っておりました。

 司会は清理事にお願いしました。さすが経験を積まれているとの噂通り、個性を失わない軽妙な滑り出しでスタートしました。岡野理事長のご挨拶、当然「五行歌」も登場しました。会場でご披露されますと、皆様「ふむ、ふむ」と納得のお顔をされておりました。すっかりこれも定着の感があり皆様の楽しみになってきているのではないでしょうか。

 ビジネス・アイ常務取締役事業局長小澤様のご挨拶をいただき、続いてTKK小澤副理事長による乾杯のご発声の後、今回新たに10社の入会がありましたが、本日ご出席の7社の方を壇上でご紹介させていただきました。これはTKK全体としても大きな喜びでありまして、春から縁起の良い事です。

 今回は、前回とは違った趣向があるとの事でしたので「何だろう」と期待しておりました。マジックショーの始まりです。マジックを披露していただく方が「ヨン様」スタイルで登場されたのにはビックリしました。このような趣向は初めてですし、私自身こんな目の前でマジックショーを体験するのも初めてでした。私を含め会場の皆様がショーに引き込まれていきました。これを企画してくださった方々に「感謝、感謝」であります。他の時にお呼びしたいと名刺を所望される方もおられました。興奮の冷めぬ間に次は、ビンゴではなく出席ハガキによる「初夢賞」の抽選です。松坂牛、たらば蟹など豪華な品々でした。これは伊丹理事がタレント性を発揮され「恵比寿顔」で進められました。

 そんな楽しく過ごしていましたら、お開きの時間にあっという間になりました。最後は、八神副理事長の締めの挨拶できっちり会を終えることができました。

 皆様ご出席ありがとうございました。また次回もよろしくお願いいたします。

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07年TKK新年親睦会にて 初夢賞を受賞して

愛知電子工業(株)松本悦夫


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  30年程前に寿工業の故伊丹会長にご推挙いただき東海科学機器協会に入会させていただき、右も左も解らない若輩がこうして大過なく還暦を迎えることが出来ましたのも、ひとえに伊丹会長はじめ諸先輩のご助力ご助言があったからこそと、心より感謝いたしております。

 数年前より還暦になりましたら社長を交代することを社内外に明言してまいりましたので、今年はただ60歳になっただけでなく私の人生にとって大きな節目の年となりました。

 新年会が岡野理事長の優しいお人柄が滲み出る五行歌から始まり、皆様方との楽しい歓談とユーモア溢れるマジックショーで会が盛り上がる中、新趣向の抽選会が始まりました。

 数年前のビンゴゲームでも確か1等になったことがありましたが、実はその時も覚えたての易経の64卦の中で開運につながる「地天泰」の卦をビンゴカードに面白半分で掛けた覚えがあります。その後も何度かビンゴカードに「地天泰」の卦を掛けて1等になったことがありましたが、我欲のために易経を使うことは良くないのではないかと思いやらなくなりました。

 お酒の勢いなのか、賞品が私が食べない牛肉だったからかは定かでありませんが、禁を破って抽選箱の当社の葉書を伊丹理事が最初に手にするイメージを頭の中に焼き付けていました。反面どこかではまさかという思いもありましたが、伊丹さんが抽選箱から最初の葉書を取り出されて社名を読まれた時の戸惑いと驚きの表情を見た瞬間、なぜか当社の葉書だと確信したことを今でもはっきりと覚えております。
 私にとって節目の年の新年懇親会の初夢賞は、色々な意味でとても考えさせられる初夢賞となりました。

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初夢賞を受賞して

島津サイエンス西日本(株)名古屋支店 横地 等


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 日頃は東海科学機器協会の会員の皆様方には大変お世話になっております。この場をおかりいたしましてお礼申し上げます。

 新年会には、横地隆幸支店長の代理として出席させていただきました。おいしい料理や飲み物をいただき、その上、最後に初夢賞としてふぐ鍋セットをいただきまして、とてもラッキーだったと思っております。又、今年一年の幸運を呼び込んだと思います。

 私は、当社に入社しまして まだ一年9ヶ月しか経ちませんが、若い連中に囲まれて頑張っております。(たまに付いていけない所が有りますが?)

