第60回TKK野球大会
優勝は島津製作所チーム
準優勝はオザワ科学チームに決定!!
TKK野球大会委員 岡野 裕史
第60回TKK野球大会を、11月13日(土)に西区洗堰野球場にて初戦・二回戦、続いて二日目は11月20日(土)に西区洗堰野球場及び蛇池野球場にて決勝・準決勝・三位決定戦を行いました。両日とも気持ちいい快晴で風は無く、絶好のスポーツ日和となりました。
開会式には高木理事長より挨拶をいただき、本大会は60回の記念大会であること、野球大会が東海科学機器協会の各会社のメンバー同士が実際に参加するイベントであること、気持ちは若くても、確実に去年よりは年齢を重ねていることから、怪我には十分留意いただき、楽しく交流・親睦を深めてほしいとのご挨拶をいただきました。そして、前回優勝・準優勝のカーク野球部、伊勢久野球部から優勝・準優勝旗の返還が行われ、試合開始となりました。なお、参加チームの皆様には、去年同様各チームごとに応援に来られた方も含め、参加者名簿の作成、事前の検温や体調チェックのご協力いただきました。
二日間とも、順調に試合を行うことができました。今年の決勝戦は、島津製作所野球部とオザワ科学野球部となりました。試合中盤まで島津製作所野球部の圧倒的なリードが続き、このままの流れで決まるのかと思いきや、オザワ科学野球部の猛烈な追い上げがありました。結果として、わずかに届かず島津製作所野球部が逃げ切り勝利となりました。閉会式にて、伊丹副理事長より第60回記念の楯の贈呈が行われました。島津製作所野球部は、2015年54回大会から6年ぶりの優勝、準優勝はオザワ科学野球部、三位はカーク野球部となりました。おめでとうございます。
今年は、新たな試みとして事務局にて撮影させていただいた試合・選手の皆様の写真を試合終了後に参加者メンバーにてインターネットで共有いたしました。野球部の雄姿を綺麗な写真で残していただいたことで、各野球部の活動報告の一環としても活用していただけると考えております。
今年は野球大会の開催日程の事前調整では緊急事態宣言下ということもあり、参加を辞退される野球部もございました。しかし、新たに野球部を創設し参加したチームもありました。来年度の大会については、復活組を含めて大いに盛り上がりを期待したいところでございます。
TKK野球大会は、第61回として新たな一歩となります。実行委員としては一社でも多くの野球部の皆様に参加していただけるよう努めて参ります。各会員企業様に於かれましても、既設・新設含めまして野球部活動の一環としての当協会をご活用いただきたくよろしくお願い申し上げます。
最後に、本大会にエントリーしていただきました野球部の皆様、実行幹事会社として、カーク野球部と伊勢久野球部の皆様、スムーズに試合運営等の配慮いただきありがとうございます。来年の実行幹事会社は、島津製作所野球部と、オザワ科学野球部の皆様となります。何卒よろしくお願いいたします。
最高の一体感でつかんだ6年ぶり快挙
株式会社島津製作所 宮内 謙伍
この度、第60回の節目となる記念すべきTKK野球大会において、優勝という最高の結果を残すことができましたが、これもひとえに、厚いご支援や温かいご声援を下さった皆様のお蔭です。この場をお借りして、心から感謝申し上げます。
島津野球部は島津製作所のメンバーが中心となり、島津グループの方々とともに構成されたチームです。島津グループ内だけでなく、同じ社内でも仕事で一緒になる機会のないメンバーが、この野球部の活動を通し交流し、2週間に一回の練習にて親睦を深めております。しかし、主軸となる島津製作所のメンバーは定期的な異動があるため、メンバーの入れ替えが非常に多いという特徴があります。私自身、6年前に名古屋に新人として配属され今年で5回目のTKK野球大会ですが、入部当時からいた先輩方は片手で数えれる程度です。入れ替わりがあっても私が入部して島津野球部で感じた「未経験者でも、楽しく野球をする」という精神は今でも部員の中に根付いていると感じます。
