東海科学機器協会の会報

No.300 2004 春号

[ かきゃ~あんたも ] 古き中国を見た

kakyah3古き中国を見た

東京理化器械(株) 中根忠明


13-18 大都会上海から南東約40km離れた所に朱家角がある。明清時代からの町で白壁と瓦屋根の民家が連なり、小橋と流水の天然風景は昔ながらの江南地方の風景を今に伝えています。
 駐車場に着いて、入場券を買って入る時に他の人たちが自由に出入りをしており、不思議に思い、ガイドさんに質問すると、ここに住んでいる人たちとの回答で、観光客のみ入場券を払い入ることを知り、驚きました。
 白壁で綺麗な通りを進んで行くと、小さい魚を桶で売っており、何だろうと不思議になっていたら、この先の放生橋の上から願いを込めて放つと願い事が叶うと言い伝えられているそうです。
 町並みは狭く、軒先で色々な物が売られていました。特に、名物だそうですが、自家製の粽を売っている店が大半でした。粽はもち米に色々な具が入れてあり卵の黄身もありました。
 朱家角には展示場や神社があり、ゆっくりと見学出来ました。
 とてものどかで、ゆったりとした時間の流れの中で、日頃の慌しさを忘れることが出来ました。
 江南地方ののどかな風景を見て、古き中国を見た気がしました。
13-21