東海科学機器協会の会報

No.341 2012 夏号

第59回定時総会

東海科学機器協会 第59回定時総会開催報告

東海科学機器協会副理事長 八神 基

総会_新役員の紹介
去る5月8日(火)、名古屋ガーデンパレスホテルにおいて第59回TKK定時総会が開催されました。前回と比べ出席者は1名減の48名、委任状による出席者44名を加え、合計92名となり、会員総数104名ですから88.5%の出席率でした。
定刻の午後5時、開会の宣言が司会者よりあり、次いで岡野理事長が登壇され、特にこの4月に発足した一般社団法人日本科学機器協会に触れたお話の後、恒例より五行歌で締められる力強いご挨拶をいただきました。直ちに議事の審議に入るため、定款に従い理事長が議長となり、まず議事録署名人の指名があり、昭和理化の山岸社長さま・サイエンス商会の中村社長さまに議場の賛成多数をもってお願いしました。次いで各務理事より定足数を満たしており本会の成立が宣言されました。ただちに議事に入り、第一号議案から第五号議案に亘り、八神・木下両副理事長からそれぞれ報告と提議があり、議長による採決提議の結果すべての議案が承認可決され、円滑に総会が進行しました。

第一号議案は平成23年度の事業報告で、この一年間の協会活動を振り返りながらの詳細な説明で報告があり、協会の諸活動につき異議なく賛成を得ました。当期初めの第58回定時総会は昨年3月の東日本大震災の被災を受け、総会後の懇親会は取り止めてその費用の一部を義捐金へ充てることとしました。会員会社社員さんを対象とする厚生事業の開催報告のうち、ゴルフ大会は年を追うごとに参加者数が減少傾向であることから一旦中止として、今後はTKKの周年行事の中で行なう旨報告がありました。毎夏にファミリーイベントとして開催する名古屋港水族館見学会と、毎冬のボーリング大会は大勢の社員さんの参加を得て当期も大好評でした。入退会の報告では新規入会は無し、退会は1社で結果104社となりました。総会の当日に新たに1社のご入会をいただいた旨報告があり、引き続き会員の増強につき出席者へお願いがありました。

第二号議案は平成23年度の収支報告で、当期での事業活動に係わるお金の出入り・遣り繰りにつき収支計算書に基づき報告が行なわれました。収支計算および財産目録の報告の後、監事を代表して伊丹監事から監査報告をいただいた上で議場に諮ったところ、原案通り異議無く承認可決されました。
第三号議案は新年度の事業計画案で、13項目に亘る事業内容の説明があり、とりわけTKKの創立60周年を次年度に控え、年度内に周年行事の計画立案を進めることとなります。従来の事業に加えて会員の皆さまの積極的な参加を期待しつつ提議され、議場からの賛同を得て原案通り承認可決されました。

第59回定時総会

第四号議案は平成22年度の収支予算で、新年度の事業計画を実行するための予算付けです。原案通りで承認を受け可決されました。なお、文字ミスの指摘に従い、支出の部の最上段に記載の「連合会費」は「日科協会費」へと修正がありました。
第五号議案は任期満了に伴う役員改選の件でした。第53回定時総会より改めました役員の選出方式に従い、まず信任投票の結果について名古屋医理科商会の服部社長さま・アズワンの奥田支店長さまより、信任投票中「否」は無かったとのご報告を受けた後、予め会員へ送達されていた役員案の承認を議場で求めたところ、全員異議なく承認可決されました。ここで一旦休会に入り、この間に新たに選任された15名の役員で臨時役員会が開催されました。理事長以下の役員構成が互選により可決されたのを受け総会を再開し、岡野理事長より各役員の紹介があり、これにて全議案の審議を無事に結ぶことができました。
閉会のことばを各務理事よりいただき、総会は遅滞無く午後5時45分に終了いたしました。なお、当総会終結の時をもって退任された竹田理事はTKKの理事および副理事長として32年の長きに亘ってお勤めいただいたご功労に報いるため、総会の議場にて表彰を受けられ、今後とも相談役としてTKKへのご指導をお願いすることとなりました。
総会終了後、この場を借りて恒例となっていますTKK・東海科学機器二世会=JETの活動報告および今期の計画が副会長の飯田さんから発言がありました。このJETは当協会に加盟する会員会社の経営後継者および予定者による同志的結合体で、先々にはTKKの核となることを期待されている人々の勉強の場です。TKKの未来のためにも有資格者がいらっしゃいましたら是非お声掛けください。
今回の総会はご出席のみなさまのご協力により、時間どおりにきっかりと進めることができました。深く感謝申し上げまして第59回の定時総会の報告を締めさせていただきます。

第59回定時総会信認投票の開票結果の報告の様子