 新年会では、以前に勤めていた会社時代にお付き合いあいしていたなつかしい方たちと出会え、その当時あった楽しい事や、苦労した話などで盛り上がり、楽しい時間を過ごさせていただき嬉しく思いました。やはり、自分の会社の中だけでは、視野が狭くなり人として小さくなってしまうと思いますので、このような会や講習会等に出席させていただいて、色々な人達とお会いし視野を広げ、情報交換をさせていただき勉強したいと思います。

 今後ともご指導の程宜しくお願いします。
 最後においしそうなふぐ鍋セットをいただき、東海科学機器協会の発展と、会員の皆様がフクーフクとなるような一年となりますように祈ってお礼としたいと思います。ありがとうございました。

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[ 第16回TKKボウリング大会 ] 終了報告40レーン、ワンフロア。24社160名の大イベントに!

ボウリング大会実行委員長 西村 己恵子


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  TKKの平成18年度最終事業である第16回ボウリング大会は、2月23日(金)恒例のブランズウィックスポルトにて開催されました。受付開始の午後6 時近くになると、本日の業務を大忙しで終了した会員企業の社員が続々と集まり出し一時受付は大変な人だかりとなりました。

 本大会は、昨年この大会で団体優勝されたマイセック様、準優勝されたアズワン様にもご協力をいただき準備を進めていきますが、レーンの配置表を黒板に張ったり、当日会費の徴収をしたりと大忙しです。また、試合開始前の様子をマイセック・嘉数善吉様にご協力いただきインタビューを行い、本日の意気込みを何社かの方々にお聞きしました。皆さんなかなかの気の入り方です。そしてあっという間に開始時間となりました。

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  開会宣言の後、練習ボウルの開始です。今回は、40レーンのワンフロアすべてがTKKボウリング大会で占められ、24社160名という大イベントとなりました。練習ボウルもすぐ終了し、本ゲームにどんどん進み、あちこちで大きな歓声があがり始めました。参加者の皆さんは、なかなか普段コミュニケーションがとれませんが、今日ばかりは笑顔満面です。本日は2ゲームでの集計ですが、早いグループはどんどん進んでいきます。ゲームが終了すると参加者は、懇親会場に大移動です。すでに料理も飲み物も準備されていますが、結果も気になりますのでやきもきしながら結果を山岸実行委員に発表してもらいました。
 発表が始まると会場は固唾を呑んで発表に聞き入りました。懇親の中にも一種の緊張感を感じながらの一幕もあり、本日のボウリング大会の縮図です。表彰が終了し乾杯の後、160名の団体は一気にテーブルの料理を平らげたのはいうまでもありません。来年のこの日にまた再会を誓い、午後8時30分には盛会の内におひらきとなりました。来年もよろしく!

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[ 第16回TKKボウリング大会 ] 試合開始前のインタビュー

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[ 第16回TKKボウリング大会結果発表 ] 楽しかった上、自己ベストのスコアを記録できました。

(株)カーク 園田 由美子


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 この度は、第16回東海科学機器協会ボウリング大会において、団体・個人共に優勝することが出来て本当に嬉しく思っております。

 カークは過去の最高順位が4位という事で、“今回こそは3位までに�・�・�・”とメンバーのやる気は十分だったので、みんなの足を引っ張らないようにと、緊張していました。

結果は�・�・�・実力以上の力を発揮する事が出来ました。楽しくゲームをする事が出来た上に、自己ベストのスコアを記録する事が出来て本当に嬉しかったです。

この記録を破るべく、今後も会社の皆でボウリングに行きたいと思います。
本当にありがとうございました。

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[ 第16回TKKボウリング大会結果発表 ] 個人準優勝 久しぶりの入賞

日本計量器工業(株) 佐々木 淑一


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 第16回TKKボウリング大会におきまして、個人の部2位をいただき誠にありがとうございました。毎年、ボウリング大会に参加しているのですが、最近は皆様のレベルが上がっており、なかなか入賞出来ませんでした。10年ぐらい前に個人の部2位をいただいて以来になります。次回は優勝を狙いたいと思います。最後になりましたが、イリエ様には一緒のチームで参加させていただきありがとうございました。

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[ 第16回TKKボウリング大会結果発表 ] 団体の部 優勝 ハイタッチで盛り上がり、あとは勢いに任せて

(株)カーク 吉野 航


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 今回で3回目の参加にして、祈願の初優勝!

