東海科学機器協会の会報

No.358 2016 春号

かきゃあ あんたも

(会員だよりの名称が代わりました!)

なぜ走るのか?・・・

島津サイエンス西日本㈱名古屋支店 横地隆幸

12 6年前の50歳の時に、人間ドックで毎年指摘されていた「高コレステロール」「高血圧」「高中性脂肪」。食生活に気をつけて、運動をして、体重を少し落としてくださいと言われ続けた言葉に反応して始めたジョギング、体重とコレステロール値を下げる目的であったジョギング。マラソン大会に出場するつもりなど全く無かった50代の自分が、上司に強制的に誘われて初めて参加したハーフマラソンは、「高橋尚子杯ぎふ清流ハーフマラソン大会」。今年の5月の大会で、4回目の出場となり、犬山ハ-フマラソン、名古屋シティマラソン、熊野古道マラソン大会にも参加するようになりました。

 今やランニング人口は1000万にとも言われ、マラソン大会に出場するには、高倍率抽選、エントリーするためのクリック競争の難関を潜り抜けなければなりません。最近、知り合いからよく言われるのが「なぜ走るの?」。この質問をされるといつも答えに窮してしまいます。ハーフマラソン21.0975kmを完走できるようになっても、健康・ダイエットを目指したはずの生活習慣病、減量は今でも悪戦苦闘中です(笑)。なぜ走るのか?ハーフマラソン大会に参加して苦しくなる
15kmを過ぎる頃に、毎回、哲学者のように、「自分は一体何をしているのか?」、「何のために走っているのか?」と自問自答を繰り返し、息は切れ、足は痛み、悲壮感が漂い、もう止めて歩こうかなどと頭の中を駆け巡り、走ることが苦行と言っても過言ではない状態になります。しかし、走り終わった後には、いつもこの辛さが、何故か達成感や爽快感に満ち溢れ、この苦行の結果が、Timeで表れることが、次もまた走る楽しみにつながっているのでしょうか?苦行の後の爽快感の楽しみの一つまた、ビールで乾杯するのも走る楽しみのひとつかもしれません。
 今度の5月の大会も自己記録を更新できるようにダイエットにも励むつもりです。