東海科学機器協会の会報

No.314 2007 新年号

[ 会員だより ] 私の趣味・オペラの魅力について

コフロック(株)名古屋オフィス 西 祥濃


 平成18年10月1日、愛知県芸術劇場にてオペラ「ボエーム」の幕が下りた。今回は斬新な舞台装置、素晴しい演出と出演者に恵まれて楽しい演奏だった…。14_018 オペラとは、イタリア語で「作品」という意味です。クラシック音楽では「作品番号」と訳されるラテン語「オプス」の複数形が語源で、文字通り諸芸術の融合です。音楽、演劇、舞踏、文学、服飾、ヴィジュアルアート等々、人間が作り出すありとあらゆる芸術を網羅し、短い時間に蕩尽するのですから、これほど贅沢なものはないでしょう。オペラが究極のエンタテインメントと言われる所以です。
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 私が愛知県文化振興事業団等主催のオペラや声楽コンサートに出演するようになって、はや9年になるでしょうか。私がオペラとかかわりを持つことになったきっかけは、当時の新聞で見た出演者オーディション開催の記事でした。当時の私は合唱経験こそあれ、オペラなどは見たこともありませんでした。厳しいオーディションになぜか合格し(受験で私の前後の3人も不合格だったからかなり厳しかったらしい)、オペラは鑑賞するよりも先に出演となったのです。
14_05 最初に出演したのはオペラブッファ(喜歌劇)でロッシーニの「セビリアの理髪師」。演技し、踊りをしながら歌うのも初めてでしたが、それ以前にメークが初めてで苦労しました。出演回数を重ねるうちにメーク技術は向上し、今では化粧品売り場に平然と道具を物色できるようになりました。ハタから見ると、「あの人はMr.レディ」かも。(笑)
14_06 参加は合唱とは言え、毎回オーディションで決定されます。合格者の男声は半数、女声はほぼ100%が音大声楽科出身者又は現役学生で占められます。
 オペラの内容は、恋愛、不倫、裏切り、殺人、戦争、魔物、実話を脚本化したもの~空想までさまざまで、悲劇から喜劇、深く考えても難解なものから単純明快なお笑いドタバタまであります。
14_07練習は演技まで入るので大変厳しいものですが、大勢のスタッフで作り上げる芸術に参加できるという喜びがあります。2005年は愛知万博記念で初演の「白鳥」がNHKBsで全国放送されました。その他出演したオペラは「椿姫」「蝶々婦人」「忠臣蔵」等々をはじめ、オペラゴージャスガラ・コンサート(オペラの名場面抜粋でオケ、衣装・演出付き)などにも出演しました。最近では声楽家(バリトン)永友先生の門下生となり更なる上質な声楽習得を目指すと共に、新たに声楽アンサンブルにも参加を始めており、活躍の場を広げております。
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