東海科学機器協会の会報

No.329 2010 新年号

〔年頭所感2010〕 TKK新年ご挨拶

東海科学機器協会理事
八代 智  株式会社島津製作所


5-28

 明けましておめでとうございます。
 新年にあたり、ご挨拶を申し上げます。
 昨年は、平成20年秋に発生した米国を中心とした金融市場縮小影響を強く受けた年でした。昨年秋以降、市況は少々回復している感じを受けていますが、平成20年以前の市況には大きく及ばない厳しい状況です。市況回復後は、米英国が主導してきた金融経済に替わり実体経済が中心になるとの予測があります。世界経済を牽引してきた米国が消費大国ではなくなる懸念がある状況での営業活動では、業績の維持・向上のために新製品や新規事業開発あるいは振興市場開拓に一層注力されるお客様の課題に対する解決力の強化(ソリューション活動強化)が重要になります。また、自治体や公立研究機関及び大学も政権交代を受けて、従来の業務内容見直し機運が高まっています。つまり、お客様の業績向上のためにお役に立つことに一層取り組む必要があります。
 平成21年4月、会員各社のご協力で成功したTKK主催の最新科学機器展などに続き、会員各社のソリューション活動強化のお役に立つことができますように、着実に活動を行いたいと思います。今年もよろしくお願い申し上げます。