東海科学機器協会の会報

No.365 2018 新年号

かきゃあ あんたも 登る

日本分光㈱ 名古屋サービスセンター 内田 功一

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 歳を取るにつれて、身体の衰えを感じ始めたり、食事の量が変わっていないのに体重が増えていったり…。これでは駄目だとランニングをしたりスポーツジムに通ったりしましたが長続きせず。そんな中ふと出会ったのがボルダリングでした。

 ボルダリングとは、室内であれば約5m以下の壁に設置されたホールドというブロックのようなものを掴んで登る競技で、指定されたホールドのみを使ってゴールを目指します。2020年東京オリンピックの種目に採用されたり、TVで見かけるようになったりとちょっとずつですが話題になってきています。

 元々登山が好きだったこともあり、ゴールまで登れた時の達成感が似ているからなのか、一気にはまりました。地面にはマットが敷いてあり、球技等のように動き続けることもなく自分の意思で降りられるため、ケガのリスクが少ないことも利点でした(※絶対にケガをしないわけではありません)。最近ではボルダリングができる施設が増えてきて、子供からご年配の方まで幅広い年代の方が楽しまれています。

16_2 ボルダリングといえば室内のイメージが強いかと思いますが、元々はboulder(=巨岩)という言葉から来ている通り自然の岩を登ることを指しているスポーツクライミングの一種です。ジムで登っていると気の合う仲間が増え、必然的に自然の岩の話を聞くことになります。そうすると今度は実際に登れる岩を目指して山に行くようになってしまいます。もちろん室内で登ることよりはるかに危険が増すのですが、リスクを乗り越えて登れた時の達成感は比べものになりません。

 3年ほど続けた結果として、筋肉→つきました。ダイエット→あんまり関係ないかな?ストレス→解消できます。その他→肩こりしなくなりました。自然の岩を登ることまでは誰にでもお勧めできるものではありませんが、運動不足&ストレス解消にいかがでしょうか。