「過去2回、あと一歩の第4位」表彰されるチームを眺めていた昨年の大会。来年こそは入賞をとリベンジを誓ったことを思い出します。

 今回のカークチームは、私の所属する営業2部(民間企業担当)のメンバーで構成されており、何かと部の行事をボウリング+飲み会にして、練習を重ねてきました(5回くらい)。その成果?か園田さんが個人優勝しチームを引っ張ってくれました。チームの中で1人調子が悪かったものの、残る2人は予定通りのスコアを出し、総合優勝することができました。勝因は失敗を恐れずマークを取ったときは、ハイタッチで迎える。これをするとすごく盛り上がるんです!!あとは勢いに任せて.....。

 次回大会では是非みなさんもハイタッチして盛り上げながら我々に挑戦してきて下さい!
 もちろん次の目標は2連覇!今回以上に、皆でハイタッチできますように。

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[ 第16回TKKボウリング大会結果発表 ] 団体準優勝 明るい活気のあるチームワークを職場でも活かしたいです

(株)イリエ 笠井 麻衣


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 TKKボウリング大会の約2週間前、チーム分けの予選会ならぬ「イリエ杯」が開催されました。私は、そんな目的とは知らず、参加したのですが、その日は何故か調子がよく、今までのベストスコアーで、ハンディー20を頂いたものの2位になり、イリエの一軍入りが決定したのです。

 みんなの気合の入り様に、かなり圧倒され、プレッシャーがのしかかっての当日。会場が活気あふれる中、ガチガチになった私は、なかなか思うように行かず、ピンを倒すことができない中、チームの他のメンバーは、さすが、選抜メンバー!!確実にピンを倒していくのです。なかなかストライクが出ないままゲームは進み、メンバーの一人がストライクを出した瞬間、大盛り上がり。そこから、みんなのテンションも徐々にあがり、チームの決断力は堅いものになりました。

 しかし、ゲームの内容は、あまり本調子ではなく、「あーダメだったなぁ。」

 残念そうな面持ちで、表彰式の会場へ。すると、なんと総合2位★!!正直、ビックリしましたが、とても嬉しかったです。こういう機会で、普段、あまり見られない顔が見られたりと、とてもよいコミュニケーションの場であったと思います。この明るい活気のあるイリエのチームワークを職場でも活かしていきたいです。
 来年は、イリエ一団となって、優勝目指して、頑張るぞ~。

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[ トピックス ] 第59回新春大懇親会に参加して

東海科学機器協会理事長 岡野忠弘


日時 2007年1月26日(金)~27(土)
場所 熱海温泉 金城館

 富士山の頂上は真っ白に輝いています。裾野はまだ雪がありません。暖冬ですね。ここ熱海も梅が咲き出しました。桜も例年と同様咲いています。

 第59回の新春大懇親会は3年ぶりに熱海 金城館で開催されました。244名の会員が一同に集い2日間胸襟を開き、科学のこと、各地協会のこと、展示会のことなど話し合いました。展示会は、昨年は東海・東京で開催され、今年は大阪で開催されます。

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 入江会長挨拶、各地協会の代表で今年は北海道科学機器協会 矢野理事長が挨拶をされました。例年とおり抽選会、懇親会、翌日の朝まで、楽しいひと時を過ごしました。2日目は各地協会理事長、副理事長(TKKは小澤副理事長出席)が集まり、日本科学機器団体連合会役員会を開催。今年は台湾でASICが開催されるとのことです。東京の技術委員会の長谷川理事から、政府からの諸策がどんどん発信されてくるので、協会でもこの情報を発信するために一層電子メールを使ったネットワークの利用をお願いしたい旨の発言などがありました。

 2日間にわたっての会議も無事終了しましたが、例年にない暖かさでした。

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No.315 2007 春号

名古屋工業大学前学長、柳田博明様のお別れ会が執り行われました

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 ファインセラミックス研究の世界的権威である柳田博明様が、昨年11月20日、71歳にて永眠されました。柳田様は名古屋市科学館館長、テクノリサーチ(株)代表取締役社長、名古屋工業大学前学長、(財)ファインセラミックスセンター元試験研究所長、NPO新産業創造研究会理事長を歴任され、東海科学機器協会でも最新科学機器展で大変にお世話になりました。ここに謹んでご冥福をお祈りいたします。

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 なお、平成19年2月23日(金)、熱田区のファインセラミックスクスセンターにおいてお別れの会が執り行われ、約600人の方が参列されました。また、3月4日(日)にも東京の虎ノ門パストラルでお別れの会が執り行われました。

