科学機器とは
わが国が今日の高度成長を成し遂げた要因のひとつには、科学技術の振興が挙げられます。
先人が資源の乏しい中、加工産業に活路を見出し、人的資源を最大限に利用しようとしたことは、唯一の選択であり、科学技術創造立国の礎を築いたといえるでしょう。理科系の教育に多大な力を入れたのです。
ところが、お手本となるべき教材の多くは、欧米諸国からの輸入に頼り、しかも予算が限られていました。当初は、国内の業者がそのような海外の教材を修理することから、科学技術が蓄積されてきました。たとえば、理化学ガラスはランプの「ホヤ」から発展しました。「フラスコ」や「ビーカー」、「顕微鏡」なども、このような背景があります。一方高度な教育を受けた人材が産業界に輩出され、科学技術の視野が広がってきました。
昨今は、先進国に追いつけ追い越せを合言葉にしたキャッチアップ型の時代は終わりを告げ、フロントランナー型の時代へと移り変わってきました。
このような時代にあって、科学機器業界には、フラスコから原子の構造分析にいたるまで、きわめて広範囲なフィールドで貢献できる人材と技術力が求められています。科学機器業界の発展がなければ、創造的な研究機関は難しくなっているともいえるでしょう。言葉を変えれば、科学機器協会は、研究開発支援産業として、広く社会に貢献しています。
運営方針
東海地区をとりまく環境は名古屋大学、三重大学、岐阜大学等、名古屋東部丘陵、鈴鹿山麓 東濃各研究学園都市構想があり、名古屋工業技術研究所を初め分子科学、基礎生物学、生理学各国立研究所を有する夥しい研究開発地域であります。その上製造業では輸送機、航空宇宙産業、セラミックス等日本一の出荷額をほこっております。
その中にありまして、研究開発支援産業としての役割は大きいものと考えております。
しかも産業空洞化がすすみ、厳しい状況はあるものの会員相互の親睦とその仕事を通じて人材の育成に努めてまいります。
事業活動
総 会 | 定時総会 |
表 彰 | 優良社員表彰式 |
展示会 | 最新科学機器展の開催(3年に1度) |
広 報 | TKK会報を発行 |
講演会及研修会 | その都度開催 |
福利厚生 | ゴルフ大会 野球大会 ファミリーイベント ボーリング大会 旅行 |