[ 年頭所感2009 ] 2009年を迎えて
東海科学機器協会理事
各務隆弘 朝日テクニグラス株式会社
新年おめでとうございます。昨年はTKK役員人事の更改もあり、諸行事も会員の皆様の積極的な参加で大いに盛況となりました事を先ずは御礼申し上げます。
今年は混沌とした年の幕開けながら、それでも新春はいつものように四季の始まりの春を愛で、心新たに迎えたいものです。昨年来の経済の変貌は未曾有の歴史ともいえ、当然ながらそれが世界に連動する事を再認識した次第です。欧州ではマルクスの著書「資本論」が今や大売れとか聞けば、あらためて資本主義が予期せず辿りつくのは結局社会主義もどきなのかと一瞬の錯誤に見舞われたりもします。
経済活動は今や人、モノ、金ではなく、グローバルな時間、空間、知識といわれます。そして四季が移ろうように景気は必ず循環する事も歴史が証明しております。化学反応は温度がより高ければその動きを加速する一面があります。一方で近年はより低い温度で安定した精緻な反応による創薬研究が競われています。私はこの一年、低温の中で次の循環に備える様々な貯えと試みに注力するつもりです。
さてTKK会員の皆様方には、本年どのような抱負をおもちでしょうか。
今年も会員諸氏の健闘と、引き続きTKKへのご支援ご協力をお願い申し上げます。