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[ 会員だより ] 地球温暖化説の疑問

(株)佐藤計量器製作所 市川 太朗


地球史を長い期間で見てみると、冷間期と温暖期があります。私の拙い知識ですが江戸時代に飢饉が短い期間の間に数回起こりました。大変多くの住人が飢えのため亡くなったという歴史があります。その時代は地球の平均気温が現在よりも低い時期でしたので、凶作も起こりやすかったのではないでしょうか。今ではその時代より地球の平均気温が上昇しています。一体なぜなのでしょうか。原因と考えられるケースは

(1)CO2の影響も多少あるが冷間期から温暖期に単純に向けっているだけの自然現象

(2)CO2をはじめとする温室効果ガスの影響

(3)ヒートアイランド+氷河や北極の氷の減少により太陽光線の反射が少なくなったから熱が篭る

私が資料を調べて……ただ読んで興味を持っただけと言えますが、上について以下に書きます。

(1)過去のデータで明らかになっている通り、周期的に交代しますので現在は間氷期の温暖期に当てはまります。        

(2)温室効果ガスがない場合、地球の平均気温は-15℃程度のようです。温室効果ガスがある影響で平均気温は約15℃に保たれています。その中でも効果絶大なのは水蒸気であり、赤外線の吸収範囲が広く空気中に大量に存在する為、水蒸気の影響が90%以上を占めているようです。約27℃も平均気温を上げているのです。残りの約3℃をその他の温室効果ガスが占めており、CO2は又その一部の存在です。本当にCO2が悪者なのでしょうか。

(3)計算が出来ないので解りませんが山勘でとなります。地球上のヒートアイランドで上昇した気温の合計値を地球規模の平均値に直したところで、あまり大きな影響はないのではないでしょうか。

今までの観測データより地球の平均気温が低下すると一定期間を置いてCO2の濃度が低くなり、平均気温が上昇するとCO2の濃度が高くなるという結果になっています。又、気温が何らかの影響で上昇すると海水温度も上昇してCO2が海水に溶け込む量も減少し、さらに海面から蒸発する水蒸気が増加するので水蒸気とCO2による更なる気温上昇となります。よって気温上昇が先なのか、どんどん人為的に排出されて絶対量が増加しているCO2濃度上昇が先なのか私には全く判断できません。

さて、石油や石炭をどんどん燃やしてCO2を無制限に排出した場合、今まで通り寒冷期に戻るのか、そのまま気温上昇が続くのか、結果は不明だと私は思います。しかし大多数の方々が温暖化に向かっているとの判断をされています。私は上記の元となった資料を拝見させていただきまして疑問を持つこととなり、CO2起源の温暖化なのか自然現象として温暖期に向かっているのかわからない状態です。

調べていく内に現代は間氷期という時代に属しており、氷河期の中でも暖かい時代だそうです。氷河期とは両極(南極、北極)に氷床がある時代なので、氷河期が終わってしまうと両極の氷は溶けてしまうそうです。私たち人間が住んでいる時代は暑い寒いはありますが、大きな地球環境の変化の中で特に暮らしやすい時代に存在しているといえます。とにかくなぜ気温が上昇しているのか、自然現象なのか、人間によってなのか議論していくことだと思います。

先日、手紙が届きましたが差出人はあの方?
おいらは46億歳、誕生したときは数千度、今でも中身は数千度、表面だけが冷えて固まり平均15℃、暑い寒いは気持ちの持ちよう。前回は少し痛かったよ、何せ隕石を呼び寄せて、おまけに火山噴火も大盤振る舞い。よし、今度は恐竜よりも少し賢そうだから太陽から少し離れて目標マイナス150℃。温暖化なんていわせないぞ、すべておいらがコントロールしているんだ。十万年ぐらい経ったら元の軌道に戻って昼寝をしよう、2・3億年したら新たなドラマが見られそうだ……。

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[ 会員だより ] 世界遺産 張家界武陵源を歩く

三愛科学(株) 村瀬 武夫


中国の世界遺産には大きく区別すると、自然遺産と歴史遺産に分けられる。

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張家界市は湖南省の北西部に位置し、人口の75%は土家族と苗族の人々が生活をしている静かな山岳地帯である。つい先頃までは交通手段が困難な処で訪れる人もまばらであったが、張家界市に空港が開かれ1992年に世界遺産に登録された。近年には世界各国から学術調査や観光に訪れる人々が多くなったが、日本では未だあまり知られてはいない様だ。日本から行くには先ず上海に行き、上海より中国東方航空の小型機に乗り換え張家界空港に到着、飛行機を降りると先ず目に入るのは、延々とつながる山並みの山腹にポッカリと大きな穴が目に入ってくるのが印象的だ、是は天に通じる門に見立てて天門山と呼ばれている。

