東海科学機器協会の会報

No.290 2002 春号

[ TKK2002年新春懇親会レポート ] 新春懇親会のお招きにあずかり

晃栄産業株式会社 佐藤文雄


2-18
 東海科学機器協会と日本粉体工業技術協会の共催で「第一回名古屋粉体工業展」が開催されて以来、相互の協力関係にあり、かつ本年一月に新春懇親会のお招きにあずかり厚くお礼申し上げます。また、その節にはからずも最初にビンゴの声を上げました晃栄産業の佐藤と申します。今年は幸先良き年になるのではと存じております。また、日本経済もどん底にあり、全ての人々を苦しめ一体どうなるかと考えてみても始まりません。何とか上昇に向けて日本は頑張らなくては……。幸い、日本は物作りの立国であり、技術があり、新しい情報を提供すべく互いに協力し合うことが残された課題と思います。一業種一企業だけでは解決することは難しい。情報のみが先走り、物を作る考えが置き去りになっている世の中ではないでしょうか? 私共は、粉体機器装置の製造に携わる者として、粉体は全ての原点であり今やナノ時代に移りつつある時、いかに超微粉体を作り上げるかということになってきております。形のある物全てが粉体から形成され、人々に潤いを与えています。粉粒体技術はその特性を活かした素材を作り、多くの商品化に繋がっております。協会が掲げる「粉つくり物つくり人つくり」に欠かせないのが各種の測定機器技術ではないでしょうか。光学や医療機器分野では、目的がはっきりしているので最先端をいくが、化学物粉粒体の分野ではさまざまな組み合わせ用途があり、各種の計測も数多くあり、まだまだ開拓の余地があると思います。我々粉体装置機器に携わる者として、計測は欠かせない存在です。粉粒体は「砕く、分ける、混ぜる」という最も重要な役割を担っております。我々は永年の経験と豊富な技術基盤を軸として、信頼される商品を提供してまいりますので、皆様のご助言とお引立てを賜りますようお願い申し上げます。