会員だより 考える野球がおもしろい
東亜ディーケーケー㈱ 名古屋営業所 榊原昭仁
私の父が愛知県高校野球連盟の審判をやっていたこともあり、子供の頃からスポーツと言えば野球に携わってきた。少年野球、高校野球、大学準硬式野球、そして疲れ気味ではあるが今でも草野球の現役選手として2〜3週間に1度のペースで試合を行っている。ただ野球が本当におもしろいと感じるようになったのは今の草野球チームに所属して10年ほど前からキャッチャーを任されるようになってからである。
キャッチャーは球をとるだけが仕事ではない。今日のピッチャーの状態を把握して、各打席に立つ相手選手の癖やどういった配球をすればバッターを打ち取れそうかを瞬時に考えてピッチャーへサインを送る。このクラスのレベルともなると例え130km/hの直球をピッチャーが投げたとしても3球とも同じコースへ投げていてはバッターを打ちとるのは難しいものです。そう、直球いっぺんとうではダメなのである。ここで生きてくるはチェンジアップのような遅い球やカーブ、シュートなどの変化球である。もちろんコースも大事である。うちのピッチャーはコントロールが良いので私がどういった配球を組み立てるかにより試合の勝ち負けにも大きく関わってくる。この配球の組み立ては野球の試合の時以外でも日頃からよく考えることがあるくらいだ。思ったようにバッターを打ちとることができればとても快感である。一方で自信もって出したサインで打たれると配球について反省をする。こういった繰り返しにより常に考える野球ができるようになったことが本当におもしろいのである。あとはキャッチングの仕方も考えている。ピッチャーの球をとるにしてもミットのよい位置で球をキャッチングをしないと「ピシッ」っといったよい音がでない。よい音を立ててキャッチングをするとピッチャーも自然とのってくる。また私にとってもこういった音をたててキャッチングすることはなんとも快感なのである。
最近は雨で試合日程がながれてしまっている。試合の期間があいてくると日頃において無性にキャッチボールをしたくなることがある。そういった時には小学3年生の息子を誘うが、今ひとつノリは悪い。残念ながらあまり野球は好きでないようである。この東海科学機器協会も1回/年の野球大会があるが私はよくT社様やS社様の助っ人として参加させていただいている。今のところ協会には野球でしか馴染みはないので他の行事においても積極的に参加させていただき貢献していきたいと思う!