 武陵源は張家界を中心とする3景観の一つの風景区である。張家界市から車に揺られて30分、入場料売り場に到着。入場ゲートは厳しい制約があり各人指紋を押捺しそれをチップに入れてカードを発行してくれる。自然と動植物の保護、少数民族の保護のための政府の政策と聞く。ただし下山をしてゲートを通過すれば、カードは良い記念品になる。

再び乗り合いバスに乗り奇岩のそそり立つ谷間を走ること 20分、目の前に天にも届かんばかりの岩肌にエレベーターが露出している。200mはあると聞く。それを登りきると更に険しい登山道が続く。しばらく行くと漸く頂上付近にでる。そこには岩山の頂上とはいえ自動車が一台ほど通れる道があり、土家族の人々が篭やら笊に収穫したばかりの見たこともない果物や木の実や野菜を持ち寄って商売をしている。驚いたことには栗を焼いて売っていたが栗の大きさが半端でない。味のほどは決して美味しいとはいえない。

これより天子山コースにはいる。

コースは谷間を眼下に岩肌を縫うように延々と続いており、谷間からは天を貫かんばかりに槍の穂先のような奇峰が幾百と聳え立っている。中でも御筆峰と名付けられた岩峰は絶景である、奇、秀、幽、野、険の揃った天下第一の奇山であり中国山水画のモデルでありましょう。

 この様な山中にも僅かばかりの台地があり少数民族の部落が点在し、村の食堂では本地菜を賞味でき各種の珍しい薬酒が適当に並べられており求めに応じて試飲させてくれる。ただし値段も適当に自分で決めればよい。

よく少数民族と云うとテレビなどで観る色とりどりの衣装を身に着けているように思われますが、日常では私たちとは変わりがありません。街のお土産物売り場では若い人たちが衣装を纏って歌など披露してくれる。

話はまだ続けたいが紙面の関係上、是にて失礼します。皆様ももし機会があれば山岳地帯も如何でしょうか。

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[ 会員だより ] 絵のテーマ 日本の原風景と町並みを求めて

(株)三弘 管理部 西山 隆久


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若いときからやってみたかった絵を描くことを、義姉に絵画教室へ誘われたのがきっかけで50歳すぎて始めることになってもう数年になります。当初は大好きな円空仏や羅漢石仏をモチーフに羽島市、旧美並村、川越市の喜多院等スケッチに出かけて絵画教室仲間の作品展に出してはひとり納得をしていました。其のおかげ?で仲間内では「仏像の西山さん」のイメージが定着してしまいましたが、本来自分が描きたいものは何か他にもあるような気がしていました。

3年ほど前に福井県の勝山市へ行くことがあって、数百年前の白山信仰の基地の寺、今は苔むした境内と宿坊への石畳道や建物の礎石しか残っていませんが平泉寺(へいせんじ)を散策しての帰路、いわゆる観光コースからはずれた集落の風景に感動をおぼえてすぐスケッチしたのがこの写真の絵です。どこにでもあるような里山の風景ですが、なにか懐かしくまた気持ちを温かくさせるような日本の原風景がありました。昨年も行く機会があって同じ集落への道を散策しましたが、道のいたるところにクマ出没注意の看板が立ててあって早々に退散しました。聞くところによると昨年は何回か集落のすぐ近くに出没したとのことでした。きっとクマの世界では食糧難でしょうか。

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一方、もうひとつの絵のモチーフとして町並みのスケッチをすることがあります。主に地方の小さな町をターゲットにして、坂道の多い町、整備されていない古い家屋がある町、整備されていないごちゃまぜの街、城址のある町等なかなか注文が多いのですが、最近は古い家並みのある町でも地域おこしと言う事で整備されてきれいになっていますし、なにか作為的で観光的なにおいがして余り面白くないのですが、これも仕方の無いことかもしれませんね。この写真の絵は尾道市の観光コースから少しはずれたところです(はずれたところが好きみたいです)が、崩れた土塀と下り坂とその向こうに町と海が見えるところで描いた1枚です(海の向側の山はデフォルメしました)。下り坂を描くのは少し難しいですが個人的にはこのアングルが好きで、手前味噌になりますが仲間内でこの絵のファンが多くいるのも事実です。
50の手習いで始めた透明水彩です。現在は日本水彩画会名古屋支部の一般会員になって、ときたま作品展に出品してはいますが目的は入選することや賞をとることではなくて、忙しい仕事や生活のなかで誰にも邪魔されない自分だけの時間と空間、絵を描く時間を持つということが貴重で至福の時と思っています。

