〔年頭所感2010〕 2010年新年にあたり
東海科学機器協会監事
宮木康光 株式会社栄屋理化
会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年は、政権交代もあり何かと変化の多い一年でありました。本年は、どんな年になるかまだまだ先行きに不透明感があります。我々の業界も過去に例のないくらい厳しい環境に置かれています。昨年の事業仕分けで「なぜ世界第1位でなければいけないのですか、なぜ2位ではいけないんですか」のような発言がありましたが、技術立国を掲げるわが国ではやはりこれらインフラの整備と若い人材の登用が不可欠のように思います。そういう意味では、我々業界の存在意義はまだまだあると感じます。流れに掉さすということわざがありますが、その昔、船の船頭さんが水の流れに棹をさして、その流れを上手く利用して船を動かしたことから由来しています。すなわち、物事が順調にすすむこと、時代の流れに乗って勢いがついていることを表す言葉です。流れを止めたり、逆らったりと言う意味ではありません。私は、流れを止める意味であると思い込んでいました。流れに掉さすように、いかに効率よく環境に柔軟な対応をし経営をしていけばいいのかを考えなくてはなりません。大変厳しい事業環境ではありますが、「朝の来ない夜はない」を信じ頑張らなければならないと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。