東海科学機器協会の会報

No.279 2000 1月号

新しい年を迎えて

東海科学機器協会 理事長 津坂 武昌(オザワ科学株式会社)


明けまして
おめでとう御座います。

rijicho
 会員の皆様には益々ご健勝で清々しい新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
 日頃から協会の事業につきまして、格別のご支援ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。昨年の日本経済は、金融ビッグバンを始めとする国際化の進展と急激な金融環境の変化に対し公的資金の投入や金融再編の動きにより、やや落ち着きを取り戻しておりますが、リストラに取り組む産業界の動向と共に予断を許さない厳しい状況が続いております。私共の業界も地球環境への取り組みを始め科学技術や教育の振興策等、若干恵まれた環境にありますが、総需要の抑制と大競争時代の到来により総じて厳しい展望となっております。
 当地では2005年開催の日本国際博覧会(愛知万博)を始め中部国際空港と複数の研究学園都市構想等、ビッグプロジェクトが目白押しとなっております。いずれも計画から一歩進み、着工実施の段階を迎え、地域の活性化に大きなインパクトを与えるものと期待を致しております。
 昨年も参加、交流、行動の原点に立って全国友好協会の事業に積極的に参画して交流と情報の交換に努めて参りました。
 また本年は、当協会の最大の事業であります第18回最新科学機器展を4月に吹上ホールで開催致します。今回は第6回計量計測総合展と共に、新たに第1回名古屋粉体工業展も同時開催となり、三つの展示会の融合により大きな相乗効果を発揮して、地域ユーザーと出展の皆様との情報交換の場として広く活用される事が期待されるところであります。
 会員各位の一層のお力添えを賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
 本年は20世紀最後の年になりますが、益々進展する情報化への取り組みと早い変化に即した対応で地域社会の貢献し、21世紀に向けて東海発景気回復の情報が発信出来る事を願い、日本経済新生のスタートの年になる事を切望するものであります。
 最後になりましたが会員各位の一層のご繁栄と皆様のご健勝を祈念致しまして新年のご挨拶と致します。