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[ 名古屋のグルメ 柿安 ] 三尺三寸箸 アスナル金山店 妻とのデートは、和風・洋風・中華のバイキング

(株)ヤマト科学 岩田 勝巳


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(株)堀場製作所米田所長からのご指名にて、TKK315号「名古屋のグルメ」は私が執筆することとなりました。

当社は金山総合駅より徒歩7~8分のため、同駅近くの一杯飲み屋はいろいろご紹介できるのですが何せ「グルメ」となるといささか自信が無く、社内のMさんに相談したところ、一度行って見るのも面白いとのことで先日妻と二人でデートした次第です。

今回紹介させていただくお店は<柿安 三尺三寸箸 アスナル金山店>で、金山総合駅北側に約1年前に出来たアスナル(明日なる)の3Fにあります。

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バイキング形式で和風・洋風・中華等約50品目、デザートも約10品目あり、自由に好きな物を取って食べるユニークなお店です。2月は「桜島大根と九州特産うまかあフェアー」を開催中で、にんじんジュース・クロ豚シュウマイは最高の味でした。他、私が味わった四川風マーボ・16穀米(ご飯)・柳澤さんの日本一納豆も非常に良い味でした。

ランチは食事時間90分で土日祝は1800円(平日1600円)、デイナーは120分で2500円(平日2400円)。夜は、特にデザートを豊富に取り揃え柿安自慢の牛しゃぶしやぶの特別コースもあります。

アスナル金山店以外にも春日井店、イオンナゴヤドーム前店もあり、一度ご家族揃って行かれたら如何でしょうか。

なお、今回「グルメ」を書くにあたって思い出しましたので一言追記をします。いつも通勤帰りに日本経済新聞の夕刊を片手に帰りますが、毎週木曜日のコラムで東京農業大学小泉武夫先生の書かれている「食あれば楽あり」を楽しみにしています。食に関しての素晴らしい感覚で書かれており、感心しながらまたほくそ笑みながら読んでいます。皆さん是非一読を……。

柿安 三尺三寸箸 アスナル金山店
名古屋市中区金山1-17-1 アスナル金山 3F
[TEL] 052-339-2155
[平日] 11:00~16:00 17:00~23:00 [土日祝] 11:00~23:00
[定休日]不定休

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次回は、エスペック(株)名古屋営業所所長 高畑淳一さんがご案内します。

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[ かきゃああんたも ] TKKに入会して

新光電子(株)名古屋営業所 谷川 裕俊


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このたびはTKKに入会させていただきありがとうございます。

当社は、世界で唯一の音叉振動式の電子天秤及び力センサーを製造しているメーカーでございます。その音叉センサーは、日本の国立天文台がハワイ島のマウナケア山頂に建設した世界最大の光学式天体望遠鏡「すばる」に採用されています。

この技術を理化学の分野にも生かせるよう製品開発に努め、微力ながら産業発展のお役に立ちたいと考えております。

会社創立は1963年になり、1990年に名古屋営業所を開設いたしました。

会員の皆様方とともに社会に貢献できる会社を目指してまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。



日本フリーザー(株)名古屋営業所所長 十河 龍司


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わが社は、創造力と既成概念にとらわれない自由な発想で先進技術を追求し、お客様のニーズに応える製品の提供を目指します。
皆様とともに大きく前進してまいりたいと思っております。今後とも宜しくお願い申し上げます。

【お詫び】
新年号の日立キャピタル(株)中部法人営業支店様のご投稿につきまして誤りがございました。執筆者は工藤秀規様ではなく、山守敏男様でした。ここに訂正し、謹んでお詫び申し上げます。

No.315 2007 春号

会員動向

ご退会


* 松本製作所様、平成19年1月31日付けで退会が承認されました。
* タカタ機工様、平成19年2月28日付けで退会が承認されました。




ご入会


* 日本フリーザー様、平成19年2月26日入会




代表者変更


* エスペック(株)名古屋営業所は、4月1日付けで高畑淳一様が所長となられました。

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2006年度 第10回役員会議事録

日時/2007年2月13日 (火)13:30~
場所/吹上ホール4F第一会議室
出席者/岡野理事長、八神副理事長、小澤副理事長、各務理事、伊丹理事、竹田理事、中村理事、水野理事、木下理事、
西村理事、山岸監事、高木監事、清監事

