東海科学機器協会の会報

No.309 2006 新年号

時代の確かな継承と更なる発展のために

東海科学機器協会二世会JET会長 伊丹勝司
(壽工業株式会社)


14_014彼会員の皆様ならびにJETの皆様、新年あけましておめでとうございます。
2005年は、中部国際空港開港、愛・地球博開催とビッグプロジェクトが目白押しで大変活気のある年となりました。東海地区の消費活動が日本全体を刺激したようです。金融機関も立ち直り、株式市場も勢いを取り戻しました。
そんな中、2005年10月には「全国各地区二世会代表の座談会」が開催されました。東海地区の好況振りとは裏腹に、他地区の科学機器協会ではまだまだ厳しい状況が続いているとのお話でした。当地区においてもプロジェクト頼みの経済活動だけでは、本来の強い「中部」復活とはなりません。
我々二世会の役割は、時代の確かな継承と更なる発展にあります。そのために勉強会を中心とした毎年の活動を行っています。その学んでいく課題も日々変化すべきでありましょう。日本を代表する大企業ですらこれまでの経営手法が通用せず、変化に対応出来ないままに淘汰されていく時代です。市場は、常に新しい経営デザインを構築するよう迫っています。そして、今や世界と繋がることを求めています。この好況時こそ変化のチャンスと捉え、その準備と勉強を本年もしっかり行いたいと考えています。