今回、島津野球部の優勝は6年ぶりですが、優勝以降は準決勝進出までいけても決勝進出は叶わず、ここ2年は1.2回戦敗退が続き辛い時期を過ごしておりました。私自身も優勝した翌年に入部し、3年前から主将を引き継がせていただきましたが、不甲斐なく感じておりました。
そんな島津野球部が今回優勝できたのは、「古い伝統と新しい風の融合」が理由だと思います。これまでの島津野球部を支えてきてくださった方々の想いと、今年新しく島津野球部の一員として戦ったメンバーがうまく化学反応を起こせたのだと感じます。
私が入部した頃から捕手としてチームを支え、初戦ではサヨナラヒットでチームに勢いをつけた日高選手、チームの4番として圧倒的打撃力を発揮した福田選手、神走塁と熱いプレーでチームを鼓舞した前監督の藤原選手、盛り上げのみに徹してくれたいぶし銀の伊東選手らが毎試合チームに勢いと安心をくれたこと。
今年から選手兼監督に就任し、今大会では7割近い出塁率と固い守備で牽引くださった平山選手、全試合に先発し、鋭い打撃と安定した守備を魅せた本政選手、初戦と準決勝を1人で投げ抜いた梅本選手らが、新しい風として活躍してくれたこと。
これら二つのことを優勝という目標に向けて各選手が遺憾無く発揮できたことが、最高の結果をもたらしたのだと思います。どの試合も点数が入れば全員で喜び、エラーをすれば全員で励まし合う、最高の一体感を味わうことができました。「全員野球」で挑み、優勝できたことを、心から嬉しく思います。島津野球部の良さは、野球を通じて年齢も立場も関係なく一丸となれることだと思います。
最後に、TKK大会担当役員の方々にこのような素晴らしい大会をコロナ禍の中開催くださり、厚く御礼申し上げます。今後も大会が続いていくことを心より願っております。
第60回TKK野球大会を終えて
オザワ科学株式会社 野球部 監督 古田 一成
歴史ある大会の第60回という記念大会に於いて、弊社野球部も初の準優勝という過去最高の結果で終えることが出来、部員一同大変嬉しく、また大変光栄に感じております。これもひとえに、まだまだコロナ禍の影響で先行きが見えない状況の中、我々会員会社の野球部員達が年に一度の楽しみとしている大会を予定通り開催して下さったTKKの役員・事務局の皆さま、運営幹事会社の皆さまのご尽力とご支援の賜物だと、改めましてこの場をお借りして心より感謝申し上げます。
今回の大会では、対戦した3チーム全て素晴らしい投手を揃えられており、まだまだ実力が足りていない弊社が正攻法では勝てないと考え、攻撃面では唯一自信のあるチームワークを使って1点づつを重ねる繋ぐ野球を意識して各試合に臨みました。
とりあえず3回、できれば5回、できすぎの7回
株式会社島津製作所 宮内 謙伍
記念すべき第60回TKK野球大会にて、チームとして優勝、個人として最優秀選手を受賞させていただき、誠にありがとうございます。個人的には優勝も個人賞も初めての受賞で大変嬉しく思います。
前述の通り、今大会は私にとって5回目のTKK野球大会となり、初めの3年はピッチャーをメインで出場しておりましたが、ここ2年は肩の調子が芳しくなく、練習でも投げれず、ショートとして試合に出させていただいておりました。個人的な話になりますが、今年6月に父親となったこともあり、今大会を主将としてのラストイヤーと決めて臨ませていただきました。
今大会では、前述の新戦力の躍動もあり6年ぶりの決勝進出をすることができましたが、初戦から一人で投げ抜いてくれた梅本選手も、同日2試合目となる決勝では疲労から投げれそうになく、別の選手が投げる必要が出ました。島津野球部は従来から投手不足に悩まされており、投手経験があるのは日高選手、高野選手と私の3名のみで、準決勝で太ももを痛めた高野選手は出場すら厳しいという状況でした。球威よりも制球力、とりあえず行けるとこまでという事で私が投げさせていただくことになりました。