議題

(1)1/16(火)TKK新春懇親会開催報告(西村)

TKK新春懇親会は、予定通り名古屋ガーデンパレス2F翼の間にてPM6:30から開催されました。55社66名来賓3名で総勢69名の出席となりました。岡野理事長挨拶の後、ビジネスアイ小澤常務に来賓のご挨拶をいただき、乾杯をTKK小澤副理事長の音頭での開会となりました。今回は懇親会の中でアトラクションを加え、いつもとは違う趣向をこらし進めていきました。懇親会の中途で今回加入された新入会員様10社の方々にそれぞれ挨拶をいただきました。中締めは八神副理事長が、猪年を解説され懇親会は活況のうちに終了しました。

(2)1/26(金)-27(土)第59回新春大懇親会開催報告(岡野)

東京科学機器協会会員を中心として総勢244名を集め、熱海金城館で開催されました。TKKからは、岡野理事長・小澤副理事長が出席。昨年の東京の展示会、本年の大阪での展示会の話題などが中心となっていましたが、本年は台湾のASICの開催もあり、昨年に続き話題の豊富な年になりそうです。

(3)2/23(金)TKKボウリング大会開催について(西村)

開催案内は、2/2付けにて各会員にFAXで連絡され、現在出欠連絡待ちの状態になっています。TKK行事の中でも動員数が多いイベントなので、なんとか成功するように準備中です。

(4)平成18年度事業報告の件(岡野)

平成18年度事業についての結果報告一通り作成しました。本年5/15の定時総会発表に向け準備中ですから、内容確認をお願いいたします。

(5)平成19年度事業計画策定の件(岡野)

平成18年度事業を参考に、平成19年度計画案を作成しております。大きな催しとしては、平成20年に実施すべくTKK55周年事業の準備ですが、その他につきましてもご確認ください。

(6)その他

平成18年度も余すところ1�ケ月余りとなりましたので会費の未入金、経費の未払いなどを確認しております。

No.315 2007 春号

2006年度 第11回役員会議事録

日時 / 2007年3月13日 (火)PM1:30~
場所 / 吹上ホール4F 第三会議室
出席者 / 岡野理事長、八神副理事長、小澤副理事長、伊丹理事、竹田理事、中村理事、水野理事、木下理事、山岸監事、清監事

議題

1) 2/23(金)TKKボウリング大会開催報告 (木下)

24 社160名を集めブランズウィックスポルトにて平成18年度最終行事として無事開催を終了した。本大会は昨年度実行予算を追加し昨年よりより充実した内容をめざした。参加者160名の移動、食事内容、表彰等のタイミング等について検討事項もいくつか挙げられたので反省材料にすることとした。

(2) 3/16(金)全科連トヨタ自動車工場見学 (岡野)

全科連技術委員会発案のトヨタ自動車工場見学についてこの実施をTKKが、バックヤードで協力するため3/8東京科学機器協会にてトヨタ自動車様交え打合せをした。3/16当日は岡野理事長、小澤副理事長はじめTKKから6名にて対応を行うことにしている。TKKからは全国の参加者に対して手土産を提供することとした。

(3) 平成18年度事業報告の件/決算報告案 (岡野)

本日時点では決算期間はまだ終了してないが予想される費目について仮計上し決算報告書を作成し内容を議場に諮り承認された。単年度では若干の黒字にもなり適正に推移していることが確認された。

(4) 平成19年度事業計画策定の件 (岡野)

前回の役員会に続きH19年度事業計画について確認されたが前年同様の内容にて実施する方向で承認された。講演研修等についてもう少し内容を詰めることも確認された。

(5) TKK55周年事業計画の件 (木下)

3/1に準備委員会が開催されその内容を踏まえ報告された。今後随時準備委員会を開催する。
実行委員長は小澤副理事長が就任し、委員は残り役員全員が担当する。55周年記念事業はH20.5.13(火)開催とした。

(6) H19年度 HOKT会開催の件 (木下)

