東海科学機器協会の会報

No.341 2012 夏号

第22回最新科学機器展

第22回最新科学機器展

第22回最新科学機器展 実行委員長 八神 基


第22回最新科学機器展 展示会レポート
三年に一度開催してきた最新科学機器展は今回で22回目となりました。昨年始めより準備委員会を立ち上げて進めてまいりました。今回の実行委員のメンバーは、副委員長にTKK理事で島津製作所の八代さん、委員には同理事で日立ハイテクノロジーズの古米さん・堀場製作所の米田さん(前任は中園さん)、実行委員にはアズワンの奥田さん・エスペックの石橋さん・ヤマト科学の中川さんでした。
昨年3月の東日本大震災を受け開催が危ぶまれ、ことに出展社およびコマ数が開催に必要なだけ集められるか心配でした。結果はコマ数で前回を上回ることが出来ました。最終コマ数は前回より2コマ増加の197コマとなり、出展者数では18社マイナスの140社で開催に漕ぎ着けることができTKK役員一同ホッといたしました。
今回も共同主催として(社)愛知県計量連合会による第10回計量計測総合展、それに今回初めて再生可能エネルギー協議会からの第1回再生可能エネルギー展名古屋が加わって、3団体での主催となりました。ことに、再生可能エネルギー展は時節柄、大変に関心が高くコマ数の増加・マスメディアからの注目度アップに貢献していただきました。また今回から新たに一般社団法人として衣替えした日本科学機器協会が“特別協力”としてサポートに回っていただきました。
展示会の報告は実行委員の皆さまからのレポートにお譲りし、それ以外の事項です。

第22回最新科学機器展 展示会レポート

第22回最新科学機器展 展示会レポート

①開会式およびレセプションへのご出席のため、前夜より名古屋へ入られた方々と一席設けました。会場は名古屋の味3つ(赤味噌・名古屋コーチン・きしめん)が一度で“楽”しめるから「楽」?にて。日本科学機器協会の矢澤会長・各地区理事長・フジサンケイビジネスアイ縣社長に対しご来名に感謝申し上げ、また各種情報も交わされて有意義なひと時でした。
②今回の展示会で、先に発行済みの「科学機器総覧」および「サイエンスガイド」の提供がありました。“エッ二冊も!”重たくて、相当冊数が渡せずに残ってしまうのではないかと危惧いたしましたが、TKK二世会JETやフジサンケイビジネスアイさん達の絶叫に近いアナウンスのおかげで、最終日の終了時を待たずして全数が捌けました。ありがとうございました。
③主催者の控え室には、東京協会始め、各地区からの方々がお顔をお出しになり、旧交を温め合ったり、情報交換と賑やかな花が咲いていました。
④展示会に併設の各種講習会やセミナーはそのいずれもが盛況裡に終了となりました。参加者は延べ1167名に上りました。講師の人数も過去最高の30名に上りました。
⑤最後に肝心の来場者の推移です。3年前の第21回から来場者数のカウントを厳格化いたしています。第20回までは来場者数2万4千名~3万名と表示していましたが、実登録者数でカウントするようになった前回との比較では、3日間合計で18,775名と前回の18,695名と並ぶ好成績でした。最新科学機器展の特徴は他地区でのこの種の展示会に比べ、エンドユーザーの来場が多いことです。最終の報告ではその数を開示いたします。

最終日は少し雨模様でしたが、総じて天候にも恵まれ無事に3日間の展示会を終了できましたことはTKK会員会社各位のご協力の賜物と感謝申し上げまして、この度のご報告といたします。