練習含め2年ぶりに投げるので不安はありましたが、試合が始まってみると心強い守備陣や打撃面のサポートもあり、6回まで7-2とリードした状態で最終回を迎えることができました。しかし、気持ちとは裏腹に回を追うごとに体力は消耗し、肩は限界に近い状態でした。
最終回では制球力が定まらず、四球が続き、取りに行ったストライクを打たれ、5点差あったリードも2点差にまで詰められてしまい、なおも2アウト満塁というピンチを招いてしまいました。これまで何度も島津野球部を敗北へと導いた自滅パターンがみんなの頭をよぎりました。交代すべきポイントだったかもしれませんが、元森総監督をはじめとした「投げ切れ!」「あと一人やぞ!」の声援や、私が入部した頃から野球部を支えてくださった嶋本さんや吉川さん、秋田さん、竹村さんらの顔も浮かび、全員で打ち取ろう、どうなっても投げさせていただこうと覚悟を決めました。最後は少し甘い球でしたがみんなの気持ちと執念で
打ち取ることができ、何とか勝利をつかむことができました。本当に一人の力では投げ切れず、周囲のサポート、声援があって何とか投げ切れたと思います。来年は主将としてではなく、一選手として優勝を目指し、何より今年同様楽しくできればいいなと思います。
最後に本大会を企画、運営していただいた関係者の皆様には、楽しく思い出に残る野球をさせていただき、心から感謝申し上げます。ありがとうございまし
優秀選手賞を受賞して
オザワ科学株式会社 大野 和也
この度第60回TKK野球大会、優秀選手賞を受賞させて頂き誠にありがとうございます。私自身は第50回大会からの出場で初めての個人賞を受賞でき大変嬉しく思います。
また、コロナ禍でありながら大会開催に尽力を尽くして頂きました大会役員の皆様、実行委員会の皆様、そして大会に参加して頂いたチームの皆様に感謝するとともに厚くお礼申し上げます。ありがとうございました。
私自身の最高成績が3位入賞という成績の中、準優勝をする事が出来たのはとても嬉しいかったです。さらにキャプテン、ピッチャーとしてのプレッシャーの中初戦、準決勝、決勝と全てに先発し、準優勝に貢献出来てほっとしております。
初戦の堀場製作所様との試合は7回表終了時点で4-1の3点差と最後の攻撃で3点以上取らないといけない苦しい展開になりました。しかしチーム一同諦めない心で同点に追いつき、あと一歩のところで逆転サヨナラの展開でしたが、堀場製作所様の好投手の前に及ばず、大会ルールに則りじゃんけんでの決着となりました。じゃんけんではその日一番の盛り上がりを見せ、なんとか勝利する事が出来ました。準決勝では昨年準優勝の伊勢久様を大差で倒して勝ち上がってきた名古屋科学機器様との戦いでとても緊張しておりました。初回緊張からかフォアボールが続き、悪い流れがチームメイトにも影響し、フォアボール、エラーとノーアウト満塁の大ピンチに陥りました。しかし、気持ちを切り替えて挑んだところ、0点に抑える事が出来ました。ピンチの後はチャンスありと言う言葉通りその裏に先制をしてその勢いのまま完封で勝つことが出来ました。決勝戦では私の頼みの綱のコントロールが定まらず、フォアボールを出したり、バッター有利のカウントで打たれたりと良い所がありませんでした。私の次を託したピッチャーの六鹿君が粘り強く投げた結果、最終回、あと一歩で同点、逆転でしたが、力及ばず準優勝となりました。
私がこの様な賞や結果を残せたのもチームメイト、監督、応援に駆けつけて頂いた皆様のおかげだと思っております。本当に感謝申し上げます。
来年以降もTKK野球大会が開催できるように運営にかかわる皆様のお力になれるよう日々精進するとともに、優勝目指してチーム一丸となって大会に参加し続けたいと思っております。
繰り返しとなりますが、コロナ禍でありながら大会運営を頂きました関係者の皆様に改めてお礼と感謝申し上げます。