今回担当監事の京都科学機器協会から、本年8/23-24にての開催の打診があったのでTKKから 参加者を募り2組8名程度を選出し対応する予定である。

(7) その他

TKKご入会で2/26付日本フリーザー様、ご退会で1/31付松本製作所様、2/28付タカダ機工様が、承認された。
2/23(金)元名工大学長の故柳田博明様のお別れの会がセラミックスセンターで催されたのでTKKから 出席しました。
3/18(日)マイセック間宮康博様挙式のためTKKからご祝電を打電させていただきます。

No.315 2007 春号

2006年度 第10回会報編集委員会議事録

日時 / 2007年2月20日(火)16:00~
場所 / 名古屋銀行協会会議室
出席者 / 高木編集副委員長、小島編集委員、北川編集委員、吉田事務局

議題

(1)春号(3/25発行予定)について

表紙については、岡野理事長ご提供のもくれんに決定しました。ボウリング大会について、協力会社に協力いただきインタビューを実施することとしました。会員だよりについては、5 社依頼中3社に協力いただけそうです。案内として、定時総会・新年度からの会報の広告掲載の記事を載せることとしました。

(2)平成19年度方針の検討

表紙は、根気よく案内を出すこと、また紹介をいただくようにお願いをすることとしました。

No.315 2007 春号

2006年度 第11回会報編集委員会議事録

日時 / 2007年3月12日(月)15:00~
場所 / 名古屋銀行協会会議室
出席者 / 高木編集副委員長、小島編集委員、北川編集委員、吉田事務局

議題

(1)春号(3/25発行予定)について

本日校正を実施。会員だよりのご投稿で会報が充実してきました。ボウリング大会では、インタビューの記事では会員の活気が伝わってくるようです。

(2)平成19年度方針の検討

サイエンスコーナーを新年度の夏号に掲載できるように数社あたってみることにしました。

新年度からの会報では、ページ数も考慮に入れ編集を考えることとしました。

19_015

No.315 2007 春号

各社広告

ozawa3

cahc0104182

minolta0310

simazu

testo

dalton

nagoya_kgk

mysec2

yagami4

horiba2003

aswan0404

yamato2

isekyu

espec3

No.315 2007 春号

編集後記

■暖かい暖かい冬も終わり、さあ春だと思いきや寒の戻り。さっきまでの冬より、ずっと寒い。いったいどうなってしまったのか!3月決算の会社さんは、これから忙しくなりますね。私たちTKKは、2月のボーリング大会で、協会行事はすべて終了しました。これからは来年度の予算・行事などの検討に入り、4月を迎えます。毎年同じような繰り返しですが、常に初心に帰り新しい風を入れながら計画したいと思っています。編集委員会は、皆さんに愛されお役に立つ広報誌作りを目指し頑張っています。今期も大変お世話になりましたが、来期も宜しくお願い致します。(I.O)


■3月に入り三寒四温を超越した寒暖差が身にしみます。温暖化で風邪の流行が少なかった今年ですが、ここに来て風邪にかかる人も多いようです。株価も中国から始まった衝撃が世界を震撼させております。反面、桜の開花は例年より10日はやい、3月20日の開花予想が発表されました。気候、景気とも安定し、ゆったりした気持ちで桜を楽しめる春を期待したいものです。(S.K)


■今年は地球温暖化を実感するような暖冬でした。そのお陰でインフルエンザも大流行せず大変過ごしやすかったと思います。医薬品業界は少々渋面のようですが!本春号がお手元に届く頃には桜も満開なのではないでしょうか。入社式まで何とか咲いててくれればと思います。本号にて18年度の事業は全て終了となりますが、会員の皆様には1年間誠にありがとうございました。19年度も編集委員一同知恵を絞って会報を発行してまいります。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。(H.T)


■もう春ですね。今年の冬は暖冬で非常に助かったが、冬らしくなく寂しかったですね。又、不安を覚える昨今ですね。アメリカ元副大統領アル・ゴア著の「不都合な真実」が真実味を帯びてきます。科学の発達と自然との調和の難しさを感じます。花粉症・アレルギーなどは自然からの警告か?我々協会企業の存在意義と役割がますます重要になるような気がしますと独り言。さあ、春です、花々の季節、花見に行きましょう。(S.K)


■名古屋駅前は、ミッドランドスエアガグランドオープンし中部地区の元気さはまだまだ続いていく様相です。この勢いもあって今年の天候も暖かい(?)のではないでしょうか?また、今日は入社試験の会場を見かけました。3月が終わりますと新年度のスタートです。今年も良いスタートができますように祈念します。(M.Y)